こんにちは。
株式会社ティラノ【プロデュース部の 古い建物大好き】西村です。
ドラッグストアの店頭で見られる販促ツールを紹介していくこのシリーズ第2回目の今回は帯POPを紹介していきたいと思います。
帯POPとは、棚に展開して商品やコーナーを訴求するPOP、つまり棚を装飾するPOPと言う事ができます。
種類は横と縦の2種類があり、設置箇所によって、どちらか片方のみの展開か、あるいは縦横の帯を一緒に展開することもあります。 縦帯は原則2本1セットで、商品等を挟むようにしてゾーニングすることが多いです。
素材には少し厚い洋紙のコート135kgという紙を使用することが多いですが、W900mmなどの大きなサイズになるともう少し強度が必要になるため、310gほどの比較的厚みのあるカード紙を用います。
そのような用紙を使用する帯POPにはPP加工を施すことが一般的です。PP加工を施すことで耐久性をアップさせることができ、長く使用することが出来るようになります。
※PP加工とは 表面加工の一種で、紙にフィルムを貼り合わせることで光沢を出し、同時に耐久性を高めることができる加工方法です。
POPは形状やサイズはもちろんデザインが重要となってきますが、帯POPは幅が限られているということもあり、文言が主な要素で、PKGやイラストが入っていないものも多く見られます。
ここで帯POPの展開イメージを見てみましょう。
帯POPがある商品とない商品では消費者への与える印象がかなり異なりますね。
左のように縦帯2本のみを展開しても充分消費者へアピールすることができますが、右のように横帯×1と縦帯×2で上と左右で商品を囲んでゾーニングすれば、さらに商品を目立たせることができます。2〜3フェイスを囲むことが出来れば、商品単体の訴求だけでなく、コーナー感を演出することもできますね。
上記のように定番やエンド棚に展開してもいいのですが、縦帯をサイドネット什器の横につけてもOK!またアーチ状にした横帯を一緒に設置することで什器を更に装飾することができます。
帯POPは細く小さなツールですが、それゆえに省スペースに展開でき、消費者を誘導することが可能です。さらに、縦横で展開出来ればコーナーをかなり目立たせることが可能となる、非常に便利で効果的なツールと言えるでしょう。
このような帯POPをぜひ使用して商品を訴求してみてはいかがでしょうか?
「ドラッグストアてんとうむし」を運営する、株式会社ティラノは前回ご紹介したトップボードだけではなく、もちろん帯POPの制作も行っております。
20年を超えるSPツール制作で培ってきたノウハウをもとに、店頭販促のプロがその用途にあった仕様をご提案致します。
多くのデザイナーが所属しているため、手書き風のインパクトのあるイラストから、化粧品のようなきれい系のイラストまで、ご要望に沿った幅広いテイストにご対応可能です。
お客様のご要望に沿ったツールをデザインから印刷までまとめて一括でご提案致します。もちろん「いつもお願いしているところがあるから印刷(orデザイン)だけ」といったご要望でもOK
「展示会用に1枚だけで安く作れないかな」「展開店舗が少ないから小ロットで充分」といったご要望もおまかせください。 社内にオンデマンド設備を備えているので小ロットでもお安い単価でご提供可能です。
株式会社ティラノ プロデュース部 西村
寒い冬がジワジワ終わりを見せてきて
最近は春の香りがする日が増えてきましたね✿
そろそろ売り場で接客する際も防寒着が必要なくなる気温です!
春といえば別れの季節・・・・
長らくお付き合いいただきましたコツコツ陳列のコツも
今回が最終回になります!
今回は最終回にふさわしく、
いままでの記事の中からこれはぜひ!!という陳列テクニックを
初級・中級・上級に分けてご紹介していきますよ!
〜〜初級編【★☆☆】〜〜
■連載第4回目「前進陳列~『品薄』『雑然』を吹き飛ばせ!~」より商品の前出しについて
https://www.10-10-64.com/know/know-sec05/3616/
簡単!なのにやるだけで売り場が全然違って見える商品の前出しについてご紹介した記事でした!
商品の前出しは働き始めて一番始めに任されることの多い作業ではないでしょうか?
一番始めに任される作業なだけに意外と前出しをする理由が抜けがちです!
なれてきた今だからこそ見直すのも面白いかも?
〜〜中級編【★★☆】〜〜
■連載第6回目「ミスマッチ陳列に注意! 陳列の並びに注意しよう。」よりミスマッチ陳列について
https://www.10-10-64.com/know/know-sec05/10570/
もしかしたら気が付かないうちにやっている!?
そんなミスマッチ陳列についてご紹介した記事でした!
商品の入れ替えが多い季節今の季節に意外と起こりがちなんです。
「この棚の商品、棚替えで棚落ちしちゃうしもったいないからこっちの棚に置いちゃお〜」
軽い気持ちで隣においてみたらお客様にとって嫌な商品の並びになってしまっていること意外とあるんです!
特に駅ナカや都心の店舗などの、売場が小さいところにいろんなカテゴリの商品を取り扱っている店舗は要注意です!
