▶ ①売り場作りヒント ▶ ②装飾・イラスト ▶ ③POPダウンロード
くしゃみや鼻水、目のかゆみ…。花粉症の人にとっては気分が重くなる季節です。
症状が勉強や仕事の障害になってしまうことも。花粉症対策の売場を作って、 お客様のお悩みを解消しましょう!
また、花粉の飛散時期は地域によって異なります。
遅い地域では、5月頃まで飛散することもあるため、地域特性に合わせて展開時期を 変えることも大切です。
・鼻炎アレルギー用医薬品
・目薬(医薬品)
※詳しい商品レビューはこちらをごらんください(医薬品レビュー次号)
医薬品の売り場でコーナーを作る場合も、以下の商品を一緒に陳列することでプラスワンの 購買を促しましょう。
・マスク
・花粉ブロックアイテム(鼻栓)
・アロマオイル
・掃除用具
・保湿スプレー
「花粉症対策コーナー」と率直なタイトルでも花粉症のお客様には十分伝わります。
4月は既にある花粉症コーナーにメッセージをプラスして、更に売り場を盛り上げるのも効果的ですね。
<例>
・あと少しの我慢です!花粉症コーナー
・◯◯県の花粉予報は4月下旬まで!
装飾に使う色は「ブルー」「グリーン」をオススメします。
鼻炎や目のかゆみなどの症状に悩む方は「すっきりしたい!」という欲求をお持ちです。
「これですっきり!花粉症対策!」などのテーマ売り場の場合はブルー、 「まだまだ続く!花粉注意報!」など注意喚起の場合はグリーンが適しています。
どちらにしても爽やかな印象の売り場作りが好印象ですね。
▶ ①売り場作りヒント ▶ ②装飾・イラスト ▶ ③POPダウンロード
春はニキビができやすくなったり肌状態が敏感にかたむく方が増えてくる季節です。
原因は2つ。
1つは、気温の上昇で皮脂分泌が活発になり、べたつく肌に花粉や黄砂、ほこりなどの汚れがつきやすくなってしまうこと。
2つめは、三寒四温の環境変化で肌の体力が奪われ外的刺激に弱くなってしまっていること。
お客様に、クレンジング・洗顔の大切さを伝え、ニキビや敏感肌対策のスキンケアをおすすめする売場を作りましょう。
・クレンジングクリーム、ミルク
・洗顔フォーム
・ニキビ、敏感肌対策スキンケア
化粧品の売り場でコーナーを作る場合も
以下の商品を一緒に陳列することでプラスワンの
購買を促しましょう。
・洗顔料泡立てネット、スポンジ
・ニキビ治療薬
・ビタミンサプリメント、ドリンク
化粧品では、こまかな説明が必要な商品も多くあります。
コーナー全体のキャッチコピーは沢山の方へ向けて、小さなPOPやフェイスカードではニーズのあるお客様へ向けて、メッセージを発信しましょう。
<例>
・ピリピリ、ニキビ…季節の変わり目にゆらぐ肌におすすめスキンケア!
・出会いの季節!ニキビをケアしてツルツル好印象に!
洗顔やニキビケアの売り場装飾では清潔感のあるブルーがオススメです。
女性を中心とした売り場になりますので、グリーンがメインの造花やブルー・ホワイトの不織布を使用した花やリボンも売り場を華やかにしてくれますね。
▶ ①売り場作りヒント ▶ ②装飾・イラスト ▶ ③POPダウンロード
気温が高くなると動きが活発になる害虫。
家の中で、ゴキブリやコバエなどに出くわしてしまうことも…。
殺虫剤などの対策用アイテムを早めの準備をお客様におすすめするような売場作りが大切です。
・殺虫剤
・コバエとり
・ゴキブリとり
・虫よけ
害虫対策には、清潔を保つこともとても大切です!
特にゴキブリは乾燥してキレイな場所がニガテ。
お掃除用品やキレイを保つアイテムを一緒に陳列して、 プラスワン購入を促しましょう!
・排水口掃除用品
・脱湿剤
・モップ状掃除用品
・ホコリとり
ゴキブリやコバエなどの害虫は出会ってから慌てて対策をする方も多いもの。
早めの対策で害虫に出会わず快適に季節を過ごせることをお客様に伝えましょう!
