てんとうむしweb編集部が、様々なドラッグストアの方に取材を決行!
今回は、首都圏を中心に店舗を展開し、整然と美しい売場がひときわ輝くトモズさんにお邪魔して、日用雑貨のバイヤー・中里さんにお話をお伺いしてきました。
カテゴリの展開、販促物についてのお考えや、お店に対する熱いお気持ちなどをインタビュー。
ーーよくお店に行かせていただくのですが、つい店内を色々見て回って、新しいものを探したくなるお店だな、といつも感じています。
トモズのコンセプトは、「きれいに見やすく整然と」です。
これは社長もよく言っていて、そこからブレないことが他のチェーンさんとの差別化になっていると思っています。
首都圏での展開が多いため店の広さはどうしても小さくなってしまいがちですが、通路は広くとり、落ち着いて店内を回遊していただけるお店づくりをしています。そのような店の環境が、新しいものを探したくなる理由のひとつかもしれませんね。
ーーお客様が何かいいものはないかな、と探しやすい売場づくりをされているのですね。
そういう来店動機はバラエティショップに近いのかな、と思うのですが…
確かに、弊社のお店を見てバラエティショップを想像される方も多いかなと思います。実際に来店されるお客様も30〜40代の女性が中心です。
実はトモズの展開は、欧米型のドラッグストアからヒントを得ています。欧米型のドラッグストアは商品が整然と並んでいて、日本のドラッグストアとはイメージがちょっと違うんです。そのような店づくりを支持してくださるお客様が、「いつものお買い物」「何かいいものを探して」など、様々なシーンで来店してくださっているのだと思います。
今後もこのイメージを大切にすることが、お客様の支持を集めることにつながると考えています。
ーー売場は見やすく、お客様に女性が多いとなると、化粧品や日用雑貨は人気が高そうですね。
日用品では、高付加価値商品の動きがいいですね。
化粧品や医薬品、季節に関係する商品は展開も大きくすることが多いのですが、日用雑貨は基本的に定番での展開がメインになります。
定番であっても高付加価値商品が選ばれるというのは、首都圏という立地からお客様の感度が高いこと、そして売場の見やすさが関係していると思います。
ただ、整然とした売場はいい部分も多いのですが、お得感をお客様にお伝えすることが難しい部分もあります。日用雑貨のカテゴリーでは、目を引くPOPでの訴求などによってお得感をお客様に伝えることも役割のひとつだと考えています。
ーー売場を拝見すると、定番棚用のプライスカードなども自社で作られていますよね。
そういった部分も、売場の統一感を出すためのこだわりのひとつでしょうか。