いい感じの隙間を埋めたらミスマッチな陳列になっていた!なんてこともしばしば。
棚替えのある今だからこそもう一度おさらいしたいテクニックです。
〜〜上級編【★★★】〜〜
■連載第11回「什器なしでもOK!?段ボールカット陳列で売場を有効に使おう♪」より段ボール陳列について
https://www.10-10-64.com/know/know-sec05/16326/
上級編はちょっとスキルが必要な段ボールを使った陳列方法です!
もちろん作り方さえ知っていれば誰も簡単に陳列できちゃいますので自信がない人もご安心ください!
商品が入ってきた段ボールをカットしてそのまま並べて売り場を作れる陳列テクニックです。
売り場が広い店舗では特に効果的な陳列方法なのでこの機会にもう一度おさらいしましょう!
カットするだけでももちろんバッチリですが
売り場によってアレンジしたり目立たせたりとアレンジできるのもこの陳列のおすすめポイントです。
画用紙や不織布など店舗の備品であるものを使って装飾ができるので
ぜひチャレンジしてみてください♫
〜〜番外編【玄人向けテクニック】〜〜
■連載第9回「季節や天気を意識した陳列で、売り場にメリハリ」より日による陳列方法の変化
https://www.10-10-64.com/know/know-sec05/14660/
陳列の基礎を学び、売り場におけるプロ、玄人店員の域に達した者だけに与えられる能力・・・・
そう、天候・季節に合わせて売り場を変える、お天気別陳列です。
その日の気温、天気、シーズンによって最適な売り場を見抜くことができる、
いわばドラッグストア店員界の神と呼べる存在・・・・・・
ではないんですが!笑
お天気や季節によってお客さんが買いたくなる売り場を作ることで
いつも以上の売上アップが期待できる陳列方法なんです!
大きく売り場を変えることは手間になってしまいますが、
入り口に並べる商品を少し変えるだけでも売上がかなり変わってきますので
陳列の基礎をマスターした方はぜひ試して見てくださいね!
というわけで今回は総集編をお送り致しました。
皆様約3年半、お付き合いいただきましてありがとうございました!
ご紹介したテクニックが少しでも皆様の参考になると嬉しいです!
またどこかでお会いしましょう♫
こんにちは!
すっかり気温が下がって冬本番ですね。
お店の扉が開閉するたびに震える季節です…
体調を崩さないようにしっかり防寒して業務にあたってくださいね!
今回は年末の特売品や売れ筋商品に使える陳列を紹介していきます♪
年末に向けて送り込みや企画品が増えてくると
カゴやオリコンに商品をガサッといれて売り場に並べることがありますよね。
特に日用品やお菓子などは品数も多く、棚には並べきれないので
カゴやオリコンの島ができがちです。
一気に楽に陳列できるのは魅力的なのですが
商品が売れて数が少なくなっていくに連れて
「スカスカでちょっと売り場が汚くみえるかも?」
という経験はありませんか?
そんなときにおすすめなのがジャンブル陳列です。
売り切りたい商品や少ない数でも目立たせたい推し商品、
形状が不安定で置きづらい商品に向いている陳列方法です!
やり方はカンタンです☆
こんにちは!
一気に気温が下がってお店の制服も
半袖で行こうか長袖で行こうか迷ってしまう時期ですね。
お客さんはもちろん、スタッフ内でも
体調を崩す方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は薬と一緒に併売が期待できる
マスクや除菌アイテムなど細かい商品を効率的に陳列できる
陳列方法をご紹介していきますよ!
どんなお店でも必ずある、お店の柱。
実は棚と棚の間や、売り場の真ん中に柱が来ることで、
端の棚から始まって次の棚を順番に見ていく、
というリズムが切れてしまい途中でお客さんが違う場所を見に行ってしまう
という事態が起こりやすくなってしまいます。
「順番に見てもらえればこの商品、絶対買ってもらえたのに・・・・」
という事態を避けるために効果的な陳列が「柱スペース陳列」です。
柱スペースは広くて大きいスペースの確保が簡単にできるので
上手く使うとかなり有効的な売り場空間にすることができます。
こんにちは!
ついに梅雨入りが発表されましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
まだ6月ですが、すでに暑い日が続いていてレジ中など熱くて大変かと思いますが
しっかり水分補給しつつ頑張りましょう!
暑くなってくると涼しくなる夕方以降はだんだん混むようになってきます。
混んでいて品出しが追いつかない…
そんな皆さんにフェイシングについてご紹介していきます!
売り場には本社から送り込まれてきた商品や、
お客さんから頼まれて取り扱うようになった商品など
色々な商品が並んでいますよね。
ですが、すべての商品が均等に売れている訳ではなく、
どうしてもなかなか売れない商品もあります。
売り場でよく売れる商品のことを「売れ筋」、
なかなか売れない動かない商品のことを「死に筋」と分類していて、
「死に筋」商品が棚にいつまでもあると
「売れ筋」商品を置けるスペースが少なくなってしまい、
陳列数が少なくなるため品出しの回数が増えてしまいます。
特に忙しい夕方などは品出しが追いつかず品切れ状態になってしまい、
「買いたいのに商品がなくて買えない…」というお客さんもいるかと思います。
そんな販売のチャンスを逃さないためにも、「死に筋」商品の陳列スペースを狭くして
「売れ筋」商品のフェイスを多くとることが重要になります!
