雪POP!!東京で54年ぶりに11月の初雪が観測されたPOP!!
てんあげ!!!今日も寒さも吹き飛ばすテンションでPOPを語るPOP!!!
突然ですが、みなさんは「和食のさしすせそ」ってご存知ですか?味付けに必要な調味料の頭文字を集めたもので、「さ」とう、「し」お、「す」、「せ」うゆ(醤油)、み「そ」の5つ。正直なところ、「さしす」のスピード感に対して「せ」と「そ」には若干納得感が薄れてしまいますが、まあまあ上手いこと言えてるのではないでしょうか。そこでワタシも考えました!POPに必要な5要素を。名付けて「POPのABCDE」!!
POPのABCDEとは、POPのコピーやデザインを考える際に、必ずチェックしなければならない5要素です。
5個全てを網羅できてるPOPはとても良いPOPと言えますが、小さいスペースにすべての要素を詰め込もうとするとなかなか大変です。そんなときは割り切って、「ABを満たしてるPOP」「CDEを満たしてるPOP」と2つに分けて売り場全体で要素を網羅するという方法もあります。
大事なのは、「何を満たしていて、何が足りないのか」という点を把握した上で売り場全体をデザインすることです。足りないものが見えてくれば、アイデアも出しやすくなります。
逆に、何も考えずにひたすらPOPを作ってしまうと、「たくさんPOPがあっても何かが足りない売り場」となってしまいますので注意が必要です。
ではさっそく、その5要素を解説して行きます!
みなさま、こんにちは。十文字誠です。
今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐる、陳列のヒントや情報をお送りいたします。
「スキー場に雪がない」「今年の冬は本当に暖かい」「いや、急に寒くなったね」なんて、寒暖差が目紛しい今冬もそろそろ終わりを告げようとしています。
店頭にはまだ風邪関連の商品や花粉関連の商品が多く並んでいますが、春の訪れと共にこちらもそろそろ衣替えの時期となって参りました。
花粉関連の商品はゴールデンウィーク頃まで売上が期待できますが、風邪関連の商品は徐々に特設コーナーから定番棚へ…。
そんなこれからの時期に、売上アップが期待できる“新生活”を軸に売場の構成を整え準備をいたしましょう!
新生活と聞いてスグに思いつくのが引越しです。
ということでまずは引越し先へ運ぶ荷物の荷造道具を店頭に並べてあげましょう。
布団や衣類は壊れる心配がないので極力コンパクトにまとめられるように紐を活用すれば運びやすくできますが、旅行の時にも活躍する圧縮袋が便利です。
よりコンパクトにすることで引越し費用も抑えられるかもしれません。
運搬用のダンボールは業者さんに用意してもらえますが、荷造り用に軍手やカッター、ハサミ、ガムテープ、紐、マジックペンなどは自分で用意するもの。
まとめてあげると手にとってもらえる確率がアップするかもしれません。
また、荷造り時にはどうしても部屋の汚れが気になってしまうもの。
引越し先が新居とも限りませんので移転先の準備としても掃除用具を一緒に陳列するといいでしょう。
お世話になっております。
杏仁笠間です。好きな中華料理は中華ちまきです。
春節、今年もはじまりましたね。
春節がやってくると、今年も始まったな〜!と気が引き締まります。
爆買い=春節を連想してしまいますが、昨年の訪日客数を振り返ると、春節期間の2月よりも4月の方が全体的に多かったのです!!
日本政府観光局(JNTO)—統計データ(訪日外国人・出国日本人)
(http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/visitor_trends/)よりグラフ引用
なんということだ…今年もお花見爆買いがやってくる、かも?
春節が終わってお花見シーズンは油断していた〜!というお話もたくさんお伺いしました…。
今年はしっかり、お花見シーズンもインバウンド対策しましょう〜!
せっかくのお花見シーズン…。
お花見にぴったりの華やかな人気商品をプッシュ!しましょう!!!!
