みなさんこんにちは。今月も業界にまつわるビッグニュースがありましたね。
このコーナーでは業界関連の旬なニュースをいくつかピックアップし、私ミスターDの私的な見解をコメントしていきます。
小売業全体に人手不足問題が同時多発しているが、特にドラッグストアは成長産業であるため深刻度が高い。少しでも負担を軽減するためにオールジャパンで無人化を推進する計画のようだが、「2025年までにICタグを医薬品や化粧品に取り付ける」というなんとも気の長い話。そもそも対面販売が必要な医薬品や単価の高い化粧品よりも、日配品の方が無人レジの必要度は高い。加えて「メーカーや物流業者とも協力」というところが気になる。コストアップ部分をメーカーが負担できるだろうか。「タグは1枚5円」というのはあくまで材料費の話で、メーカーや物流側の管理コストを考慮するとあまり現実的ではない気がしてしまう。なによりあと7年後には今のレジシステムがそもそも時代遅れのテクノロジーになってしまっている可能性も高い。課題は山積みだ。
同じく人員不足をにらんだ施策。1年生にも内定というのは大胆な施策。「新卒カード」がプラチナチケット化している現在、1年生から毎年チャレンジできるというのは学生にとっても嬉しい。ただ、人材の早期確保を突き詰めると、卒業資格が必要な職種でない限り「早く働きたい内定者は中退も可」ぐらいの柔軟性も欲しいところだ。
先月のニュースで「ネット通販の投資抑制」と報じられていたが、ついに解散となった。莫大な利益構造を持つグローバル企業と同じ土俵で戦うのは相当な困難を極める。加えて店舗販売がメインの小売業にはいろいろと本業との兼ね合いで制約も多く、撤退もやむなしというところだろう。むしろ英断と言える。
ネット通販の巨人、Amazonに公正取引委員会のメスが入る。Amazonが勝手に値引いた商品に対して、値引き額の一部負担をメーカーに暗に強制したということだが、この辺はAmazonを重要視するメーカー側の忖度もあるため、なんともいい難い。正直なところ、そういった商談の駆け引きはAmazonに限らずメーカーとしては日常茶飯事の出来事。詳細が明らかにならないとなんとも言えないが、「Amazonだけ特にひどい条件」というわけではないように思える。
ローソンが新しいサービスを展開。当日午前8時までにアプリで予約すると、夜6時以降に店頭で生鮮食品などを受け取れるという。共働き世帯の「スーパーに寄る手間軽減」「宅配の待ち時間削減」というニーズをピンポイントで狙っているようだが、このニーズ、どこまで市場があるのだろうか?個人的にはスーパーの買い物とコンビニの受け取りにそこまで手間の差を感じないのだが、店舗のオペレーションコストだけ増えて利益が出ないという結果にならないことを願う。
2018.05.22
業界ニュースまとめ読み〜5月号〜
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2018.04.20
業界ニュースまとめ読み〜4月号〜
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2018.02.21
業界ニュースまとめ読み〜2月号〜
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