2016.09.19.月

インバウンド市場 第7回-新たな外国語POP(マレー/インドネシア語)ダウンロード可!-


こんにちは高橋龍(ガオチャオロン)です。
今回は恒例の訪日動向と、イスラム圏のお話です。

上半期(1月-6月)の累計は前年同期比 28.2%増の1,171万4千人と、過去最高。
▶訪日外客数(2016 年 6 月推計値及び上半期推計値) - 日本政府観光局(JNTO)
※pdfファイルです。(1.4MB)

 

上半期の訪日客数は、
2015年1月:1,218,393人 2016年1月:1,851,895人 伸率:52.0%
2015年2月:1,386,982人 2016年2月:1,891,375人 伸率:36.4%
2015年3月:1,525,879人 2016年3月:2,009,549人 伸率:31.7%
2015年4月:1,764,691人 2016年4月:2,081,697人 伸率:18.0%
2015年5月:1,641,734人 2016年5月:1,893,600人 伸率:15.3%
2015年6月:1,602,198人 2016年6月:1,985,700人 伸率:23.9%
累計 2015年上半期:9,139,877人 2016年上半期:11,713,800人 伸率:28.2%

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2016年の4月、5月は熊本地震の影響もあり、伸率が弱まったものの、
上半期の累計は1,171万4千人と、初めて半年で1,000万人を超え、過去最高。
(これまでの過去最高は2015年上半期の訪日外客数 914万人)
2016年6月は、これまで6月として過去最高だった2015年の160万2千人を約38万人上回り、前年同月比23.9%増の198万6千人と、順調に訪日客数が伸びています。

 

訪日外国人消費動向の変化

2015年の訪日外国人旅行消費額は2014年(2兆278億円)に比べ71.5%増の3兆4,771億円となり、
年間値で初めて3兆を突破しました。
▶【訪日外国人消費動向調査】平成27年(2015年)年間値(速報) - 日本政府観光局(JNTO)
※pdfファイルです。(1.1MB)

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ですが、前回のインバウンド市場 第6回 – ピクトグラム DL – でお話したように、
「爆買い」で「モノ消費」を牽引していた中国人の消費動向が「モノ消費」から、「コト消費」へシフトしつつあり、2016年1〜3月期の中国人旅行者1人あたりの旅行支出は約26万5千円で、2015年同期比12%減とマイナスに転じています。
▶「爆買い」一服、ムスリム消費は堅調 - 日本経済新聞

 

今後の対策

中国人旅行客の旅行支出が下がる一方、イスラム圏の旅行支出は伸びていて、
2015年マレーシア旅行者による消費額は前年比で27%増、インドネシアは59%増。
2016年1〜3月期もマレーシアは前年同期比で43%増、インドネシアは57%増と、
着実に旅行支出が伸びています。

その為、今後は「爆買い」の中国人旅行客向け対策だけでなく、
イスラム圏旅行客向け対策として「ハラル」対策が自ずと必要になっています。
▶インバウンド市場第5回

先ずは手軽に対策できる「マレー語」と「インドネシア語」の店頭POPを、ご用意しましたので、是非活用下さい。

 

マレー語POP

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インドネシア語POP

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