杏仁のイチオシはこちらです(((/^ω^)/
みなさま、こんにちは。十文字誠です。
クロスMD陳列テクニック、今回の記事では前々回に続きインバウンド需要に目を向けてみましょう。
日本国内では大発会から戦後初となる6日連続での株価続落…世界に目を向けると中国発の世界同時株安…など、あまり景気の良い話しが聞こえてこない2016年。いよいよインバウンド需要も終わりの時か?!と不安になる一方で、日本政府観光局が発表した2015年の訪日外国人旅行客数は景気の良い発表内容となりました。前年と比べて47%増の1,974万人となり過去最高を更新し、2015年累計の訪日客の旅行消費総額は3兆4,771億円で前年比71%増。その中でも中国からの訪日客が大幅に増えております。
日本ではお正月休みが終わり、5月のGWまで大型連休はしばらくお預けですが、中国のお正月はこれからが本番!2月の春節(旧正月)には多くの訪日客が訪れることが予想されます。
昨年の2015年2月には約36万人の中国人が訪れ、832億円の消費額にのぼりました。ちなみに2015年10月の国慶節の連休には40万人の中国人が訪れ、1,000億円もの消費をしたとのことです。
中国景気の見通しが少々悪いとはいえ、先の数字からも分かるように今年の春節にも多くの中国人が訪れ、多額の消費が見込まれますのでこの大きなチャンスを見逃す手はありません!今すぐ中国人向けに店舗の売場を確保しましょう!
以前の記事で“日本に行ったら絶対に買うべき神薬12選”というものをご紹介しました。また、中国人の多くが何を買うべきかインターネットで調べてから日本へ来ており、メディア統制が行われている中国本土では個人レベルの口コミが多くのヒット商品を生み出していることもお伝えしたかと思います。
これからもわかるように、こちらが売りたい商品をただ並べても、それが良い商品だとしても売れるとは限らないのです。冷静になって考えてみれば外国語で書かれた商品(POPも含む)を見ても何がなんだかよくわかりませんよね? これは我々日本人だけでなく、外国人旅行客でも同じことが言えると思います。であれば、やはり売れる商品を並べるに越したことはありませんよね。
今回は中国人によって選ばれた、最新2015年バージョンの人気商品ランキングをご紹介いたします。中国本土に住む中国人1,672名を対象に行った投票形式のランキングになります。
それではさっそく第1位から見ていきましょう。
明けましてPOP!!
…えっ?? まだ明けてない?? まだ年末? いきなり失礼ぶっこきました〜。。。
てっきり新年のおめでたい気持ちを先取りしちゃいました。
まだギリギリ年末ということで、今年最後のラストPOP!!をお届けします!
前回は3Wの中でも特にWhyのコトガタリが重要!というお話をさせていただきましたが、全ての商品にコトガタリが必要かというと、ジツはそうでもないのです。
というのも、「Why」は誰にその商品を薦めるのか、つまり「Who」をどう設定するのか、またその「Who」がどんなニーズを持っているのかによって内容が変化するからなのです。
うーむ、われながらちょっとわかりにくいですね…。ではここで、花粉アレルギーの人にとってこれから悪夢がはじまる「花粉症」を例にご説明します。
花粉症対策薬のPOPを作る際に、「Who」を「花粉症で毎年悩んでるけど特に効果的な対処法を見つけられていない人」に設定した場合、どんな訴求が効果的でしょうか?
この「Who」はまさにワタシのことなのですが、特にワタシは目のかゆみよりもくしゃみ・鼻づまりに悩まされてるので、「花粉症によるくしゃみ・鼻づまりで毎年お悩みの方へ!!新処方が効く!!」と書いてあったらこれだけで即買いです。
はじめまして!
「食品売り場研究所」研究員のえいひれ次郎と申します。
さて突然ですが、クイズです!!
Q:ドラッグストアの中で最も売れている商品カテゴリはなんでしょう?
ドラッグストアというくらいだから、、医薬品?化粧品??
いえいえ、正解は・・・・・
そうです!「食品」なんです!!
なんと、2014年に至っては、ドラッグストア売上全体の約25%を占めたそうです。
出展
ドラッグストアは、なぜ食品だらけなのか - 東洋経済
http://toyokeizai.net/articles/-/69853?page=2
ドラッグストアで食品の取り扱いが増えた背景として、メイン商材である「医薬品」や「化粧品」はそれほど頻繁に購入されないので、購入頻度の高い「食品」を扱うことで、来店頻度を上げて売り上げに結びつけよう!という経緯があります。
でも、ドラッグストアだし…スーパーちゃうし…どうやって売ったらいいかわからんーーーー!と思っているそこのアナタ!
安心してください。
「食品売り場研究所」では、そんな、迷えるドラッグ店員さんにノウハウを伝授していきます!!
