手書きPOP戦隊 チャレンジャー
2017.09.21.木

縦書きPOPを書いてみよう!

皆さん、縦書きPOPを書くことはありますか?
POPのほとんどが横書きのため、縦書きは結構目立ちます!
横書きと書き方は同じなのでチャレンジしてみて下さいね。

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①今回は“担当のオススメ”で縦書きPOPを書きましょう。
いつもの袋文字と書き方は同じですよ。
縦に“担当のオススメ”と書きます。

POP1

 

突然ですが、アナタの血液型は何ですか?
「A型は几帳面」「B型は自己中」「O型は天然」「AB型は天才肌」。「え!当たってる〜POP!!」とよく言われる血液型によるタイプ分けですが、よくよく考えると、「几帳面」「自己中」「天然」「天才肌」これらの要素は、少なからず誰しもあるもので「几帳面なだけの人間」なんていません。
ズバリ言い当ててるようで実は誰にでも当てはまることを言ってるだけなのです。

一般的なことなのに、まるで自分のことだと思いこんでしまう心理現象を「バーナム効果」と呼びます。
今回も前回に続き、こうした心理作用を踏まえたPOPのテクニックをご紹介します!

 

バーナムPOPの使い方

セルフPOPの3Wでもお伝えしましたが、POPを考える際にターゲットを絞ることはとても重要です。
絞れば絞るほど、そのターゲットには刺さる表現になります。
「近々、絶対に失敗できない大事な発表会を控えてるけど花粉症のくしゃみにお悩みのアナタ!」ぐらい絞ると、対象者としては「あ、オレのことだ!」「なんでわかったんだ!」と一気に親近感が湧きます。一方、それ以外の人には全く刺さらなくなってしまうという副作用がありますので、ターゲット絞りは諸刃の剣でもあります。
かと言って、「くしゃみにお悩みの方」だと、広過ぎていまいち刺さりません。

バーナムPOPのポイントは「絞ってるように見えてだいたいの人に当てはまる」なので、ターゲットを絞りきれない場合には、バーナムPOPを活用すると効果的です。

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バーナムPOPを作ってみよう

ではさっそく、「バーナムPOP」を作ってみましょう。

ポイントは、「よく考えると結構いるけどターゲットを絞ってる感を出す」ということです。
注意しないといけないのは、「それ誰でもそうじゃん」と瞬時にバレてしまう表現だと逆にわざとらしくなってしまうので、避けなければならない点です。

 

例1)女性のみなさま!

これは広すぎますね。女性だったら誰でもそうじゃんと思いますのでNGです。

 

例2)美しくありたい女性のみなさま!

これは例1よりは絞ってますが、まだまだ「それって全員だろ」と思わせてしまうのでイマイチです。

 

みなさんこんにちは★桜満開でうららかなこの季節も、花粉症との闘病でまったく楽しめていないPOP★Cornです…。特に昨日なんて鼻水がナイアガラ状態でヒドかったんです…まずはそのお話を詳しくしたいところなんですが、前回、編集部から「前説が長すぎる」というお叱りを受けてしまいましたので、今回はさっそく本題に入らせていただきPOP。。。

POPのレクチャーを行っていると、同じようなお悩み相談を受けることがあります。
一番多いのは
「教えてもらったことは理解できるんですが、いざPOPを作ってみようとすると、全く手が動かないんです…」
というお悩み。
要は、「ロジックは理解できたが、切り口が思いつかない」ということなのですが、これをもって「私は才能がない」「センスがない」と決めつけてしまっている人が多くいらっしゃいます。

POP(喝)!!!

ロジックが理解できたのに、POPのアイデアが思いつかないというアナタ、それは「POPの才能がない」のではないのです。原因は、アイデア力の不足ではなく「商品のことを知らないから」なのです!
アイデア出しで止まってしまっている人は、そもそも商品のことをよく知らないまま、いきなりキャッチコピーを考えようとしていることが多いです。これでは確かに難しいはずです。商品情報を蓄えた上でロジックに当てはめれば、そもそも「全く思いつかない」という事態にはならないのです。

 

軸を切ってまとめよう

では、商品を知るためにはどうしたら良いのか。

日頃よりドラッグストアを中心に販促手法や手書きPOPの書き方などを紹介する「てんとうむしweb」をご愛読頂き誠にありがとうございます。

このたび、フレア社から『手描きPOPの見本帳』が発行されます。
このうち『基礎編 – POPづくりのあれこれ – 』を、てんとうむしwebが監修いたしました。

pop

 

「POPを書く前に知るべきことは?」や「読んでもらえる文章ってなんだろう」などの基本から、「上手にレイアウトする方法って?」「POPに適した小道具が知りたい」などの実践的なノウハウまで、売り場で役立つ手書きPOPについて詳しく解説を行っていますので、よろしければお近くの書店、またはAmazon等でお買い求めくださいませ。