また、まめな掃除の大切さもきちんとお伝えすることで、お客様にとても親切場な売場になります。
<例>
・今年も出会う前に買っておいて!害虫対策用品
・私の部屋は大丈夫♥って思ってない?隙間の汚れにご用心!
害虫は出会ってから慌てて対策される方が多いです。
早めの対策を啓蒙する時は害虫との出会いを疑似体験していただくのが一番です。
ゴキブリやコバエなどのイラストを使ってお客様に「気づき」を与えましょう。
また、装飾では季節を演出するのが効果的です。
草むらをイメージさせる造花や、木目(すのこ・すだれ)があるといいですね。
みなさま、こんにちは。十文字誠です。
今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐる、陳列のヒントや情報をお送りいたします。
「スキー場に雪がない」「今年の冬は本当に暖かい」「いや、急に寒くなったね」なんて、寒暖差が目紛しい今冬もそろそろ終わりを告げようとしています。
店頭にはまだ風邪関連の商品や花粉関連の商品が多く並んでいますが、春の訪れと共にこちらもそろそろ衣替えの時期となって参りました。
花粉関連の商品はゴールデンウィーク頃まで売上が期待できますが、風邪関連の商品は徐々に特設コーナーから定番棚へ…。
そんなこれからの時期に、売上アップが期待できる“新生活”を軸に売場の構成を整え準備をいたしましょう!
新生活と聞いてスグに思いつくのが引越しです。
ということでまずは引越し先へ運ぶ荷物の荷造道具を店頭に並べてあげましょう。
布団や衣類は壊れる心配がないので極力コンパクトにまとめられるように紐を活用すれば運びやすくできますが、旅行の時にも活躍する圧縮袋が便利です。
よりコンパクトにすることで引越し費用も抑えられるかもしれません。
運搬用のダンボールは業者さんに用意してもらえますが、荷造り用に軍手やカッター、ハサミ、ガムテープ、紐、マジックペンなどは自分で用意するもの。
まとめてあげると手にとってもらえる確率がアップするかもしれません。
また、荷造り時にはどうしても部屋の汚れが気になってしまうもの。
引越し先が新居とも限りませんので移転先の準備としても掃除用具を一緒に陳列するといいでしょう。
お肌のうるおいを守る層
お肌のハリ・うるおいを守る層
………。(どんより)
バイトちゃん、どうしたの?
…乾燥するのに、ニキビが…。
それは大変。春先は肌がとっても無防備な状態だから、トラブルが起きやすいのよね。
無防備…?
そう。春の肌は冬の後遺症で、刺激にとても敏感になっているの。
理由は2つ。
①肌色が一年で最も明るいこと
②肌表面の細胞が乾燥してめくれていること
冬は紫外線が少ないから、肌が白くなっているのは分かるわよね?
角質のめくれは、たとえば乾燥するときって、肌に皮むけが起きるでしょ?
………。(こくん)
実は目に見えないけど、肌表面の細胞も乾燥すると皮むけのようにめくれ上がってしまうの。
こわい…。
そうね。細胞がめくれ上がっていると刺激が肌の中に入りやすいのよ。
白い肌は紫外線の影響を受けやすいから、紫外線で余計に乾燥してしまったりするわ。
なるほど…。
それに最近は暖かくなってきたから、皮脂が出てテカりやすくなっていない?
………。(こくん)
思ったより、早く、キターーー;>▽<;ーーー!!!
何が来たかというと、そう、春の魔物、花粉症です。ワタシの場合、症状が出始めるのは毎年2月下旬ぐらいなので、完全にスイッチオフってました。。。
まさか…こんなに早く来るとは…!!ノーガード鼻水大洪水状態だPOP!!
今回は、そんなワタシも題材に入れながら、POPメッセージの開発テクニックについてお伝えしていきます!