さて、昨今、スーパーや量販店、バラエティショップなど、ありとあらゆるお店で食品は売られています。
競争激化が進み、ただ陳列するだけでなく、それぞれの個性や得意分野を活かした売り方が求められています。
そこで、「食品売り場研究所」では、そんな、洗練された他流通のテクニックをドラッグストア仕様にアレンジして、ご紹介していきます。
第1回は、独創的な世界観で有名な、ヴィレッジヴァンガードの研究結果を発表します。
ヴィレッジヴァンガードといえば、端的でセンス溢れる、黄色いPOPが特徴的ですね。
そんなPOPについて有名なお話です。
では、ここで、クイズ2問目!!
Q:ヴィレッジヴァンガードで、「マズすぎて全く売れない飲み物」が過剰在庫になってしまいました。
ところが、ある「キャッチコピー」を書いたPOPをつけただけで、爆発的に売れたのだそうです。
さて!その「キャッチコピー」とはどんなものだったのでしょうか?
……
……
答えは
みなさま、こんにちは。十文字誠です。今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐるヒントや情報をお送りいたします。
季節はいよいよ年末、師走。忙しくてお坊さんや先生も走り回ると言われている時期に差し掛かり、「年内中に」「新年を新たな気持ちで迎える」といった気持ちが強くなります。また、行事(イベント)が多いタイミングでもあり、ボーナス、忘年会、クリスマス、帰省、お正月、成人式…などなど毎週のように何かしら予定が入っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はそんな“忙しいみなさま”に代わって、いくつかのクロスMDコーナーをご提案させていただきます。少しでもお役に立てることができたら幸いです。
どうもー!!POP★Cornです♪
街はすっかりクリスマスですねぇ〜。クリスマスと言えばプレゼント!プレゼントと言えばメッセージカード!!メッセージカードと言えば…ハイ!せーの!!
POP!!!
分かってきましたねえ〜!ベリーグッドです★このコーナーの読者の皆様はご存知の通り、プレゼントと言えばPOPなのですが、POPには「3つのW」が必要ということは前回お話ししました。そして今回は、その3Wの中でも最も重要な「Why」について詳しくお話しようと思いまPOP!
プレゼントをもらうとき、「あ!まさにこれが欲しかった!」というドンピシャの場合には、そもそもメッセージは必要ありません。しかし、もらう側が想定していないサプライズプレゼントの場合には、「なぜこのプレゼントなのか」という「Why」のメッセージがないと、「For you」と書いたところで「?」のまま終わってしまい、せっかくのプレゼントも喜んでもらうことができません。
売り場に商品をキレイに陳列し、整然な状態を作り出していざ開店。
努力の甲斐あってか、来店者数は上々の様子。商品もどんどん売れています。
さて、接客に会計に追われているうちに、気づけば品切れの商品が出ています。
また、品切れまではいかずとも品薄になりかけている商品もちらほらと。
品切れ、品薄は店舗が賑わっている証拠ではありますが……このままでいいのでしょうか?
商品が1つ売れるということは、それまで商品が置いてあった場所に空きが1つ発生するということです。
つまり、売れれば売れるほど、陳列棚が凸凹になっていきます。
この状態が続くと、店内に活気が無い雰囲気が漂い、場が乱れたような図が生まれてしまうため、小まめに売り場を整理することが大事です。
では具体的にどう整理するのかと言いますと…。
お世話になっております。
杏仁笠間です。好きな中華料理は角煮まんです。
いよいよ2015年もあと僅かになりました。
11月は、夏休み!国慶節!年末年始!春節!…と続く長期休暇ラッシュの間にあるため、訪日客の数は若干落ち着きます。
これから続く爆買いラッシュに向けて、売り場の準備するなら今しかない!!!
杏仁と一緒に、今年の春節のデータをもとに強化する売り場を考えましょう。
スキンケア製品や医薬品…様々なものが売れていますが、訪日客に一番人気な商品は何かご存知ですか?
〜実践POPロジック①〜 セルフPOPの3W!!
どうもー!!POP★Cornです♪
前回は「POPはお客様へのメッセージカード」というお話をいたしましたが、今回からはいよいよ具体的なテクニックに入っていきます。時間の兼ね合いで、誠に残念ながら…本日は雑談なしでスタートさせていただきます(えっ?別に残念じゃない…?)!
