みなさんこんにちは、丸めがねの「切り口/コピー講座」です。
今回は「ターゲット(その商品を買ってくれる人)」を考えたアイデアです。
どんな商品でも買う人が居なければ存在意義がないため、「誰に買ってもらうか」が重要になります。
ここで気をつけなければならないのは「ターゲットを広げすぎない」ということです。
「いい商品なので誰にでも買ってもらいたい」という気持ちは分からないでもないのですが、そんな商品は存在しません。
例えば、誰にでも必要な「水」でさえ、硬水や軟水、また中硬水といったものがあり、人それぞれ好みが異なります。
まずは、「ターゲットを設定してみる」からはじめます。
よく性別・年代別でのターゲット分類があげられますが、
先述の「水」でも好みは性別や年代別ではなく、好みは好みです。
昔と違って人それぞれ趣味趣向の異なる現代では、年齢自体がキーワードになる商品以外は、今の世の中には合っていないと考えます。
そこで今回、考えてみたいのが「ベネフィットセグメンテーション」です。
なんだか難しそうですが、中身は簡単です。
ベネフィットとは「その商品を手に入れたときのメリット(直訳は、利益・恩恵)」、
セグメンテーションとは「区分」。つまり、「悩み別・欲求別で分ける」のです。
分かりやすい例が風邪薬にある
・鼻からくる費と
・のどからくる人
・熱からくる人
といった考え方でしょうか。1つのブランドでも「悩み別に分ける」例です。
風邪は老若男女、誰でもひきます。その風邪の状態に合わせて「あなたのニーズ(ここで言う悩み)に応えますよ」とメッセージを送るのです。
どうも、登録販売者デザイナーのNです。前回の医薬品情報局はいかがでしたでしょうか?
前回の花粉症対策に引き続き、今回もこの時期に店舗で使えそうな特集を組んでみました。
ではでは今回の特集に行ってみましょう!
早いものでもうすぐ4月も終わり。新入生や新社会人にとって入学や入社から一ヶ月が経とうとしています。
新しい環境にもようやく慣れてきたと思いますが、中には何とな~く気が滅入って勉強や仕事に集中できない
という症状の方もいると思います。
それはきっと「五月病」の症状かも!?実はそこから生じる症状も様々です。
今回はそれらの症状とおすすめ改善薬をご紹介します!これらを使って「五月病対策」コーナーを作っても面白いかも?
ストレスが原因の場合、空腹時に胃がキリキリ痛むのが特徴です。
ストレスが自律神経を通じて消化管を刺激し、胃や腸の運動が活発になり、
胃酸が過剰に分泌され胃粘膜を荒らすことが原因です。ストレスによる胃痛は、
胃の中にものが入ると治まることが特徴ですが、逆に胸やけを起こしてしまったり、
吐き気を伴ってしまうこともあるので注意が必要です。
【キーワード】
・ストレス時代の救世主
・症状によって選べる
・漢方
【 N’s医薬品レビュー 】
ストレスによって生じる症状別のラインナップがそろっているストレージシリーズ。
その中でもタイプIは胃痛をしっかりしずめる「安中散」という漢方が含まれています。
商品名もストレスとかけているので売る方も買う方も選びやすい商品ですね。
余談ですが、私が現役で医薬品を販売していた時にはI(痛み)・H(吐き気)・G(下痢)の
3種類だけだったのですが、知らぬ間にさらに4種類追加されていたことに驚きでした…
今回は、ぷるぷる、つるんとしたイメージの文字の書き方をご紹介!
意外と簡単に書けちゃうぷるん文字をマスターしちゃいましょう!
ぷるん文字は、食感や肌のぷるぷる感、テクスチャーの感触を表現するのにオススメの文字です。
キャッチコピーだけでなく、売場の賑やかし用の文字POPにも使えます。
ポスカ ポスカ ゲルインクボールペン
角芯/太字 丸芯/細字 黒 黒
①ポスカ(角芯/太字)で文字を書きます。
文字同士の間隔はあまり開けないのがポイント!
②文字の線に合わせて楕円を書きます。
「ぷ」についている丸は円のままでOK!
「る」などの丸める部分のある文字は、丸くなっている部分全体を楕円にしましょう。
このコンテンツでは、世の女性陣の「こうなりたい!」という声に答えるべく、
ワンランク上の美を追求した商品&販促キーワードを紹介していくわよ!
じゃあ早速、今回の悩める声はこちら!