「売れ筋」商品のフェイスが少なく、品切れが続くと
お店全体の品薄感が目立ってしまい、商品の魅力も下がってしまいます。
その時々の売れ行きに応じてこまめにフェイシングをすることで商品の魅力を
しっかり伝えることができる売り場になりますよ♪
というわけで今回は陳列量を調整して売り場を魅力的にする、
「フェイシング陳列」についてでした!
じめじめする梅雨で気分が下がりがちですが、
素敵な売り場演出でお客様を迎えていきましょうね♪
桜も散り初め、すっかり春の陽気ですね!
春といえば別れと出会いの季節…
新しいことをするにはもってこいですね♪♪
「何か売場で新しいことがしてみたいな・・・」
と思っている方に今回はぴったりな陳列方法をご紹介致します!
「プロモーション横やレジ横など、什器やオリコンはないけど
スペースが空いているし、なにか有効活用できないかしら・・・」
そんな風に感じたことはありませんか?
そんな時におすすめなのは納品時の段ボールを使った陳列方法です。
お金がかからない身近な素材でできる+手軽にお買得感を出すことができるので、楽ちんなのにとっても効果的な陳列方法です。
やり方はとっても簡単♪
寒い毎日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒いけどなんとなく暖かい・・・そんな春が近づいている空気ですね♪
今回はそんな季節を表現するのにぴったりな陳列テクニックをご紹介致します!
ドラッグストアやホームセンターなどの売り場に行くと、なんとなく
その時の季節に会った雰囲気があるな〜と感じることはありませんか?
実はそれもひとつの陳列テクニックなんです!
売場で「季節感」を出していくことでお客様に季節商品の提案や、
今までなんとなくフィーチャーされていなかった商品が売れるきっかけになるため
とっても大事なポイントになってきます。
。◯(でもどうやって「季節感」を売場で出していくの・・・?)
と思っているそんなあなたに分かりやすく解説していきます!
まず1番分かりやすく簡単に「季節感」を表現できるものは「色=カラー」です。
下記の図が“人が季節感を感じる”色の表です。
あっという間に2016年も終わりですね…!
最近寒い日が続き、ノロやインフルエンザが流行っていますが皆さん体調など崩されていないでしょうか?
今回は季節やお天気を味方につけることができる陳列について解説していきたいと思います!
まずはお天気を考えた陳列についてです。
毎日変わるお天気ですが、晴れの日と雨の日ではお客様が求めている商品が違います。
お客様が来店しやすい。
かさばる大きいものも持って帰りやすいので売れる。
お客様の来店率が低い。
雨関連の商品が売れる。
このようにお天気ひとつとっても売れる商品は全く違うんです!
晴れの日には入り口に紙類や日用雑貨を出して展開する。
雨の日には入り口に傘売り場を持ってくる。横に関連商品として防水スプレー、レインコートなどを並べる。
ということを徹底することでお客様とっても求めているものを見つけやすい売れる売り場になります。
定番の棚でも一緒に並べて展開するとより効果的ですよ〜!
次に意識するポイントは、季節を考えた陳列についてです!
季節によってもお客様が求めている商品は変わってきます。
1年を大きく2つに分けて売れる商品をあげると下記のようになります。
・ビール、清涼飲料
・レジャー用品
・紫外線対策用品
・鍋物関連の商品
・寒さ対策商品(カイロなど)
・風邪関連商品
同じ商品でも気温の変化によって売れ行きは大きく変わります。
これらを意識して展開するとメリハリのあるお客様に寄り添った売場づくりになりますよ!
日々の展開はもちろん、お天気と季節、両方を意識した展開にすると
よりお客様にもお店にも嬉しい売り場になります。
是非お店で実践してみて下さい!
というわけで今回はお天気別陳列についてでした♪
2017年もよろしくお願い致します!
今回は陳列を考える上でとても参考になる人の目線を考えた陳列について解説していきます!
お客様が棚の前に立ったとき1番立ち止まる確率が高いのはどこか? 普段自分が買い物をする際の行動を思い返してみて下さい。 棚が一望できる真ん中部分で立ち止まることが多くありませんか?? 店の前で行ったり来たりしなくても良いよう、お客様は真ん中にストレスなく立ち止まることが多いんです! また、人の視線は左→右、上→下、に流れる傾向があるため、実は下記のような順番で商品を見ています。 目の動きが左上から始まって右下に流れるので、「Zの法則」と呼ばれています。 ポイントは「人の立つ場所」「Zの法則」の2点です! 目線の動きが分かったらどうなるの?と思った方。次の項目に進みましょう。
では「人の立つ場所」と「Zの法則」を意識して実際に商品を陳列してみましょう! 売り場の商品で考えるとこのような商品配置がベストです。
こんにちは。えいひれ次郎です。
前回キャッチコピーについてご紹介しましたが、今回は、おなじみの「流通比較シリーズ!!!」です!!