POPの内容を考えるのって難しいですよねえ。文字は練習して上手くなっても、実際に書き始めると「何を書けばいいのか」と止まってしまう人も多いと思います。そんな方に、今回特別に秘伝をお教えします。
それは、「セルフPOPの3W」です。Who・When・Whyのたった3つのWを押さえることで、誰でも効果的なPOPを作ることができるのです!
★Point!
・一つのPOPにつき一人だけ、なるべく細かく
・ターゲットの数だけPOPを作る
商品を陳列する棚には、高さがあります。幅もあります。
どこにどの商品を置くのかで、お客様が買い物しやすいか、しづらいかが変わってきます。
当然、売上にも関わってきますので、この機会に売り場をチェックしてみましょう。
お客様には色々なタイプがいます。
たとえば、隅々まで見て、良い商品がないかチェックする方。
買い物熱心なこのタイプは、商品をどこに置いても見つけてくれることでしょう。
でも、全員が棚の端から端まで商品を見てくれるのか?
答えはNOです。
大多数のお客様は、お目当てのコーナー以外は流し見で通り過ぎてしまいます。
さて、そういった方の足を止め、商品を手にとってもらう方法。
実はその重要な役割が、「陳列」に委ねられているのです。
残暑が厳しいですね〜。。。みなさん、お盆休みはどこかへ行かれましたか?
観光地に行かれた方の多くは、お友達ににおみやげを買われたのではないでしょうか?
実は、おみやげを買う際の思考手順は、POPを書くときのそれと非常に似ているんです。今回は、プレゼントとPOPの関係性についてお話します♪
訪日外国人観光客数の新記録や、中国人の爆買いなど、インバウンドが騒がれはじめて1年ほどが経ちましたね。
訪日外国人の需要は年々増加していますが、ニュースで取り上げられる数年前から、一部の観光地や繁華街のドラッグストアでは、観光客の売上がお店全体の50%を超えているお店がいくつもありました。
彼らの目当てはずばり、「医薬品」と「化粧品」。
今でこそ、様々な医薬品・化粧品メーカーがインバウンド対応を始めていますが、数年前から訪日観光客を接客してきた経験から、訪日観光客の傾向と対策についてご紹介します。
今回は、徐々に訪日観光客数を伸ばしつつある、タイ人の方の傾向をご紹介します。
インバウンド対策で中国人スタッフを採用している店舗が増えていますが、タイ人スタッフがいらっしゃるお店はそう多くはないと思います。
ただ、タイ人の方は英語の通じる方が非常に多く、簡単な英語でコミュニケーションがとれるため、日本人スタッフの方も接客することができますよ。
みなさんこんにちは、丸めがねの「切り口/コピー講座」第五弾です。
今回は、悩みを切り口にコピーを考えてみます。
その理由として、商品を購入するにあたっては「購入後」をイメージすると思いますが、購入前後の差が大きければそれだけ購買ニーズは高まります。
つまり、「悩み」から「解決」に至るフローの「悩み」にフォーカスするのです。
什器やポスター、パンフレットなど、お店で使われる様々な販促ツール。
メーカーから支給されるこれらのツールは、使い方によってその価値が上下します。
これからのコーナーでは、様々なツールの特徴や活用法をご紹介いたします。
今回は、多くのドラッグストア・バラエティショップで使われている、フロア什器について解説。
フロア什器を簡単に言うとするならば、「床置きタイプの自立する什器」。
店の棚を使わない床置きタイプなので、棚割りを変更する必要もなく売場を作れる什器です。
そのため、新商品や季節の限定商品などの発売時に多く作られる傾向にあります。
カウンター什器のように数ヶ月〜1年使われるわけではなく、陳列商品を売り切ったら什器が撤去される、非常に短い期間での展開を目的としたツールになります。
今日入荷した商品を売り場に出してと言われたけど、どこに陳列していいのかわからない。――そんな経験をした方、いらっしゃいませんか?
変な場所に置いたら売れないかもしれない。お客様がこの商品を探すのに苦労してしまったら申し訳ない。
商品を1つ陳列するにも心配事は尽きません。
さて、一体どこに置くのが正解なのでしょうか。
ここが正解、というのは実はありません。
同じ商品でも店舗ごとに置き場が違っていたりします。でも、どのお店も根底にあるものは同じはず。
『お客様が買い物しやすい陳列をする』これを心がけることが、何より大事です。
では、それを実行するために何に気をつければいいのか。
いくつかポイントを挙げてみましょう。
入店して最初にすることは、店内のどこに何があるのかを探すことです。
風邪を引いていたら薬コーナーを、これから友達が来るならお菓子コーナーを、虫が気になる季節になったら殺虫剤コーナーを。
ドラッグストアだと薬、化粧品、ペット用品、食料品、日用品。こんな感じのカテゴリに分かれていますね。
さて、問題はその後です。
じゃあ今日入荷したこの風邪薬はどこに陳列しようか。薬コーナーというのはわかる。でも、薬コーナーには棚がいくつも、何メートルもあるぞ?