◆監修記事

・POPを描く前に知るべきことは?
・文字を書くのが苦手……
・読んでもらえる文章ってなんだろう
・イラストを入れたいけど絵心が……
・色の使い方について教えて!
・上手にレイアウトする方法って?
・POPに適した小道具が知りたい
・効果的なPOPの設置方法って?
・てんとうむしミニインタビュー

これからも手書きPOPのノウハウをはじめ、売り場に関する様々な情報をお届けしていきますので、今後もてんとうむしwebをよろしくお願いいたします。

みなさんこんにちは、丸めがねの「切り口/コピー講座」も、もう第十弾です。

※今までの手書きPOP切り口・コピー記事

第1回:数字を使ってみよう
第2回:ターゲットになりきってみよう
第3回:ショッパーについて考えてみよう
第4回:ターゲットのまわりを見てみよう
第5回:悩みをイメージしてみよう
第6回:使用後をイメージしてみよう
第7回:ドキッとさせてみよう
第8回:知識を教えましょう
第9回:問いかけてみましょう

 

さて今回は、「擬音語」「擬態語」を使うことにより商品のイメージを伝えられる切り口を考えてみます。

「擬音語」「擬態語」とは

擬態語、擬音語のイメージ図

擬音語とは、音や声を言葉で表わしたもの。例えば、猫の「ニャー」、パトカーの「ピーポー」。閉店「ガラガラ」。また、擬態語は、状態を言葉で表すもの。例えば、星の「キラキラ」、笑う「ニコニコ」、空いている「がらがら」といった具合。
眼精疲労、肩こり薬のCMでも「目の奥ジンジン、ナボリンリン」というものがありますよね。
いわゆる外国語でいう「オノマトペ(フランス語)」です。日本語は他の言語に比べて特に種類が多いので、コピーへの活用もいろいろ考えられそうです。

さて、いくつか具体例をあげてみます。1つでも成り立ちますが、今回は2つ重ねてみてみます。

売り場を活かす陳列&MD
2015.12.21.月

第1回研究レポート(ヴィレッジヴァンガード)

はじめまして!
「食品売り場研究所」研究員のえいひれ次郎と申します。

さて突然ですが、クイズです!!
Q:ドラッグストアの中で最も売れている商品カテゴリはなんでしょう?

ドラッグストアというくらいだから、、医薬品?化粧品??
いえいえ、正解は・・・・・

そうです!「食品」なんです!!
なんと、2014年に至っては、ドラッグストア売上全体の約25%を占めたそうです。

ドラッグストアの2014年ジャンル別商品販売額

出展
ドラッグストアは、なぜ食品だらけなのか - 東洋経済
http://toyokeizai.net/articles/-/69853?page=2

 

ドラッグストアで食品の取り扱いが増えた背景として、メイン商材である「医薬品」や「化粧品」はそれほど頻繁に購入されないので、購入頻度の高い「食品」を扱うことで、来店頻度を上げて売り上げに結びつけよう!という経緯があります。

でも、ドラッグストアだし…スーパーちゃうし…どうやって売ったらいいかわからんーーーー!と思っているそこのアナタ!

安心してください。

「食品売り場研究所」では、そんな、迷えるドラッグ店員さんにノウハウを伝授していきます!!

 

多様化する食品売り場からノウハウを学ぶ

さて、昨今、スーパーや量販店、バラエティショップなど、ありとあらゆるお店で食品は売られています。
競争激化が進み、ただ陳列するだけでなく、それぞれの個性や得意分野を活かした売り方が求められています。

そこで、「食品売り場研究所」では、そんな、洗練された他流通のテクニックをドラッグストア仕様にアレンジして、ご紹介していきます。

 

《ヴィレッジヴァンガード 〜逆転の発想〜》

第1回は、独創的な世界観で有名な、ヴィレッジヴァンガードの研究結果を発表します。

ヴィレッジヴァンガードといえば、端的でセンス溢れる、黄色いPOPが特徴的ですね。
そんなPOPについて有名なお話です。

では、ここで、クイズ2問目!!

Q:ヴィレッジヴァンガードで、「マズすぎて全く売れない飲み物」が過剰在庫になってしまいました。

ところが、ある「キャッチコピー」を書いたPOPをつけただけで、爆発的に売れたのだそうです。

さて!その「キャッチコピー」とはどんなものだったのでしょうか?

002

……

 

……
答えは

どうもー!!POP★Cornです♪
街はすっかりクリスマスですねぇ〜。クリスマスと言えばプレゼント!プレゼントと言えばメッセージカード!!メッセージカードと言えば…ハイ!せーの!!
POP!!!
分かってきましたねえ〜!ベリーグッドです★このコーナーの読者の皆様はご存知の通り、プレゼントと言えばPOPなのですが、POPには「3つのW」が必要ということは前回お話ししました。そして今回は、その3Wの中でも最も重要な「Why」について詳しくお話しようと思いまPOP!