ご紹介するのは「北野エース」。
首都圏・関西圏を中心に78店舗(2016年8月25日時点)を展開するスーパーです。
北野エースの特徴は、「品揃えの豊富さ」です。
カレーは何と約500種類!!!!!!
名物「カレー本棚」は圧巻です笑
他にも、味噌は約90種類・醤油は約150種類、ドレッシングは約170種類など、一般的なスーパーでは考えられないほどの種類が揃っているんです。
店舗がある立地や環境・周辺に暮らす人達の文化や、生活スタイルに合った商品を豊富に揃えているので、1つとして同じ店がないんです。
たとえ一個でも「ほしい」というお客様の声に応える売り場づくりを進めているそう。
こだわりの商品が多く並ぶ店内には、POPも沢山設置されており、読んでもらう為の工夫として、脱力感のあるコピーやタッチが多用されています。
それでは、POPに注目してみましょう。
みなさま、こんにちは。十文字誠です。
今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐるヒントや売り場作りの情報をお送りいたします。
9月になり、ピークは過ぎたとはいえ、まだまだ暑い季節が続きますね。
そんな暑い中、流行りのポケモンGOのために街中へ繰り出し足を酷使された方も多いのではないでしょうか。
実は私も流行りものにはめっぽう弱く、普段あまり歩かないからかポケモンGOによって足を痛めた一人です。流行りのポケモンGOに乗らなくても足のトラブルに悩む方は結構多いのが現実。
今回は足元ケアと称して、足のトラブル解消商品でクロスMDを考えてみたいと思います。
足のトラブルといえば何といっても水虫でしょうか。
男性に多いと思われがちな水虫ですが、実際には男女比は5対5。男女関係なくかかる病気なんです。
カビの一種の白癬菌(ハクセンキン)が皮膚の角質層に寄生して起こるのが水虫で、靴や靴下を履いて足が蒸れ高温多湿になり繁殖します。生命力がとても強く、はがれた角質の中でも生き残るほど。それを他の人が素足で踏んでしまい放置しておくと…水虫がうつってしまいます。
高温多湿になる梅雨頃から活動が活発になり増殖します。初期ならまだ治りやすいですが、そのまま放置しておくと爪やかかとにまで水虫が広がり治りにくくなります。高温多湿と聞くとどうしても夏場を思い浮かべるかもしれませんが、靴の中、靴下の中は寒い時期でも乾燥しているとは限りません。
特に女性はブーツ、しかも、ムートン生地やロングブーツなど、男性と比べると足元は菌が喜ぶ環境かもしれません。
冬場も菌は死なず年を越して次の夏にまた菌が大暴れ…なんて事がおおいにある訳です。
先にも書きましたが、女性にも隠れ水虫患者が多いのが現実。
ただ、女性が「水虫コーナー」で薬を買うのは恥ずかしいものですよね。
ここはひとつ「フットケアコーナー」として水虫薬を陳列してあげれば女性客の購買促進に繋がるかもしれません。水虫薬には色々な剤型が揃っています。
クリームタイプでしたら大正製薬「ダマリン」、ノバルティスファーマ「ラミシール」、第一三共ヘルスケア「ピロエース」などがあります。
液状タイプでは久光製薬「ブテナロック」、ラクール薬品「メディータム」、中外医薬「テルバイン」。スプレータイプはロート製薬「メンソレータム」、小林製薬「タムチンキ」と各社多様な商品が揃っています。
お客様の症状に合わせて選びやすい売り場作りを心がけましょう。
店頭の陳列テクニックをお披露目する「コツコツ陳列のコツ」。
第1回グルーピング陳列や、第3回ゴールデンゾーンで、棚にどの商品を陳列していくのか、だいたい方向性は掴めましたでしょうか。
さて今回は、やってしまうと損する、ミスマッチ陳列について解説していきます。
まずは商品のイメージに注目してみましょう。
たとえば、高級シャンプーと安物シャンプーを隣り合わせで置いてませんか?
高価と安価が並んでいると、見ている人にとって得のある安価側にイメージが引っ張られます。
つまり、高級品なのに安いイメージが付きます。
具体的には、安価品のはずなのにあまり価格が安くない→買うのをやめよう、という思考が働き、高級シャンプーの売り上げが落ちます。
ですので、価格の違いすぎる商品を隣接させるのをやめるか、スペースの関係で隣接する場合はツールなどではっきり分けてゾーニングしましょう。
たとえば、
(1)シェービングクリームと生理用品が隣り合っている
(2)育毛剤と脱毛剤が隣り合っている
(3)おつまみと幼児用お菓子が隣り合っている
さて、それぞれ誰が買っていくと思いますか?