みなさま、こんにちは。十文字誠です。今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐるヒントや情報をお送りいたします。
前回の記事ではドラッグストアなどの小売の現場で“買いやすい売場作り”と実践的な売場作りを分類してみました。
お客様にとってどんな売場が買いやすいのか、そして、どうしたらお客様の“ついで買い心”をくすぐる事ができるのかをご理解いただけたかと思います。
では、実際に売場に行って“クロスMDコーナー”を作ってみましょう!
「そうは言われても…」「どの売場も商品がギッシリ並んでいて、特設コーナーなんて作れない!」「追加で売場を作るほどうちのお店は広くないです…」「色々なカテゴリーを組み合わせて商品陳列はしてみたものの、POPも一緒に飾った方がいいですよね…?」「字も絵も下手なのでPOPを書くのはちょっと…」
ですよね。皆様の心の声が聞こえてくるようです。今回はそういった皆様の心の叫びを元に、勝手にご要望にお応えしたいと思います!
買い物に出かけて、お店に入ってから出てくるまでに必ず通る場所がいくつかございます。入口と出口はふらっとお店に立ち寄った方も通りますが、買い物客が必ず通るのは…そう、レジです。シャンプーしか買いに来なかったお客様は化粧品コーナーには寄りませんし、風邪薬を買いに来たお客様はお掃除コーナーには寄らないでしょう。ですが、いずれのお客様もレジには寄ります。以前から色々な媒体で書かれておりますが、レジはお財布の紐が緩む場所。また、お客様が買い物をする最後の砦。ここで“最後のひと押し”が上手に出来れば客単価のUPは間違いなしでしょう!
清算のために列を作り、待つ時間がレジ前にはあります。そこでは、買い忘れを思い出すのです。時間をかけて列を進み、自分の番が迫ってくると“最後のひと押しコーナー”が目に飛び込んできます。列に並びながらも欲しいものが手に入ってしまう。財布の紐が緩んでしまう理由がよくわかります。
お店によってレジの配置位置やお客様が並ぶ列の作り方は様々ですが、大きく分けていずれかに分類出来るかと思います。それぞれにオススメしたい陳列方法をまとめてみます。
こんにちは!白ぱんだです。
第2回ということで今回は中国で使われている文字についてお伝えしていきます!
「中国人観光客」というと、全部ひとまとめに捉えている方もいるようですが、香港の人、台湾の人、中国本土の人と、それぞれの特徴があります。
さらに言うと、広い中国のこと。中国本土のなかでも文化や生活が異なります。
それぞれの地域や特徴を知って売り場づくりを工夫してみてはいかがでしょうか。
さて、早速ですが中国語には書き言葉として主に繁体字と簡体字があります。
弊社では店頭販促物の制作をしておりますが、中国人観光客向けのツールを制作する際、お客さまからよく聞かれることがあります。
それが「中国語には簡体字と繁体字があるけれど、どちらがいいですか?」という質問です。
簡体字と繁体字は同じ中国語ですが、比べてみるとかなり形が違うことが分かります。
みなさんこんにちは、丸めがねの「切り口/コピー講座」第四弾です。
今回は、ターゲットの周囲の人を切り口にコピーを考えてみます。
みなさんのまわりにはどんな方がいらっしゃるでしょうか。
親、子、妻・夫、友人、上司、部下、同僚、大好きなあの人、はたまたご近所の方、同じ電車の方、お買い物をする際の店員さん・・・
ターゲットの周囲には、いろいろな方が存在しますよね。その方達をPOPのコピーに活用するのです。
私が記憶している広告で印象的だったのが制汗剤の電車中吊りで
「つり革をつかむあなたのワキの下にはときどき女性の顔がある」といったコピー。
思わずドキッとしました。
私も若い頃は徹夜作業もありましたが、翌日はできるだけ女性に近づかない、近づかせないようにしたことを思い出しました。
さて、いくつか具体例をあげてみます。
気温も湿度も上がってきて、メイクの悩みが増えてくる季節。
紫外線によるくすみや、シミはもちろんのこと、毎日のメイクではTゾーンのテカリ、毛穴崩れなど、女性には悩みが増える季節になりました。
この季節は、そのような悩みを美容部員に相談されるお客様もとても増えます。
お客様にとって、ドラッグストアの店員さんというのは、プロです。
レジに立っている薬剤師や登録販売者は薬のプロ。売場にいる化粧品担当者や美容部員は化粧品のプロ。
そんなプロの意見を聞いて、きちんと効く薬を買いたい、キレイになれる化粧品を買いたい…というのは、自然な心理ですよね。
売場にも「プロのアドバイス」を散りばめることで、もう1品購入のきっかけ作りをしていきましょう!