「夏マジ無理!落ちないマスカラ急募!」
きました乙女のメイク悩みTOP3に入るのでは!?と予測される(ミキ調べ)
パンダ目!夏もすぐそこ、海やプールの水場でもキレイでいたいのが
乙女心ってものですわ!
そうねミキさん、恋もアツアツのこの季節、折角のデートも
「映画館から出てきたら黒い涙あと!?」
なんて笑えないわ!
それにやっぱり
「ただ落ちないだけじゃダメ、好みの仕上がりイメージだってあるの!」
っていうのが女の子の本音ですわね。
あきらめないで!!!!
そんなあなたの声に答えて、タイプ別に紹介していくわ!
ちなみに情報は2015年4月現在のものよ。よろしくね。
マスカラといえばまずはコレね!
アイメイクの中でも人気が高いメイベリンの中でも、ベストコスメ受賞を
果たしているこのマスカラ。元々人気の高かった旧商品がリニューアルして
さらにパワーアップしているのだけれど、なんとコラーゲン2倍!
なめらかにまつ毛につきやすいわ!
8倍ボリューム!ってスゴすぎる!
ただのボリュームマスカラじゃない、超ボリュームマスカラですわね!
2013年の発売以来、絶大な人気を誇るマジョリカマジョルカの
ラッシュエキスパンダー!このマスカラには、
美ロングまつ毛に導く3つのヒミツがありますわ!
液のびベース、漆黒ロングファイバー、デュエットコームのことですわね!
液のびするから短いまつ毛にも塗りやすい!
メインコーム・小回りコームにわかれたデュエットコームだから
どんなまつ毛にも塗りやすいの!
ファイバー配合なのにお湯オフできるのも魅力的!
「塗るつけまつ毛」は誰もが一度は耳にしたことあるんじゃないかしら?
そう、とーっても有名なフィルムタイプのマスカラよ。
その名の通りツルンと塗れて、ツヤツヤな仕上がり。
重ね塗りしたい、でもヒジキはイヤ!なんて子にピッタリね。
マジョマジョのラッシュエキスパンダーと同様、
フィルムタイプで繊維たっぷりなのに、お湯でスッキリできて優秀!
…なんだかこのパッケージの姫子さんって、
私達とキャラが被ってない?ミキさん。
私はマヤお姉さまが世界で一番美しくゴージャスだと思いますわ!
まぁいいわ。パッケージの「天まで届け!」のキャッチコピーに
ふさわしい、ロングに自信あり!のマスカラですわ。
キープ力がとっても強いから、帰宅してもまつ毛が上向きだなんて、
熱い夏を過ごしたい女の子にピッタリじゃないかしら!
口コミでも圧倒的な支持を得ている(マヤ調べ)BCLのブロウラッシュEX!
しっかりカールするのにオフしやすいって扱いやすさパーフェクト級ね!
しかもしかも、この商品は美容液成分配合!
使いやすい上にケアできちゃうなんて最高!
この商品に出逢って人生が変わったって声にもうなずけるわね。
記念すべき第1回は、夏に向けてのマスカラ特集をお送りしたわ!
女性は勿論、殿方の心も掴めること間違いなしですわね!
これからも旬の美をお届けしていくから、お見逃しなく!
春はメイクの季節。化粧品メーカーはファンデーションやメイクの新商品を発売しはじめます。
その時、什器などと一緒に届くのが、タレントのビジュアルなどを使ったボード。
そのまま飾っても素敵なボードを、お客様の目を引く素敵なボードに変身させましょう!
用意するもの:
ボード、花の出力、ケント紙(白)、ポスカ、はさみ、セロテープ、ラミネートシート
売場のゴールデンゾーンといえば、お客さまの目線の高さに注目しがち。でも実は、足元のスペースにこそチャンスあり?!今回はお客さまの視線が集まる足元の展開について解説します!
ジャ ンブル陳列とは、カゴやワゴンなどに商品を入れてフロアに置く陳列手法。投げ込み陳列とも言われています。都市型の店舗面積が狭い店舗で、商品展開スペー スを広げたい時などによく見られる手法ですが、ジャンブル陳列には都市型店舗以外でも挑戦したくなる利点があります。
一般的にゴールデンゾーンは目線の15〜60cm下と考えられていますが、足元も意外と視線が
集まるもの。足元に「お?」と思う商品が置いてあると、お客さまは思わず手にとってしまいます。
お客様は、棚の高い場所には価格の高い商品が、低い位置には特売のものなど価格の安い商品が陳列されているように自然と感じます。本当は利率の高い商品も、ジャンブル陳列によってお客様にお得感を感じてもらえるかも!
