
助手1号(以下:助):ハカセ!雪がナナメに降っているように見えるのですが気のせいでしょうか…!!
ドクターちんあなご(以下:D):いや!現実じゃろうな!雪じゃ!大雪じゃ!ワハハハハハ!
助:なんでそんなにテンション高いんですか?しれっと復活した一発目で喜んでたらなぜか大雪とは…!!
D:目の前に雪景色! 吐き出す白い息!
ワシはドクターちんあなご Hey Yo!
足ない長い胴体 小さい眼(まなこ)で女子をK.O.
てんとうむしWebレペゼン! 大雪今日は帰れん?
ここは表参道! 大雪の中参上!
Mother fucker!
助:この雪の中、急に中途半端なラップぶち込むとかカンベンしてください。Mother fucker って言いたいだけですよね。あとレペゼン。
D:なんじゃ?吹きすさぶ雪の中で渾身のラップ披露というおかしな状況じゃというのにクスリとも笑わんな。おっと、クスリやってることがバレたらこのサイトも打ち切りになってしまうからあんまりクスリとか言わんほうがいいじゃろうな。
助:やめてください。全然上手いコト言ってないです。少数にしか通じないネタやめてください。MC1人減ってナレーションも違和感ありまくるだけで、打ち切りになってませんし。ドラッグストアのスタッフ向けのサイトなのにクスリって言えない縛りなんてムリですし。
D:そうか!ドラッグって言った方が本場っぽいのう!
ワシがキメるオンジ ディスイズザ漢方
物忘れ改善の奥義 でも今欲しいのは暖房
助:シニアラップ…新しいかも…
ていうかドラッグって単語使ってないじゃないですか。
D:最近物忘れがヒドくてのう…。
さっきから体の片側にだけ雪が積もっていくので重くて仕方ないんじゃが。
助:傘さしてくださいよ!ナナメから雪が降って来るからですよ!こんなところで雪に埋もれたちんあなごなんて保護色で見えないし救出されませんよ!

D:そだねー!そもそも何でこんな天気の日(注:当日は1月22日)に表参道に来とるんじゃ?
助:そだねーじゃないです。片っ端からネタぶちこまないでください。今日はウワサのVR認知症体験に来たんですよ!
ホラ着きましたよ!
D:急展開の次回に続く…!
助:続きません!まだ雪で騒いでラップしただけです。
D:そだねー!
助:というワケで、今回は店頭販促というくくりからすると番外編になりますが、VR認知症体験の模様をお送りします!
D:おおーっ!スマホで動かすタイプのVRじゃ!スマホベースなら汎用性高くていいの~。

助:ピント調節はゴーグルで出来ますが、メガネの方は一度外してシートをつけてからメガネをかけ直して、その上からゴーグルをつけられるみたいですね。
D:メガネを外すんじゃな…あれ?メガネがないぞ。メガネメガネ…
助:ハカセもともとメガネなんてかけてないでしょ!ていうかそういうの毎回挟むつもりですか?終わるまでに連載1年分くらいかかるからやめてください。ホントは体験会場で小ボケどころかほぼ無言だったことバラしますよ。
D:それ言っちゃダメな裏側じゃろ。JAROってなんじゃろ。おや?いい眺めじゃの~。なるほど360度ぐるぐる見られるわい!VRスゴいの~おわっ!怖っ…!!なんじゃ屋上のフチに立っとるではないか!
VRの中の女性:着きましたよ~降りてくださ~い(ニコニコ)
D:誰じゃお前!降りれるワケなかろう!そだねー!とでも言うと思うたか!!ニコニコしながら恐ろしいことをぬかしおって!天使のような悪魔の笑顔か!キサマが先に降りて見せい!!
何じゃ!左側のお前も…近寄るな!アホちゃうか!
落ちる言うとるやんけ!このボケ!
Get away from me fuck off!!