みなさんこんにちは、丸めがねの「切り口/コピー講座」も早いもので第三弾です。
今回は、前回も軽く触れましたが「ショッパー」を考えたアイデアです。
さて、ショッパーという言葉をご存知でしょうか?
通常、広告/販促業界では、お客様(エンドユーザー)のことを消費者やカスタマー、生活者といった用語が使われますが、「購入する人が消費する人とは限らない」ことから、この「ショッパー(買物客)」という言葉が使われるようになりました。2007年頃のことのようです。
そこで今回は「ショッパーへの訴求」、つまり「購入する人が消費する人とは限らない」のPOP切り口を考えてみます。
例えば、子ども用品や介護用品、ペット用品などが分かりやすいですが、 毎日の家での食事(食品)や父の日・母の日、誕生日やクリスマスのプレゼントなどもショッパーがターゲットとなります。家族で考えるとわかりやすいですね。
みなさま、こんにちは。十文字誠です。今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐるヒントや情報をお送りいたします。
前回の記事でドラッグストアなどの小売の現場では品出しや発注、在庫管理といった店内作業(スタッフの作業)を中心に考えられて作られていることが多い事をご説明いたしました。結果的にそれが商品の売り方を考えるに至らず、お客様にとっては不便な売場を作ってしまっているという悪循環になっています。インターネットショッピングで多くの物が自宅に届いてしまう現代。このままではどんどん客足は遠のくばかり。少しでもお客様の足をお店に向かわせるために“買いづらい売場作り”よりも“買いやすい売場作り”の方を目指すべきですよね?
そうは言っても、簡単に売場なんて作れません!という方々に是非読んでいただきたいのがこちらの記事。“買いやすい売場作り”を目指す前に以下にクロスMDを3つの型に分類してみましたので、一度クロスMDを整理してみましょう。その後に前回同様、実践的な売場作りをご紹介いたします。
段々と気温が上がり、夏が近付いてきている予感がしますね。
夏の強く眩しい日差しには、ビビットな色味がとてもよく合います。今期のメイクはカラーマスカラなども流行の兆しを見せているようなので、是非売場で目立つように展開してみてくださいね。
さて、夏場になると動きのよくなる化粧品といえば、マニキュア。
ペディキュアをする方が増えることと、夏場のネイルは他の季節と使用する色が違うことから、この季節は回転がとても早くなります。
そんなマニキュア。欄干やカゴ、タルに投げ込み陳列されているお店も多いのでは?
什器やポスター、パンフレットなど、お店で使われる様々な販促ツール。
メーカーから支給されるこれらのツールは、使い方によってはその価値は上下します。
こちらのコーナーでは、様々なツールの特徴や活用法をご紹介いたします。
今回は多くのドラッグストアで使われている、カウンター什器について解説します。
カウンター什器を簡単に言うとするならば、「商品を中に陳列できるBOX型のディスプレイ」。
(※ディスプレイ什器と言う事もあります。)
棚に商品だけを置いた場合に比べ、カウンター什器を置く事で商品の特徴を伝えるスペースを確保できるので、しっかりと商品の特徴を伝え認知してもらいたい新商品などの導入時に多く使用されます。
皆さんは提供される販促什器に関して、その什器の目的というものを考えたことはありますか?
もちろん“商品の説明をして商品を売るため”という点では共通しているのですが、
それぞれの什器は、それぞれ異なる目的を持っています。
今回のカウンター什器は、棚に置かれる什器の中でも存在感があり、上記で述べたように訴求スペースも多く確保できるため花形ともいえる什器です。
つまり、この什器の最大の目的は存在感を出して売場で目立つこと。
そうすることでただ棚に置かれているだけの商品より視認性をあげ「目にとまる商品」にし、
商品を知ってもらう→興味をもってもらう、を経て購買促進につなげます。
では上記の目的のためには什器をどこに設置するのがいいしょうか?