プレゼントをもらうとき、「あ!まさにこれが欲しかった!」というドンピシャの場合には、そもそもメッセージは必要ありません。しかし、もらう側が想定していないサプライズプレゼントの場合には、「なぜこのプレゼントなのか」という「Why」のメッセージがないと、「For you」と書いたところで「?」のまま終わってしまい、せっかくのプレゼントも喜んでもらうことができません。

 

POPの切り口・コピー
2015.11.02.月

知識を教えましょう

みなさんこんにちは、丸めがねの「切り口/コピー講座」第八弾です。
今回は、手書きPOPを書く際、お客様の「知らない(であろう)知識を啓発」することにより購買を促す切り口を考えてみます。

手書きPOPの切り口、コピーを教えます。
以前、「トリビアの泉」という番組が流行りましたが、それと似たロジックで「へぇ〜なるほど!じゃあ買ってみようかな」と思わせることを狙うのです。

広告や販促物はもともと「商品を知ってもらう」「商品を理解してもらう」「商品を買ってもらう」ことが目的のため、“どう見てもらうか”が重要です。お客様のためになる情報であれば、見てもらえる可能性が高まります。
こちらから情報を与える。そして、お客様に商品を買っていただく。
まさにギブアンドテイク手法です。

 

売り場ロジック
2015.10.17.土

〜実践POPロジック①〜 セルフPOPの3W!!

〜実践POPロジック①〜 セルフPOPの3W!!

どうもー!!POP★Cornです♪
前回は「POPはお客様へのメッセージカード」というお話をいたしましたが、今回からはいよいよ具体的なテクニックに入っていきます。時間の兼ね合いで、誠に残念ながら…本日は雑談なしでスタートさせていただきます(えっ?別に残念じゃない…?)!

POPの内容を考えるのって難しいですよねえ。文字は練習して上手くなっても、実際に書き始めると「何を書けばいいのか」と止まってしまう人も多いと思います。そんな方に、今回特別に秘伝をお教えします。
それは、「セルフPOPの3W」です。Who・When・Whyのたった3つのWを押さえることで、誰でも効果的なPOPを作ることができるのです!

 

①Who:誰に対するメッセージ?

★Point!
・一つのPOPにつき一人だけ、なるべく細かく
・ターゲットの数だけPOPを作る

ワークショップ・セミナー情報
2015.04.07.火

3/31手書きPOPセミナーを開催しました!@文京シビックセンター

先日 3/31(火)、文京区シビックセンターにて、てんとうむしweb主催の「第一回 手書きPOPセミナー」を開催いたしました。
セミナーという形での開催は今回がはじめてだったのですが、わざわざ遠方からお越しいただいた方なども含め、想定以上の多くの方に参加していただくことができました。ご参加いただいたみなさま、改めてありがとうございました。

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午前の部は、業界紙への連載を持ち、当てんとうむしwebの編集長でもある 上島大輔氏による「つけるだけで勝手に売れる!魔法のセルフPOP」。
そもそもPOPとは何なのか?どのようにPOP作りを考えればよいのか?表現の手法は?など、
実際にPOPを作る上での手順にそったロジックを大変丁寧に解説していただきました。

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実際の広告の現場で多くの経験をされ、独自のロジックを構築された上島氏。
わかりやすい言葉で解説される上島氏の講義には、受講者の方も 大きく頷いて聞かれている方が多く、新しい発見や納得が多くあった講義となったのではないかと思います。

>>>  「受講者の声」へ

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午後の部は、大手美容メーカー様の美容部員として実店舗で数多くの手書きPOPを手掛けてきた 佐藤友百子氏を講師に迎え、実際に手書きPOPを書いてみる「手書きPOP実践テクニック」講座。
受講者の方には複数のグループに分かれていただき、色とりどりのポスカや蛍光ペン、ギザギザはさみやラミネーター使って、圧縮袋文字やアラビア風文字の書き方を、一つずつ実演、ご説明いただき、丁寧に学んでいきました。
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今回は化粧水を題材にコピーライトからイラスト、構成まですべてを受講者の方に作っていただきました。講師の説明を受けながら各々のPOP作りに取り組んでいきます。
“今も現場でPOPを作っている”という慣れた方はもちろん、“初めて手書き文字を書く”という初心者の方も含め、とても素晴らしい作品が次々と出来上がっていく様子には、感動さえ覚えました。

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3時間という限られた時間ではありましたが皆様大変思いのこもったPOPを完成されていました。

>>>  「受講者の声」へ

セミナーの運営に不慣れなところも多く、受講いただいた方へご迷惑をお掛けしてしまった部分もあったかとは思いますが、みなさまから現場の声や応援のお言葉などをいただき、実りある場にしていただいたと感じています。

 

特に事後アンケートでは「説明が丁寧でわかりやすかった」「初心者でも簡単に作ることが出来た」など、嬉しい感想を多くいただきました。


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一部ではございますが、受講いただいたの方の声を抜粋させていただきました。
てんとうむしwebでは、今後も各種セミナーを企画しております。是非ご参加くださいませ!

てんとうむしweb会員様にはメールでセミナー情報をお知らせしています。
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