このように、足下スペースを活用した陳列は大きなチャンスとなり得るのです。
では具体的にどのように陳列するのか見ていきましょう。
みなさんこんにちは、丸めがねの「切り口/コピー講座」です。
本日は「数字」を用いたアイデアのお話です。
キャッチフレーズに数字を加えると、まず、数字に目がいく、
認識しやすいということもあるのですが、特に日本人に有効なのではないかと考えています。
理由としては、
・年齢に対する意識が強い
・周年などのイベント好き
・成分にうるさい
・価格にうるさい
・限定数量に弱い
・時間に敏感/正確
…などが考えられるからです。
こういったインサイトをもったターゲットに対して数字を用いたコピーを考えてみます。
・17歳は一度きり
・20代からの育毛
・60歳からのセカンドライフ
先日、歩いていたらこんなものを見つけました。
・3秒に1本売れている
・累計販売数000万個突破
・売上No.1
・お客様満足度97%
「他の人も使ってるのね」と思うと安心感が生まれます。
日本でも趣味嗜好が多様化してきてはいますが、特に「右へ倣え」の日本人には有効とも考えられます。
・国産素材100%
・カロリー0(ゼロ)
・PM2.5を99%ブロック
・社会人1年目のキミに
・まず2週間からはじめよう
・ハブラシ交換は1ヶ月が目安です
・毎月10日限定発売
・201年1月26日、ついに誕生
・12月までに準備しましょう
・1日1回のかぜ薬
・1箱でちょうど1ヶ月分
・1年間で約2,000円節約
「玄関あけたら2分でごはん」という広告コピーもありました。
上記はあくまでも一例で、広告/SPツール/POPなど それぞれで使用の可否はありますが、いろいろなタイプが挙げられます。
最近の数字が目立った商品/広告/マーケティングと言えば、プリン体ゼロ、糖質ゼロの「ゼロゼロ系発泡酒」が挙げられます。
キリンビール社の昨秋発売の商品は年間販売数の2倍に上方修正したというのでその売行きのすごさが伺えます。
また、ビール市場自体が前年比2%減という状況ながら、これまで新ジャンルに押されていた発泡酒が前年比プラスと盛り返しているようです。
もともと酒類自体は情緒的な表現が合うカテゴリーだと思うのですが(広告で有名な いいちこ なんかはとても情緒的です)、
そこに健康志向といったブームに乗せた機能性飲料がターゲットに支持された結果だと考えられます。
この発泡酒の例は商品開発における数字活用であり、今回の「数字コピー」は、もちろん1つの手法ではありますが、
POPの切り口として「数字案」をひとつ加えてみると、見せ方/表現に広がりが出てきます。
ぜひ、ひとつのアイデアとして考えてみてはいかがでしょうか。
その際、実際に広告物・販促物になる際のNo.1表記など最上級表現やデータ数値は、
合理的根拠を示す資料と広告併記が必要となりますのでご注意ください。
寒さが大分和らぎ、日差しがぽかぽかと心地いい季節になってきました。
街行く女性を見ていても、冬向けの落ち着いた色味の洋服よりも、春らしい明るく華やかな色の洋服の方が増えてきましたね。洋服の色に合わせて、靴やバッグ、髪の毛の色や印象に変化をつけたくなるように、この時期の女性は新しい春メイクに挑戦したいと思っているものです。
そんな女性の需要に合わせ、春から夏にかけてはチークやアイカラーの新色や限定色が続々と発売されます。素敵なパッケージに並ぶ明るい春色、夏色のアイカラーは見ているだけでワクワクしてきますね。
さて、新色のメイクは春色メイクのアイテムとして雑誌にも登場し、店頭でも什器などを使って大きく展開されるため、お客様からも注目されます。お客様からの注目度はそのまま商品の売上に直結すると言え、新商品はセルフであってもある程度の売上が期待できます。
けれど定番の売場を見ると…、回転の悪くなった既存品、売れ残りの限定品が寂しそうな顔をしていませんか?
そこで、春のメイクを求める女性のお客様に、定番の売場で既存品や限定品をアピールしましょう!
