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ドラッグストアのシニア向け売り場を店頭販促目線から考えていこうという
この「シニア対策のススメ」も、無事に（？）新年を迎えることが出来ました。
今年もよろしくお願いいたします。

新しい年となり、このコーナーもプチリニューアルして、
二つの方向からアプローチしていくことになりました。

一つ目は、私、てんとうむし男（この名前誰も覚えてないかもしれませんが…）が
いままで通りシニアに関するコラムをお届けする回。

二つ目は、自作ツールで売り場改善を目指していこうという回です。
先日このコーナーを一時的にジャックしたあの2匹がご声援にお応えして帰ってきます。
どういう内容になるかわかりませんが、お楽しみに！

■「シニア＝おじいちゃんおばあちゃん」ではない

突然ですが、「サザエさん」に出てくる磯野波平の年齢を御存じでしょうか。
いかにも昭和のおじいちゃんという雰囲気ですが…

54歳です。

個人的には意外と若いな…という印象です。
確かにサザエもカツオもワカメも波平の子ですし、まだまだ現役という感じですね。
劇中に登場する一番身近なシニアはお隣の伊佐坂先生で60代（詳細不明）です。
波平とそんなに変わらなさそうですが…。

当連載では「シニア」を、

「60歳以上をメインとした、50代の中高年齢者も含めた年齢層」

と定義しています。

「シニア」というと「おじいちゃんおばあちゃん」というイメージがある一方、
年寄り扱いはシニア層から敬遠される為、
シニア向けの商品やキャンペーンなどでは「年寄りくささ」を消そうと
若々しいイメージにしつつもシニア向けだとわかりやすい雰囲気に…という要望で、
よくわからない状態になって結局全然若々しくないイメージに着地しているのをよく見かけます。

54歳という波平は、その年齢に対して、外見も劇中での行動も、年相応かそれよりも上の年齢のイメージに近くなっています。