みなさま、こんにちは。十文字誠です。
今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐるヒントや情報をお送りいたします。
お花見の時期を過ぎ、季節は一気に夏モード(朝晩は冷え込むことがありますのでお気をつけください)。日差しもドンドン強くなり、お出かけモードに拍車がかかります。近場の公園はもちろんですが、潮干狩りなど大型連休の遠出、夏場のプールや海水浴といった炎天下での外出時間が長くなりこれからの季節は紫外線対策が必要になります。
紫外線対策と聞くと大人、特に女性に向けての商品が多く発売されておりますが紫外線は大人にだけでなく子供にも降り注ぎます。特に今回の記事では「子供のトラブル対策〜夏編〜」と称して子供の紫外線対策を中心に夏場の子供に起きやすいトラブルをまとめたコーナー作りを考えていきましょう。
子供の皮膚は大人の皮膚に比べて薄く、赤ちゃんに至っては大人の半分程度しかありません。大切なお子様を紫外線から守ってあげるためにも紫外線対策、日焼け止めは必須でしょう。
子供の皮膚を守るために勘違いをしてはいけないのが“SPF値の高い大人用の日焼け止めを塗る”ということ。子供の皮膚に合った子供用の日焼け止めを塗ることが大事。大人用の日焼け止めが子供の皮膚にとって刺激が強すぎることがあるためです。
低刺激の子供用日焼け止めが多く発売されていますので、“子供には子供用”を使う重要性をしっかり訴求してあげることで売上アップも見込めるでしょう。
こんにちは。えいひれ次郎です。
「ヴィレッジヴァンガード」「成城石井」に続き、流通分析シリーズ第3段は!!
独特の手書きPOPで有名な「ドン・キホーテ」についての研究レポートをご紹介します!
ドン・キホーテの特徴といえば「圧縮陳列」です。
通路の両側に商品を山のように積み上げた、まるで商品ジャングルのような陳列法です。
どこに何があるか分からない反面、他社では取り扱っていない独自に発掘した商品が存在し、思いもかけず掘り出し物が発見できる、いわゆる宝探しのような喜びがあるのも店舗づくりの特色です。
あえてそのような陳列にしながら、「強烈なPOP」を使ってお客様をリードする塩梅がドンキスタイル!
POPの力強さではドラッグと共通しているところはありますね。
こーんな立体感あふれる手書きPOPが、売り場中に設置されています。
※マネして書いてみましたが、いかがでしょう?似てますか?
それでは売り場の秘密をいくつかご紹介します!
人は華やかな色を見ると気分が高揚します。
お客さまのテンションを上げて買い物モードに入れる狙いがあります。
カラフルな商品を目立たせてアイキャッチに活用。
そこに、定番商品や売れ筋商品を一緒に陳列することで購入を狙います。
みなさま、こんにちは。十文字誠です。
今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐる、陳列のヒントや情報をお送りいたします。
「スキー場に雪がない」「今年の冬は本当に暖かい」「いや、急に寒くなったね」なんて、寒暖差が目紛しい今冬もそろそろ終わりを告げようとしています。
店頭にはまだ風邪関連の商品や花粉関連の商品が多く並んでいますが、春の訪れと共にこちらもそろそろ衣替えの時期となって参りました。
花粉関連の商品はゴールデンウィーク頃まで売上が期待できますが、風邪関連の商品は徐々に特設コーナーから定番棚へ…。
そんなこれからの時期に、売上アップが期待できる“新生活”を軸に売場の構成を整え準備をいたしましょう!
新生活と聞いてスグに思いつくのが引越しです。
ということでまずは引越し先へ運ぶ荷物の荷造道具を店頭に並べてあげましょう。
布団や衣類は壊れる心配がないので極力コンパクトにまとめられるように紐を活用すれば運びやすくできますが、旅行の時にも活躍する圧縮袋が便利です。
よりコンパクトにすることで引越し費用も抑えられるかもしれません。
運搬用のダンボールは業者さんに用意してもらえますが、荷造り用に軍手やカッター、ハサミ、ガムテープ、紐、マジックペンなどは自分で用意するもの。
まとめてあげると手にとってもらえる確率がアップするかもしれません。
また、荷造り時にはどうしても部屋の汚れが気になってしまうもの。
引越し先が新居とも限りませんので移転先の準備としても掃除用具を一緒に陳列するといいでしょう。
売り場装飾、手書きPOP以外も駆使して売り場を盛り上げよう!
前回ご好評だった不織布企画パート2です!
今回はコスパ最高!の不織布を使って、可愛いフリルの装飾を作りましょう。
ボードの周りや定番棚の演出に使用するととっても可愛いですよ!