定番の売場作りの中で忘れてはいけないことがあります。
それは、お客様の視線や興味を集めた商品は、それだけで他の商品よりも優位に立てるということ。
特に、比較的小さなアイテムが隙間なく並んでいるメイクの定番売場では、お客様にとっても選ぶのが大変。そこでお客様は「なんだかキレイ」「ちょっと可愛い」と思うものから優先的に吟味を始めます。メイクの定番売場で最もお客様の目に留まる位置にあるのは、テスターです。
このテスターにひと工夫して、「売りたい商品を売る」定番売場を作りましょう。
シールをラミネートして簡単!テスターカバー
前回までは文字の書き方を勉強しましたが、今回は可愛いPOPの枠を簡単に作る方法を伝授しちゃいます!手作りの枠で、お客様の心にグッとくるPOPを作りましょう!
シンプルになりがちな丸型のコメントPOPも、ひと手間加えるだけでこんなに可愛く!伝えたいコメントを可愛い枠に書いて、お客様に伝えましょう!
身近にある缶の底や丸い箱で型をとって、ハサミで切るだけでできちゃうギザギザPOP!
丸POPは場所を選ばず設置できるため使い勝手がよく、お店にも沢山あるツールのひとつです。
ちょっとしたひと手間で、オリジナリティを出しちゃいましょう。
店員さんのコメントPOPにはピンク、お買い得商品には黄色…と、画用紙の色を変えて作ってみるのもオススメ。
よく使う大きさは、画用紙とケント紙を切ってストックしておくと必要な時にすぐに書けて便利です。
詳しい作り方はこちら!
前回までは文字の書き方を勉強しましたが、今回は可愛いPOPの枠を簡単に作る方法を伝授しちゃいます!
手作りの枠で、お客様の心にグッとくるPOPを作りましょう!
メイク用品やネイル、入浴剤、ハンドクリームなど、女性向け商品全般で使えるレース模様のPOPを、
簡単に作っちゃいましょう!こんなにキュートなら、売場でも目立つこと間違いなし!?
熱烈歓迎!春節祭!!
初めまして「おもてなしJAPAN」を担当する高橋龍です。
第1回目はインバウンド市場における、記憶に新しい「春節」のお話です。
年々増え続ける中華圏の訪日客の動向や、「爆買い」で人気の商品などお話していきます。
ご存知の方は多いと思いますが春節は、中華圏で旧暦の正月であり、最も大切な伝統的祝日です。
日本では旧正月とも言われていますね。日本でも各自治体で「春節祭」のイベントを行っておりますので、馴染み深いかと思います。
2003年から国土交通省が中心に活動している訪日プロモーション事業「ビジット・ジャパン」の影響もあり、日本を訪れる訪日客は年々増加しています。
特に中華圏の訪日客人数をみてみると、2014年の台湾人訪日客は前年比28%増の283万人、中国人訪日客は前年比83%増の241万人、香港人訪日客は前年比24%増の93万人と、中華圏から合計617万人の観光客が日本を訪れました。
2015年の全訪日客数は13,41万人で約46%が中華圏の訪日客となります。
(観光庁調べ)
中国は上海にある日本国総領事館の発表では、年始に約7,000人の中国人がビザ取得に総領事館に詰めかけたとのこと。昨年の4,800人比べ約45%増であることからして、年々増加する勢いが見て取れます。
特に今年は2015年2月18日から24日の「春節」連休に、中国や台湾などから普段の約2倍の観光客45万人が日本を訪れ、「春節爆買い」現象が各店舗で起こりました。
中華圏の訪日客に1番人気があるのは、「医薬品」です。
日本の医薬品は、「安全」、「安心」、「値段が安価」、「かさばらない」と、大量に購入して持ち帰ることが可能な商品のため、最も人気があります。
ドラッグストアで、訪日客が医薬品を大量購入しているのをよく目にしますね。
また意外と思うかもしれませんが、「ステンレスマグボトル」も人気のある商品です。
日本人からすると驚くかもしれませんが、1人必ず1個はマグボトルを所有しています。
なぜなら、中華圏では漢方を飲む習慣があり、漢方を飲む際に使う白湯をマグボトルに入れて持ち歩きます。冷たい水は体に悪いと言われているため、お湯が冷めないようにマグボトルを使用します。
そもそも中華圏の訪日客は他の国や地域の訪日客に比べ、旅行消費額が多く、
中国、台湾、香港で、全体の旅行消費額の60%を占めていて非常に購買意欲が高い訪日客です。