助:ハカセうるさい。
混乱してニセ老人語とニセ関西弁と汚い英語が混ざってますよ。
D:ハアハア…なんじゃ夢か…。
助:いや、VRです。
D:なんじゃVRって。
助:今そこですか? ヴァーチャルリアリティ(仮想現実)のことですよ。ゴーグルを付けることで自分視点で仮想空間を体験できます。新宿にVRのテーマパーク(最先端のゲームセンター)が出来たり、住宅のシミュレーションとか最近流行ってますよね。
D:何言っとるかわからんが、恐怖体験じゃった…。
助:いまハカセが体験したコンテンツは、“デイサービスから帰ってきたおばあさんが送迎車両から降りる時にすごく怖がっていて、あとで聞いたら「職員にビルから突き落とされそうになった」と答えた”という実話を元にシミュレートしています。アルツハイマー型認知症の中核症状である失認の症状の体験ですね。空間の認知能力がなくなって距離感が上手くつかめないという症状です。
D:これが認知症の人が実際に見えている現実というワケじゃな。実写だから余計に自分が体験しているようなリアルさじゃ…。ビルの上かどうかはともかく、ものすごく高い段差が目の前にある中で「大丈夫」って言われても、にわかには信じられんじゃろうな。嫌がるのも無理はない。デイサービスのスタッフの格好をした殺し屋が本当に落とそうとしているのかもしれんしな。
助:最後の発言はともかく、こういう風景が本当に見えているんだということがわからないと、「ちゃんと説明しているのに何で言うコトを聞いてくれないんだろう」「認知症だから仕方ないか」という冷たい対応になってしまいそうですね。
助:次は見当識障害の初期症状の体験です。電車に乗っているうちに、自分が今どこにいるのか、どこで降りるのかわからなくなってしまうことがあるそうです。
D:むむ…これは不安じゃな…。また駅員のヤツが冷たい…ここがどこかわからんから尋ねとるというのに…出口はあっちですって…。
助:駅員さんはフツーの対応をしただけなんですよね。今自分の居る場所がわからない人が存在するというところまで想像力が働かないんですよ。たとえ単純に知識として知っていても、継続的な日常業務の中でそういう人が現れても、実感が湧かないんじゃないですかね。
D:酔っぱらって電車で寝てしまって、目が覚めた時にどこかわからないということはよくあるがな。「終点ですよ~降りてくださ~い」って言われて外に出て「小田原」って書いてあっても、どこの小田原?って思ってしまうのと一緒じゃな。
助:まさにそれで、認知症は自分とは遠い違う世界の人で、その人を理解するにはどうすればいいかと考える人が多いのではないかと思いますが、もしかしたら近いのかもしれないと実感できて気づかせてくれますね。
D:最後に現れた女性の安心感ハンパない優しさに思わず求婚してしまいそうになったわい…。特に都会では駅のホームでも電車でもスマホや本に没頭するか寝るかがほとんどで困っている人がいることにも気付かない状況じゃ。声をかけてもらえるだけで安心感を与えられるのであれば、困っている人には積極的に声をかけられるようになりたいもんじゃのう…。
助:ドラッグストアの店頭でもそうですが、シニアの人には特に積極的に声掛けをしていった方がいいかもしれませんね。「遠慮せずに声をかけてください」と伝えるだけでも、心理的ハードルが下がると思うんですよね。あとはディズニーランドじゃないですけど「笑顔」ですよね。忙しい中で笑顔をキープするのは難しいですが、笑顔で声をかけてくれるだけでも救われた感じがします。
D:それがなかなか出来ない原因として、やはり「得体の知れないもの」は「怖い」というのはあるじゃろうな。「認知症を発症したら終わり」というイメージが少なからずあるが、認知症になっても周囲の手を借りれば自分の力で生活したり課題解決することができるからのう。
助:あと徘徊については、例えばデンマークでは問題になっていないみたいです。高齢者が一人で外出しているとみんなが声をかけるから、そもそも問題にならないんです。みんなが声をかけて安心して帰るコトができれば、それは徘徊ではなく散歩になりますね。結局、徘徊するからカギをかけて閉じ込めておこうと、徘徊を問題にしているのは徘徊を受け止められない周囲なんですよね。核家族化が進み、高齢者のひとり暮らしも増えていますし、地域密着を掲げているドラッグストアの流れはこういった問題を解決するキーになるかもしれませんね。
助:最後は「レビー小体型認知症」の体験です。他の人には見えないものが見える「幻視」の症状がある当事者が、脚本から演技指導まで行って忠実に再現されています。知人の家にお邪魔した所から始まり、リビングに通されます。
D:遠慮なく家に上がらせてもらうぞ…ん?アイツ何で壁に向かって立ってるんじゃ?リビングで漫才の練習?放っといていいんか?そうなの?なんか飛んでおるぞ…おわっ!!ヘビ?ヘビおるぞ?え?放し飼い?リビングで?お主ら何かしゃべっとるが周りが気になってハナシが全然入ってこん…ぬわっ!!漫才の練習してた男がいつの間にか居なくなってる!息子さんですか?あれ?今そこにネコおらんかったかのう…なんじゃこの家何かヘンじゃ!カオスすぎるわ!