売場のゴールデンゾーンといえば、お客さまの目線の高さに注目しがち。でも実は、足元のスペースにこそチャンスあり?!今回はお客さまの視線が集まる足元の展開について解説します!
ジャ ンブル陳列とは、カゴやワゴンなどに商品を入れてフロアに置く陳列手法。投げ込み陳列とも言われています。都市型の店舗面積が狭い店舗で、商品展開スペー スを広げたい時などによく見られる手法ですが、ジャンブル陳列には都市型店舗以外でも挑戦したくなる利点があります。
一般的にゴールデンゾーンは目線の15〜60cm下と考えられていますが、足元も意外と視線が
集まるもの。足元に「お?」と思う商品が置いてあると、お客さまは思わず手にとってしまいます。
お客様は、棚の高い場所には価格の高い商品が、低い位置には特売のものなど価格の安い商品が陳列されているように自然と感じます。本当は利率の高い商品も、ジャンブル陳列によってお客様にお得感を感じてもらえるかも!
このように、足下スペースを活用した陳列は大きなチャンスとなり得るのです。
では具体的にどのように陳列するのか見ていきましょう。
はじめまして。こちらのコンテンツを担当する十文字誠です。
さっそくですが、夏になるとスーパーマーケットで、そうめん、めんつゆ、きざみ海苔、いりごま…などなど、こういった商品が集められた売場を見かけませ んか?これは「ついで買い」を誘発する「クロスマーチャンダイジング」という販売方法のひとつ。こちらのコンテンツではそういったお客様の“ついで買い 心”をくすぐるヒントや情報をまとめてお送りしていきます。
広義のマーチャンダイジングは小売り業者が消費者に提供する業態、店舗立地、価格、品揃え、商品開発、店舗運営、物流、販売、顧客管理等に関する活動を 表し小売企業の展開するマーケティングということになります。一方、狭義のマーチャンダイジングは「商品化」を表しており、仕入れ、商品開発、適切な品揃 えを行う事を差しています。冒頭からなにやらごちゃごちゃと堅苦しい言葉が並んでしまいましたが、簡単にまとめると商品陳列(棚割)という言葉に言い換え られるかと思います。
クロスマーチャンダイングとは先にも記述した通り「ついで買い」を誘発する商品陳列手法で、関連商品の販売、あるいは同一商品をお店の各所で販売するこ とを意味します。お店にとって売上増に繋がる販売方法ですが実現には困難が伴う側面も。それはお店(小売業)の内部事情が影響しています。お店の事を思い 浮かべて頂きながら読んでもらえると理解しやすいかと思いますが、小売の現場では品出しや発注、在庫管理といった店内作業(スタッフの作業)を中心に考え られて作られており、「売り方」を考えるところまで配慮が行き届いていない…といったお店がとても多いかと思います。医薬品の担当、日用雑貨の担当、とい うように商品カテゴリーごとに担当者が決まっており、その人が商品の発注から商品陳列、演出といった売場管理を行っている事が多くみられます。今の季節で すと、鼻炎薬の棚にマスクを並べるには、それぞれの担当者の合意を取らなければなりません。
お店側の事情もあるかと思いますが、クロスマーチャンダイジングの棚はお客様のメリットが大きいのも事実。関連した商材を陳列することにより、購買を促 進させ、ひとつの商品だけの陳列と比べて買い上げ品数増加を期待できますし、商品の持っている「価値」を訴求するので、価格競争を避けられる狙いもありま す。「価値」とはその商品を一緒に買うことで生まれるもの。今では当たり前になりましたが、“鼻炎薬×マスク”では「花粉症対策」という「価値」が生まれ ます。
さらに、お客様にとっても買い忘れを防止したり、広い店内をあちこち回らずにその場で目的の物が全部揃うので買い物効率が高まったりと、良い事尽くめ。少しの工夫がお客様のメリットに変わるかもしれません。
再三書いておりますが、お客様のメリットが第一にあります。他にも店舗へのメリット、メーカーへのメリットも考えられます。今回の話しを少し整理する と、お客様には「商品の新たな価値を知ってもらい生活が快適になる」というメリット。店舗には「買上点数アップ&客単価アップによる売上増」とい うメリット。メーカーには「商品の新たな価値を訴求することで他商品との相乗効果が得られ、価格競争を避けられる」というメリットがあります。
3月も終わりが近づき、そろそろお花見の季節ですね。
おつまみ、飲み物、レジャーシートをバッグに詰めて、いざ出発!…の前に、もう一度持ち物を確認してみましょう。
やはりまだまだ花粉症の季節が続いていますのでマスクも入れておきましょうか。女性が気になるのは紫外線。必ずしも日陰にいれる訳ではないかもしれないこ とを考えると日焼け止めもあるといいですね。手が汚れた時はウェットティッシュが便利ですし、この時期、夜は冷え込みますからカイロがあると人気者になれ るかも。割り箸、紙皿、紙コップ。忘れちゃいけないのがそれらを最後に捨てるゴミ袋。自分で出したゴミを片付けるのがマナーですからね。少し考えただけで もひとつのコーナーが作れそうです。どうでしょうか、週末のお花見客を見込んで「お花見コーナー」を設置してみては?