今年2015年の「春節」連休での消費額は約1,140億円と言われており、
各流通やメーカーも中華圏の訪日客に向けて、注力しています。
私もあるメーカー様より相談を受け、訪日客向けの売場を手がけさせて頂きました。
春節に訪日される中華圏のお客様向けに、医薬品を集めた「春節祭売場」です。
「春節」を一目でイメージできるように、赤、黄色、金をメインにデザインしました。
「春節際」の期間はどこもかしこも「春節祭」一色になるので、売場で目立たない、特別感がない、訪日客が喜ばないと、思うかもしれませんが、中華圏の人にとって、「春節祭」は特別なイベントなので、「春節」を前面に押し出した方が正解です。
逆に普段は、中国の雰囲気を出さずに日本の雰囲気を出した方が、日本に来た特別感が出ますので訪日客は喜びます。
皆様も機会があれば売場で実践してみてください。
次回「爆買い」のタイミングは、中国の3大連休の1つ「国慶節」です。
「国慶節」は「春節」同様に大型連休で、10月1日から7日までの1週間が休日となります。
ですが年々増える訪日客数を考えると、「春節」や「国慶節」などの大型連休だけでなく、4月4日から4月6日の「清明節」にも多くの訪日客が見込めます。
そのため、通年のインバウンド対策が必要となってきますので、また改めてお話したく思っております。
ハンガー什器の目的って?
皆さんは提供される販促什器に関して、その什器の目的というものを考えたことはありますか?
もちろん“商品の説明をして商品を売るため”という点では共通しているのですが、
ドラッグストアのセルフ売場(非接客)で客単価を上げるためには、手書きPOPは必要不可欠のツールです。「売れる手書きPOP」の第一歩は、スタッフが自分の言葉で 手書きPOPを書くことです。しかし、「とにかくなんでもいいから手書きPOPを作れば良い」というわけではありません。そのための手法を紹介します!
今 回は空想上の商品「お肌うるおいジェル」を使って実際に手書きPOPの考え方の行程を順序立てて説明していきます。手書きPOPを書くとなるとハードルが高いように感 じて、手書きPOPを書く事を遠ざけていた方にとっては、まさに朗報!行程を細かく分けてみて見ると実は難しい事は何ひとつしていませんでした。
入荷してみたものの、売上の芳しくない商品というのは、必ずあるもの。お客様のためにも品揃えを良くしたい、とはいえ困った問題ですよね。今回は、そのようなお悩みを持っているお店の方の力に少しでもなれるよう、ラッピングについてお話したいと思います。
ネイルなどの細かい商品は、単品で置いてもなかなか目立たないですよね。また、例えばヘアミストとヘアミルクをセットで売りたくても、バラバラに置いているだけではお客様はなかなかセットでの購入はしてくれません。かといってお客様全員に接客をしてオススメするのは難しいし…
前回は「ISPの法則」の基本概念について述べましたが、今回はその中でも購買決定に重要な役割を発揮するISPの「S」=Search(選ばせ る)について掘り下げて解説いたします。衝動喚起(I)、購買動機付(P)を意識的にできているものの、「選びやすさ」が欠如している売場が意外と多く存 在します。
ドラッグストアと言えば、一部の医薬品や調剤薬局、カウンセリング化粧品を除くほとんどの売場が接客を行わない“セルフ売場”となります。
ただ商品を並べておくだけで、お客様が自分で商品を選び、勝手に買っていただけることほどラクなものはないですが、なかなかそうは行かないものです。特にドラッグストアは、狭いエリアに複数の競合商品がひしめき、それぞれが「自分が一番」と主張し合っているので、整理された陳列でない限り、これほど選びづらい売場はありません。
また、「分かりやすさ」だけではなく、新たな気づきを得られる「選ぶ楽しみ」を付加することもポイントです。
しかし、そう言った視点で売場を見てみると、残念ながら選びやすく整理された売場が意外と少ないことに気づきます。せっかく集客を行っても、選びづらさから何も買わずに出て行ってしまう人が増えると、みすみすチャンスを逃してしまいます。売場のインパクトや品揃え、価格の魅力はもちろんですが、実は「選びやすさ」も購買を後押しする非常に重要なポイントのひとつなのです。
今すぐ売場をチェック!選びやすい売場になってますか?