助:ハカセを迎えてくれたご夫婦以外全部幻視ですよ。しかし家に帰って部屋の隅で知らない人が体育座りしてたら悲鳴上げますね…コード類がヘビみたいにウネウネとかホント気持ち悪い…。完全に溶け込んで本物と見分けのつかないレベルで見えているってことですが…衝撃的です…。

D:霊感の強いヒトだと心霊現象なのか幻視なのか本物なのかの3択でますます混乱しそうじゃのぅ…。爆笑している幽霊とかいてもいいんじゃないかと思うんじゃが…幻視もエッチなお姉さんとかなら歓迎なんじゃが。
助:心霊現象関係ないですし、そんなお姉さんでも居たら怖いと思います。怖いというか、どこまでが幻視でどこまでがリアルかがわからず混乱しそうですね…。消えるまで幻視だとわからないそうですよ。
幻視と認知症が結びつかないので、例えば「そこに人が居る」と言っても「そんなものいるワケない」と家族に否定されたり、精神病棟に連れていかれたり、うつ病と誤診されたりと、正しい診断をしてくれるドクターと出会えないケースも多いようです。頭から否定されるとストレスになりますし、それで症状も悪化してしまいます。
怖い物だけでなくカワイイ子猫や美しいものも見えるので、異常視したり否定するのではなく、何が見えるのかを周囲の人が本人に聞いて楽しんで笑ってしまうくらいの付き合い方ができれば、安心して普通に暮らしていけます。当事者には本当に見えている、しかも現実と区別がつかないリアルさで見えているということを、このVRを使って体験して抵抗感を無くすことで、寄り添うことができるのではないかと思います。
D:本などで知識としては知っているだけの場合よりも、自分が認知症患者として体験して実感を伴った感覚を持っていれば、相手の気持ちに近づくことができ、優しく接しやすくなるじゃろうな。それに認知症だからといって、物理的にも理解の範疇からも隔離してしまうことは症状を悪化させることにもつながる。認知症と診断されても、基本的には今までの延長線上にあって変わらないのに「できない」と決めつけて代わりにやってしまうのも違うようじゃ。本人は周囲の助けを借りれば「自分で」日常生活を送ることができるし、そう願っていることをみんなが理解すべきじゃな。
助:認知症の方の視点がわかることで、いつも想像しかできない「シニアの方々が抱える苦労」の理解へ一歩近づけるんじゃないでしょうか。シニアが「困っている」ことが、どういう気持ちで、どれくらいのレベルで困っているかがわかって寄り添えられれば、接客やお店作りにも活かせるのではないかと思います。認知症以外にも様々なコンテンツがあり、本人の視点で疑似体験できるVRの可能性の大きさを感じました。当事者が監修しているというのも大きい。シニア売場担当者に限らず、接客する機会がある人には特に、ぜひ体験していただきたいですね。
D:次はぜひ、ちんあなご体験VRを作って欲しいところじゃのう…。カラダを砂に埋めてゆらゆらしながらどんな気分か体験できるんじゃ。最終的にはフリースタイルラップバトルで5匹のちんあなごを倒したら、ラスボスのちんあなごと戦うんじゃ!楽しそう!
助:まるパクリですし、どこまでいってもちんあなごじゃないですか…。
D:ラスボスはにしきあなごにするか!
助:しません。
体験協力:株式会社シルバーウッド VR認知症体験プロジェクト
https://peraichi.com/landing_pages/view/vrninchisho
2022.01.04
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助手1号(以下:助):あけましておめでとうございます。ドラッグストアのシニア売り場を手書きPOPや販促物などの装飾も含めて盛り上げていく「シニア対策のススメ」です。今年もよろしくお願いいたします。ドクターちんあなご(以下 …
2021.12.03
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助手1号(以下:助):こんにちは。ドラッグストアのシニア売り場を手書きPOPや販促物などの装飾も含めて盛り上げていく「シニア対策のススメ」のお時間です。ドクターちんあなご(以下:D):それにしてもスゴいのう…まあアレでM …
2021.11.05
シニアと食事(9)〜介護食の売り場を見てみる 2
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