用意するもの:不織布
①不織布をカットします。
今回は10cm幅・8cm幅・6cm幅に切った不織布を3色用意しました。
②それぞれジャバラに折りたたみます。
③更に半分に折ります。
④端を丸くカットします。
みなさま、こんにちは。十文字誠です。
クロスMD陳列テクニック、今回の記事では前々回に続きインバウンド需要に目を向けてみましょう。
日本国内では大発会から戦後初となる6日連続での株価続落…世界に目を向けると中国発の世界同時株安…など、あまり景気の良い話しが聞こえてこない2016年。いよいよインバウンド需要も終わりの時か?!と不安になる一方で、日本政府観光局が発表した2015年の訪日外国人旅行客数は景気の良い発表内容となりました。前年と比べて47%増の1,974万人となり過去最高を更新し、2015年累計の訪日客の旅行消費総額は3兆4,771億円で前年比71%増。その中でも中国からの訪日客が大幅に増えております。
日本ではお正月休みが終わり、5月のGWまで大型連休はしばらくお預けですが、中国のお正月はこれからが本番!2月の春節(旧正月)には多くの訪日客が訪れることが予想されます。
昨年の2015年2月には約36万人の中国人が訪れ、832億円の消費額にのぼりました。ちなみに2015年10月の国慶節の連休には40万人の中国人が訪れ、1,000億円もの消費をしたとのことです。
中国景気の見通しが少々悪いとはいえ、先の数字からも分かるように今年の春節にも多くの中国人が訪れ、多額の消費が見込まれますのでこの大きなチャンスを見逃す手はありません!今すぐ中国人向けに店舗の売場を確保しましょう!
以前の記事で“日本に行ったら絶対に買うべき神薬12選”というものをご紹介しました。また、中国人の多くが何を買うべきかインターネットで調べてから日本へ来ており、メディア統制が行われている中国本土では個人レベルの口コミが多くのヒット商品を生み出していることもお伝えしたかと思います。
これからもわかるように、こちらが売りたい商品をただ並べても、それが良い商品だとしても売れるとは限らないのです。冷静になって考えてみれば外国語で書かれた商品(POPも含む)を見ても何がなんだかよくわかりませんよね? これは我々日本人だけでなく、外国人旅行客でも同じことが言えると思います。であれば、やはり売れる商品を並べるに越したことはありませんよね。
今回は中国人によって選ばれた、最新2015年バージョンの人気商品ランキングをご紹介いたします。中国本土に住む中国人1,672名を対象に行った投票形式のランキングになります。
それではさっそく第1位から見ていきましょう。
新年あけましておめでとうございます。
えいひれ次郎です。
今年も食品売り場、陳列で役立つ情報をお届けしていきますので、よろしくお願いいたします。
さて、前回は「ビレッジヴァンガード」についてご紹介しましたが、今回は、GMSが不振に喘ぐ昨今、業績をぐいぐい伸ばしている異色のスーパー「成城石井」についての研究レポートをご紹介します。
成城石井は右肩上がりの増益を続けています。
画一的な商品ラインナップのGMSと比較して、成城石井でしか買えないコアな商品の数々や、自社でこだわり抜いたお惣菜が人気の理由ですが、陳列についても、お客様主義だからこそできたノウハウがあります。
みなさんはラーメンが食べたいと思った時、どの売り場へ向かいますか?
衝動的にラーメンを買って食べたいと思い、スーパーに行った場合、多くの方が「生ラーメン」や「ゆでラーメン」がある、チルドコーナーに行くと思います。
インスタントラーメンは、常温保存ができるメリットがあるものの、生麺の根強い人気には劣る印象があります。
成城石井ではあえて、
はじめまして!
「食品売り場研究所」研究員のえいひれ次郎と申します。
さて突然ですが、クイズです!!
Q:ドラッグストアの中で最も売れている商品カテゴリはなんでしょう?
ドラッグストアというくらいだから、、医薬品?化粧品??
いえいえ、正解は・・・・・
そうです!「食品」なんです!!
なんと、2014年に至っては、ドラッグストア売上全体の約25%を占めたそうです。
出展
ドラッグストアは、なぜ食品だらけなのか - 東洋経済
http://toyokeizai.net/articles/-/69853?page=2
ドラッグストアで食品の取り扱いが増えた背景として、メイン商材である「医薬品」や「化粧品」はそれほど頻繁に購入されないので、購入頻度の高い「食品」を扱うことで、来店頻度を上げて売り上げに結びつけよう!という経緯があります。
でも、ドラッグストアだし…スーパーちゃうし…どうやって売ったらいいかわからんーーーー!と思っているそこのアナタ!
安心してください。
「食品売り場研究所」では、そんな、迷えるドラッグ店員さんにノウハウを伝授していきます!!
さて、昨今、スーパーや量販店、バラエティショップなど、ありとあらゆるお店で食品は売られています。
競争激化が進み、ただ陳列するだけでなく、それぞれの個性や得意分野を活かした売り方が求められています。
そこで、「食品売り場研究所」では、そんな、洗練された他流通のテクニックをドラッグストア仕様にアレンジして、ご紹介していきます。
第1回は、独創的な世界観で有名な、ヴィレッジヴァンガードの研究結果を発表します。
ヴィレッジヴァンガードといえば、端的でセンス溢れる、黄色いPOPが特徴的ですね。
そんなPOPについて有名なお話です。
では、ここで、クイズ2問目!!
Q:ヴィレッジヴァンガードで、「マズすぎて全く売れない飲み物」が過剰在庫になってしまいました。
ところが、ある「キャッチコピー」を書いたPOPをつけただけで、爆発的に売れたのだそうです。
さて!その「キャッチコピー」とはどんなものだったのでしょうか?