前回、ニーズレベルに応じてモノガタリとコトガタリを使い分けよう!というお話をしました。モノガタリは機能訴求なのでまだ容易なのですが、具体的にどうやってコトガタリのメッセージを考え出せばいいのか?とお悩みの方に、誰でもできるとてもカンタンなテクニックをご紹介します。
それは、「使ってもらいたい人に、言って欲しいセリフを考える」ということです。たとえば、スキンケア美容液の場合。「プレミアムトリプルコラーゲン処方で、美肌成分が角質層に浸透。肌にハリ・弾力を与えます」というモノガタリがあったとします。しかし、この商品を使った人が、「うわー!トリプルコラーゲンがすごい浸透してる!弾力が違うわ〜」と言うでしょうか?もし言ってたらちょっと笑っちゃいますよね。
ここでテクニック今回のテクニック発動!ポイントは「自分がおすすめした美容液を使ってくれた人に、なんと言ってもらえると嬉しいか?」。これを考えましょう。
「手書きPOPは書けるけど、イラストは苦手…」そんなアナタに贈る、このコーナー。
1月も終わり、まだまだ寒いですが、春はすぐそこ。売り場は基本、季節先取りで展開を行います。
春はお花見や卒業式の桜や春の象徴つくし、他にもいろいろな植物の芽吹きが見られる季節です。
今回はそんな春用の特設棚展開にぴったりなイラストの書き方をご紹介。
イラストPOPを書くのに必要なのは「パターン」。カンタンにイラストを書けるようになっちゃいましょう!
本記事の内容を実践すれば、こんなイラストが書けるようになっちゃいます。
さて、今回も簡単な図形から書いていきましょう。
長丸、花びら、そして雫の形です。
毎回の流れになっていますが、書きたいイラストのうち、簡単なパーツを見つけて、その部分から発展させていくことが、イラストを書くハードルを下げる重要なステップです。
いきなり難しい形やこだわるパーツから入ってしまうと、1回書き損じたときに、それだけで書く気力が減ってしまいます。
字を書くくらい簡単なんだ、と無意識に思えるように、複雑ではないパーツから取りかかるようにしましょう。
こんにちは、丸ぼうずの季節提案「春」号です。
「日本全国酒飲み音頭」だと今月は、“花見で酒が飲めるぞ♪”ですね。
土曜日に缶ビールで夜桜を見てきました。みなさんも年に一度の花見を楽しめたでしょうか。
丸ぼうずは、花札でも、“桜に幕”と“菊に盃”の組み合わせによる「花見酒」が好きな役です。
いや、“芒に月”と“菊に盃”の「月見酒」も捨て難いですね。
いずれにせよ、桜や月を愛でながらお酒を楽しむなんて、なんて贅沢なひとときなのでしょう。
…と書いていて思い出したのですが、花札も一年(12ヶ月)の花々が書き込まれた季節を表現するゲーム。
やはり、日本の生活には「季節」抜きには語れませんね。
と言うわけで、本題に入ります。
イベント/卒業、入学、入社、ゴールデンウイーク、子供の日、母の日、父の日…
発生事象/引越、花見、新生活、旅行、贈り物(プレゼント)、衣替え…
ここからいくつかをピックアップしてみます。
春はメイクの季節。化粧品メーカーはファンデーションやメイクの新商品を発売しはじめます。
その時、什器などと一緒に届くのが、タレントのビジュアルなどを使ったボード。
そのまま飾っても素敵なボードを、お客様の目を引く素敵なボードに変身させましょう!
用意するもの:
ボード、花の出力、ケント紙(白)、ポスカ、はさみ、セロテープ、ラミネートシート
寒さが大分和らぎ、日差しがぽかぽかと心地いい季節になってきました。
街行く女性を見ていても、冬向けの落ち着いた色味の洋服よりも、春らしい明るく華やかな色の洋服の方が増えてきましたね。洋服の色に合わせて、靴やバッグ、髪の毛の色や印象に変化をつけたくなるように、この時期の女性は新しい春メイクに挑戦したいと思っているものです。
そんな女性の需要に合わせ、春から夏にかけてはチークやアイカラーの新色や限定色が続々と発売されます。素敵なパッケージに並ぶ明るい春色、夏色のアイカラーは見ているだけでワクワクしてきますね。
さて、新色のメイクは春色メイクのアイテムとして雑誌にも登場し、店頭でも什器などを使って大きく展開されるため、お客様からも注目されます。お客様からの注目度はそのまま商品の売上に直結すると言え、新商品はセルフであってもある程度の売上が期待できます。
けれど定番の売場を見ると…、回転の悪くなった既存品、売れ残りの限定品が寂しそうな顔をしていませんか?
そこで、春のメイクを求める女性のお客様に、定番の売場で既存品や限定品をアピールしましょう!