ブランドをただずらっと並べるだけではなく、さまざまな切り口で棚割を構成してみましょう。
カテゴリごとのウンチクPOPなどを配置すると、新たな発見を与えることができ、選びやすさだけでなく、選ぶ楽しみが広がる売場を作ることができます。
お店主導でこのような売場を作ることが出来ない理由として、「時間が作れない」ということが第一に上げられますが、「商品知識の欠如」も大きな課題です。選びやすい売場を作るためには、商品特性やカテゴリに対する知識が不可欠になります。
「手書きPOP」には手書きならではの良さがあります。お客様に親近感を持っていただけます。
下手な文字でも大丈夫!一生懸命かかれたPOPは必ず伝わります。
このコーナーでは文字の書き方からショーカードのレイアウトまで伝授いたします!
商品特徴(セールスポイント)、お客様へのメッセージ(商品特徴の根拠)、作成者の氏名、以上3つの項目で作成。
一番読ませたい部分を前項で習得したスタッフ書体で書きましょう!これで目立つ事、間違いなし!
お客様へのメッセージを丁寧に。最後に自分の名前を書いて出来上がり。ほら、カンタン!
続いて、仕上がりのカギとなるポイントを見てみましょう!
ゴールデンゾーンとは商品がお客様の視界に入りやすく、手に取りやすい場所のことです。
お店のターゲットによって領域は変わりますが、女性をターゲットにする場合は100~140センチ程になります。
定番棚では、利益率の高い商品や売りたい商品をゴールデンゾーンに展開することで、利益や売上が大きく変わってきます。
では、定番棚のゴールデンゾーンに置いた商品を
より目立たせるために、どんなツールを活用できるでしょうか。
売り場の装飾をひと工夫するだけで、お店の雰囲気が一気に変わります!
特に店頭やコーナーエンドは集客の要。さぁ!売り場を盛り上げてみませんか?
今回はマスカラ売り場の装飾アイデアを紹介します。
今回は、ちょっと難易度の高い「袋文字」の書き方を伝授します。ドラッグストアでよく見るあの文字…実は、そこまで難しくないんです。レッツトライ!!
①丸ペンで文字を書きます。この後太くフチ取りますので、普通より少し横長に書くのがポイントです。
②周りを太くフチ取ります。後で調整しますので、大ざっぱでOK!
③中を塗りつぶします。まだ外側はそのままで。
④0.5mmのゲルペンで黒フチを付けます。
⑤再度、丸ペンに持ち替えて、そのまわりに黒フチをお好みで足しながら外枠を調整します。
⑥最後に文字の左側に白い丸ペンでハイライト(テカリ)を入れたら出来上がり!それっぽい!
さあ次は応用です!こんな文章を書けるようになりましょう!
今やコンビニやスーパーマーケットだけでなく、ドラッグストアにも増えてきたPB品。
ドラッグストアでは、お薬や入浴剤だけでなく、化粧品も多く出されていますね。
PB化粧品は大手のメーカーとの共同開発の場合が多く、品質は保証されているのに価格がお手頃ということで、美容部員時代には脅威の存在でした。
さて、このPB商品。お店に入店していた時は、店長や化粧品担当者の方から「目標があるんだよ〜。一個買わない?」なんて言われたものです。
PB品をどのようにして売っていくかというのは、お店の課題の一つではないでしょうか。
特定の商品を売る時、最も効果的なのは接客をすることですが、お店の方は、日々レジでのお客様対応や品出し、売上管理などに追われ、一人のお客様をゆっくり接客して商品の説明をする…というのはなかなか難しいもの。そんな時は、「第二の販売員」=POPに頑張って貰いましょう。
しかし、お客様は冷静な目を持っているもの。PB品にだけ派手な装飾をしていては、「あぁ、これを売りたいのね」と興ざめしてしまうのです。
ではどうするか。
ブランド重視、雰囲気重視でシンプルな売場になっていませんか?すっきりしている売場は見た目はキレイですが、それだけでは衝動買いによる客単価アップは狙えません。お客さまの購買意欲をそそるためには、ただ商品をキレイにならべただけの売場ではダメなんです!
ドラッグストアのようなセルフの売場において、客単価を上げるために重要なのは「衝動買い」です。
ただし、“惜しい売場”では衝動買いは起こりません。
お客さまのついで買いを狙って起こすためには、法則に基づいた売場作りが重要なポイントです。
ISPの法則では、下記のように3段階に分けて、POPを設置することが原則です。