前回「色弱者」の見え方についての基礎知識をお送りしましたが、
今回は より多くの方々に不便を感じさせないように配慮された色使いである
「カラーユニバーサルデザイン(CUD)」について、簡単にお伝えします。
より詳しく知りたい方は、CUDに関する書籍が出ていますので、そちらをご覧ください。
カメラのレンズの役割をする水晶体から入った光は、目の奥にある網膜に映りますが、
赤・緑・青の光の波長の刺激を受けて色を認識する3つの視細胞が無い、あるいは異なると
色の見え方が変わります。
赤の波長を受ける視細胞が無い、または特性が異なるのが「P型」(1.5%)、
それが緑の波長を受ける視細胞の場合は「D型」(3.5%)と呼ばれ、
この2つの色覚型は赤~緑の色の差を感じにくくなります。
他に「T型」(0.001%)「A型」(0.001%)がありますが、
「C型」と呼ばれる一般的な色覚型と「P型」「D型」の3型で99%以上を占めます。
多くは遺伝によるものですが、病気や事故等で網膜の疾病にかかり、
色の見え方で不自由な思いをしている方も少なくありません。
製品や環境のデザインを、全ての人が使いこなせるようにすることを目指すのが
「ユニバーサルデザイン」です。その中でも「色による情報伝達」に関するものが
「カラーユニバーサルデザイン(CUD)」になります。
色弱者の為だけのデザインで、一般的な人々には見にくいというものではなく、
情報がわかりやすく整理され、全ての色覚者に見やすいデザインを意識すれば、
それは多くの人にとって見やすいものとなります。
さて、店頭の見え方のイメージについては前回をご覧いただくとして、
色の違いがわかりにくい配色、見分けやすい配色とはどんなものでしょうか。
まず、当記事のヘッダーのオリジナルとシミュレーション画像をご覧ください。
※シミュレーション画像は、色弱者の見え方のイメージです。
実際の見え方の正確再現ではなく、また個人差があります。
<オリジナル>
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