……
……
答えは
みなさま、こんにちは。十文字誠です。今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐるヒントや情報をお送りいたします。
季節はいよいよ年末、師走。忙しくてお坊さんや先生も走り回ると言われている時期に差し掛かり、「年内中に」「新年を新たな気持ちで迎える」といった気持ちが強くなります。また、行事(イベント)が多いタイミングでもあり、ボーナス、忘年会、クリスマス、帰省、お正月、成人式…などなど毎週のように何かしら予定が入っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はそんな“忙しいみなさま”に代わって、いくつかのクロスMDコーナーをご提案させていただきます。少しでもお役に立てることができたら幸いです。
売り場に商品をキレイに陳列し、整然な状態を作り出していざ開店。
努力の甲斐あってか、来店者数は上々の様子。商品もどんどん売れています。
さて、接客に会計に追われているうちに、気づけば品切れの商品が出ています。
また、品切れまではいかずとも品薄になりかけている商品もちらほらと。
品切れ、品薄は店舗が賑わっている証拠ではありますが……このままでいいのでしょうか?
商品が1つ売れるということは、それまで商品が置いてあった場所に空きが1つ発生するということです。
つまり、売れれば売れるほど、陳列棚が凸凹になっていきます。
この状態が続くと、店内に活気が無い雰囲気が漂い、場が乱れたような図が生まれてしまうため、小まめに売り場を整理することが大事です。
では具体的にどう整理するのかと言いますと…。
商品を陳列する棚には、高さがあります。幅もあります。
どこにどの商品を置くのかで、お客様が買い物しやすいか、しづらいかが変わってきます。
当然、売上にも関わってきますので、この機会に売り場をチェックしてみましょう。
お客様には色々なタイプがいます。
たとえば、隅々まで見て、良い商品がないかチェックする方。
買い物熱心なこのタイプは、商品をどこに置いても見つけてくれることでしょう。
でも、全員が棚の端から端まで商品を見てくれるのか?
答えはNOです。
大多数のお客様は、お目当てのコーナー以外は流し見で通り過ぎてしまいます。
さて、そういった方の足を止め、商品を手にとってもらう方法。
実はその重要な役割が、「陳列」に委ねられているのです。
どこのドラッグストアでも、売れている店舗の入口にはだいたい同じような商品が置かれていませんか?
ティッシュやトイレットペーパーなどの消耗品、あるいは100~200円程度のインスタント食品などなど。
実はこれには、ちゃんと意味があるのです。
店舗の入口にはどんな商品を置くのが効果的でしょうか。
新商品? 売れ筋商品? 時期が過ぎて値引きした季節品?
冒頭でも書きましたが、安定して効果があるのは『日常的に使う消耗品』だと言われています。
ティッシュやトイレットペーパー、カップ麺、飲料、洗剤や電池などですね。
日頃からかならず使うものは、安値のときに買ってストックしておきたい。――皆が思っている心理です。
では、安い消耗品をガンガン入口に出していけば、お客様は来てくれるのか?
いやいや、そんな簡単にはいきませんよね。
入口の商品を陳列する際に、気を付けなければいけない注意点があります。
什器やポスター、パンフレットなど、お店で使われる様々な販促ツール。
メーカーから支給されるこれらのツールは、使い方によってその価値が上下します。
これからのコーナーでは、様々なツールの特徴や活用法をご紹介いたします。
今回は、多くのドラッグストア・バラエティショップで使われている、フロア什器について解説。
フロア什器を簡単に言うとするならば、「床置きタイプの自立する什器」。
店の棚を使わない床置きタイプなので、棚割りを変更する必要もなく売場を作れる什器です。
そのため、新商品や季節の限定商品などの発売時に多く作られる傾向にあります。
カウンター什器のように数ヶ月〜1年使われるわけではなく、陳列商品を売り切ったら什器が撤去される、非常に短い期間での展開を目的としたツールになります。
今日入荷した商品を売り場に出してと言われたけど、どこに陳列していいのかわからない。――そんな経験をした方、いらっしゃいませんか?
変な場所に置いたら売れないかもしれない。お客様がこの商品を探すのに苦労してしまったら申し訳ない。
商品を1つ陳列するにも心配事は尽きません。
さて、一体どこに置くのが正解なのでしょうか。
ここが正解、というのは実はありません。
同じ商品でも店舗ごとに置き場が違っていたりします。でも、どのお店も根底にあるものは同じはず。
『お客様が買い物しやすい陳列をする』これを心がけることが、何より大事です。
では、それを実行するために何に気をつければいいのか。
いくつかポイントを挙げてみましょう。
入店して最初にすることは、店内のどこに何があるのかを探すことです。
風邪を引いていたら薬コーナーを、これから友達が来るならお菓子コーナーを、虫が気になる季節になったら殺虫剤コーナーを。
ドラッグストアだと薬、化粧品、ペット用品、食料品、日用品。こんな感じのカテゴリに分かれていますね。
さて、問題はその後です。
じゃあ今日入荷したこの風邪薬はどこに陳列しようか。薬コーナーというのはわかる。でも、薬コーナーには棚がいくつも、何メートルもあるぞ?