それでは最後に、締めの一言。
クロスマーチャンダイジングとは、商品から新たな価値を見いだし、提案することでお客様の“ついで買い心”をくすぐる事である。
ハンガー什器の目的って?
皆さんは提供される販促什器に関して、その什器の目的というものを考えたことはありますか?
もちろん“商品の説明をして商品を売るため”という点では共通しているのですが、
選びやすさの重要性について(株)ティラノがヘアケア売場で行った効果検証が興味深い結果をもたらしている。実施前と実施後、売場のインパクトは一目瞭然だが、実はインパクトだけでなく、「選びやすさ」を重視した売場作りを 行っている。実施前はブランドごとの陳列になっていた売場を「お買い得コーナー」として大きく棚割を変更し、選びやすさを重視したPOPを配置している。 ヘアケア商品、特に詰め替えにおいて「価格と容量」は重要なポイントだが、商品によって容量が異なり、シンプルに価格を比較することが困難なことが多い。
そこで、統一基準で比べられるように「10mLあたりの価格」を表示したPOPを各商品に設置。これにより詰め替えの「選びやすさ」を向上させた。 さらに、それだけでなく、中価格帯の特定のブランドに対し、価格以外の選択ポイントである「機能性」を訴求したPOPを付加。これにより、価格と機能の両 側面から「選びやすさ」「新事実の発見」を演出。意図的に仕掛けを施した売場づくりを行った。
前回は「ISPの法則」の基本概念について述べましたが、今回はその中でも購買決定に重要な役割を発揮するISPの「S」=Search(選ばせ る)について掘り下げて解説いたします。衝動喚起(I)、購買動機付(P)を意識的にできているものの、「選びやすさ」が欠如している売場が意外と多く存 在します。
ドラッグストアと言えば、一部の医薬品や調剤薬局、カウンセリング化粧品を除くほとんどの売場が接客を行わない“セルフ売場”となります。
ただ商品を並べておくだけで、お客様が自分で商品を選び、勝手に買っていただけることほどラクなものはないですが、なかなかそうは行かないものです。特にドラッグストアは、狭いエリアに複数の競合商品がひしめき、それぞれが「自分が一番」と主張し合っているので、整理された陳列でない限り、これほど選びづらい売場はありません。
また、「分かりやすさ」だけではなく、新たな気づきを得られる「選ぶ楽しみ」を付加することもポイントです。
しかし、そう言った視点で売場を見てみると、残念ながら選びやすく整理された売場が意外と少ないことに気づきます。せっかく集客を行っても、選びづらさから何も買わずに出て行ってしまう人が増えると、みすみすチャンスを逃してしまいます。売場のインパクトや品揃え、価格の魅力はもちろんですが、実は「選びやすさ」も購買を後押しする非常に重要なポイントのひとつなのです。
今すぐ売場をチェック!選びやすい売場になってますか?
ブランドをただずらっと並べるだけではなく、さまざまな切り口で棚割を構成してみましょう。
カテゴリごとのウンチクPOPなどを配置すると、新たな発見を与えることができ、選びやすさだけでなく、選ぶ楽しみが広がる売場を作ることができます。
お店主導でこのような売場を作ることが出来ない理由として、「時間が作れない」ということが第一に上げられますが、「商品知識の欠如」も大きな課題です。選びやすい売場を作るためには、商品特性やカテゴリに対する知識が不可欠になります。