定番の売場作りの中で忘れてはいけないことがあります。
それは、お客様の視線や興味を集めた商品は、それだけで他の商品よりも優位に立てるということ。
特に、比較的小さなアイテムが隙間なく並んでいるメイクの定番売場では、お客様にとっても選ぶのが大変。そこでお客様は「なんだかキレイ」「ちょっと可愛い」と思うものから優先的に吟味を始めます。メイクの定番売場で最もお客様の目に留まる位置にあるのは、テスターです。
このテスターにひと工夫して、「売りたい商品を売る」定番売場を作りましょう。
シールをラミネートして簡単!テスターカバー
熱烈歓迎!春節祭!!
初めまして「おもてなしJAPAN」を担当する高橋龍です。
第1回目はインバウンド市場における、記憶に新しい「春節」のお話です。
年々増え続ける中華圏の訪日客の動向や、「爆買い」で人気の商品などお話していきます。
ご存知の方は多いと思いますが春節は、中華圏で旧暦の正月であり、最も大切な伝統的祝日です。
日本では旧正月とも言われていますね。日本でも各自治体で「春節祭」のイベントを行っておりますので、馴染み深いかと思います。
2003年から国土交通省が中心に活動している訪日プロモーション事業「ビジット・ジャパン」の影響もあり、日本を訪れる訪日客は年々増加しています。
特に中華圏の訪日客人数をみてみると、2014年の台湾人訪日客は前年比28%増の283万人、中国人訪日客は前年比83%増の241万人、香港人訪日客は前年比24%増の93万人と、中華圏から合計617万人の観光客が日本を訪れました。
2015年の全訪日客数は13,41万人で約46%が中華圏の訪日客となります。
(観光庁調べ)
中国は上海にある日本国総領事館の発表では、年始に約7,000人の中国人がビザ取得に総領事館に詰めかけたとのこと。昨年の4,800人比べ約45%増であることからして、年々増加する勢いが見て取れます。
特に今年は2015年2月18日から24日の「春節」連休に、中国や台湾などから普段の約2倍の観光客45万人が日本を訪れ、「春節爆買い」現象が各店舗で起こりました。
中華圏の訪日客に1番人気があるのは、「医薬品」です。
日本の医薬品は、「安全」、「安心」、「値段が安価」、「かさばらない」と、大量に購入して持ち帰ることが可能な商品のため、最も人気があります。
ドラッグストアで、訪日客が医薬品を大量購入しているのをよく目にしますね。
また意外と思うかもしれませんが、「ステンレスマグボトル」も人気のある商品です。
日本人からすると驚くかもしれませんが、1人必ず1個はマグボトルを所有しています。
なぜなら、中華圏では漢方を飲む習慣があり、漢方を飲む際に使う白湯をマグボトルに入れて持ち歩きます。冷たい水は体に悪いと言われているため、お湯が冷めないようにマグボトルを使用します。
そもそも中華圏の訪日客は他の国や地域の訪日客に比べ、旅行消費額が多く、
中国、台湾、香港で、全体の旅行消費額の60%を占めていて非常に購買意欲が高い訪日客です。
今年2015年の「春節」連休での消費額は約1,140億円と言われており、
各流通やメーカーも中華圏の訪日客に向けて、注力しています。
私もあるメーカー様より相談を受け、訪日客向けの売場を手がけさせて頂きました。
春節に訪日される中華圏のお客様向けに、医薬品を集めた「春節祭売場」です。
「春節」を一目でイメージできるように、赤、黄色、金をメインにデザインしました。
「春節際」の期間はどこもかしこも「春節祭」一色になるので、売場で目立たない、特別感がない、訪日客が喜ばないと、思うかもしれませんが、中華圏の人にとって、「春節祭」は特別なイベントなので、「春節」を前面に押し出した方が正解です。
逆に普段は、中国の雰囲気を出さずに日本の雰囲気を出した方が、日本に来た特別感が出ますので訪日客は喜びます。
皆様も機会があれば売場で実践してみてください。
次回「爆買い」のタイミングは、中国の3大連休の1つ「国慶節」です。
「国慶節」は「春節」同様に大型連休で、10月1日から7日までの1週間が休日となります。
ですが年々増える訪日客数を考えると、「春節」や「国慶節」などの大型連休だけでなく、4月4日から4月6日の「清明節」にも多くの訪日客が見込めます。
そのため、通年のインバウンド対策が必要となってきますので、また改めてお話したく思っております。