みなさま、こんにちは。十文字誠です。今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐるヒントや情報をお送りいたします。
前回の記事ではドラッグストアなどの小売の現場で“買いやすい売場作り”と実践的な売場作りを分類してみました。
お客様にとってどんな売場が買いやすいのか、そして、どうしたらお客様の“ついで買い心”をくすぐる事ができるのかをご理解いただけたかと思います。
では、実際に売場に行って“クロスMDコーナー”を作ってみましょう!
「そうは言われても…」「どの売場も商品がギッシリ並んでいて、特設コーナーなんて作れない!」「追加で売場を作るほどうちのお店は広くないです…」「色々なカテゴリーを組み合わせて商品陳列はしてみたものの、POPも一緒に飾った方がいいですよね…?」「字も絵も下手なのでPOPを書くのはちょっと…」
ですよね。皆様の心の声が聞こえてくるようです。今回はそういった皆様の心の叫びを元に、勝手にご要望にお応えしたいと思います!
買い物に出かけて、お店に入ってから出てくるまでに必ず通る場所がいくつかございます。入口と出口はふらっとお店に立ち寄った方も通りますが、買い物客が必ず通るのは…そう、レジです。シャンプーしか買いに来なかったお客様は化粧品コーナーには寄りませんし、風邪薬を買いに来たお客様はお掃除コーナーには寄らないでしょう。ですが、いずれのお客様もレジには寄ります。以前から色々な媒体で書かれておりますが、レジはお財布の紐が緩む場所。また、お客様が買い物をする最後の砦。ここで“最後のひと押し”が上手に出来れば客単価のUPは間違いなしでしょう!
清算のために列を作り、待つ時間がレジ前にはあります。そこでは、買い忘れを思い出すのです。時間をかけて列を進み、自分の番が迫ってくると“最後のひと押しコーナー”が目に飛び込んできます。列に並びながらも欲しいものが手に入ってしまう。財布の紐が緩んでしまう理由がよくわかります。
お店によってレジの配置位置やお客様が並ぶ列の作り方は様々ですが、大きく分けていずれかに分類出来るかと思います。それぞれにオススメしたい陳列方法をまとめてみます。
みなさま、こんにちは。十文字誠です。今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐるヒントや情報をお送りいたします。
前回の記事でドラッグストアなどの小売の現場では品出しや発注、在庫管理といった店内作業(スタッフの作業)を中心に考えられて作られていることが多い事をご説明いたしました。結果的にそれが商品の売り方を考えるに至らず、お客様にとっては不便な売場を作ってしまっているという悪循環になっています。インターネットショッピングで多くの物が自宅に届いてしまう現代。このままではどんどん客足は遠のくばかり。少しでもお客様の足をお店に向かわせるために“買いづらい売場作り”よりも“買いやすい売場作り”の方を目指すべきですよね?
そうは言っても、簡単に売場なんて作れません!という方々に是非読んでいただきたいのがこちらの記事。“買いやすい売場作り”を目指す前に以下にクロスMDを3つの型に分類してみましたので、一度クロスMDを整理してみましょう。その後に前回同様、実践的な売場作りをご紹介いたします。
段々と気温が上がり、夏が近付いてきている予感がしますね。
夏の強く眩しい日差しには、ビビットな色味がとてもよく合います。今期のメイクはカラーマスカラなども流行の兆しを見せているようなので、是非売場で目立つように展開してみてくださいね。
さて、夏場になると動きのよくなる化粧品といえば、マニキュア。
ペディキュアをする方が増えることと、夏場のネイルは他の季節と使用する色が違うことから、この季節は回転がとても早くなります。
そんなマニキュア。欄干やカゴ、タルに投げ込み陳列されているお店も多いのでは?
什器やポスター、パンフレットなど、お店で使われる様々な販促ツール。
メーカーから支給されるこれらのツールは、使い方によってはその価値は上下します。
こちらのコーナーでは、様々なツールの特徴や活用法をご紹介いたします。
今回は多くのドラッグストアで使われている、カウンター什器について解説します。
カウンター什器を簡単に言うとするならば、「商品を中に陳列できるBOX型のディスプレイ」。
(※ディスプレイ什器と言う事もあります。)
棚に商品だけを置いた場合に比べ、カウンター什器を置く事で商品の特徴を伝えるスペースを確保できるので、しっかりと商品の特徴を伝え認知してもらいたい新商品などの導入時に多く使用されます。
皆さんは提供される販促什器に関して、その什器の目的というものを考えたことはありますか?
もちろん“商品の説明をして商品を売るため”という点では共通しているのですが、
それぞれの什器は、それぞれ異なる目的を持っています。
今回のカウンター什器は、棚に置かれる什器の中でも存在感があり、上記で述べたように訴求スペースも多く確保できるため花形ともいえる什器です。
つまり、この什器の最大の目的は存在感を出して売場で目立つこと。
そうすることでただ棚に置かれているだけの商品より視認性をあげ「目にとまる商品」にし、
商品を知ってもらう→興味をもってもらう、を経て購買促進につなげます。
では上記の目的のためには什器をどこに設置するのがいいしょうか?