こんにちは。えいひれ次郎です。
「ヴィレッジヴァンガード」「成城石井」に続き、流通分析シリーズ第3段は!!
独特の手書きPOPで有名な「ドン・キホーテ」についての研究レポートをご紹介します!
ドン・キホーテの特徴といえば「圧縮陳列」です。
通路の両側に商品を山のように積み上げた、まるで商品ジャングルのような陳列法です。
どこに何があるか分からない反面、他社では取り扱っていない独自に発掘した商品が存在し、思いもかけず掘り出し物が発見できる、いわゆる宝探しのような喜びがあるのも店舗づくりの特色です。
あえてそのような陳列にしながら、「強烈なPOP」を使ってお客様をリードする塩梅がドンキスタイル!
POPの力強さではドラッグと共通しているところはありますね。
こーんな立体感あふれる手書きPOPが、売り場中に設置されています。
※マネして書いてみましたが、いかがでしょう?似てますか?
それでは売り場の秘密をいくつかご紹介します!
人は華やかな色を見ると気分が高揚します。
お客さまのテンションを上げて買い物モードに入れる狙いがあります。
カラフルな商品を目立たせてアイキャッチに活用。
そこに、定番商品や売れ筋商品を一緒に陳列することで購入を狙います。
新年あけましておめでとうございます。
えいひれ次郎です。
今年も食品売り場、陳列で役立つ情報をお届けしていきますので、よろしくお願いいたします。
さて、前回は「ビレッジヴァンガード」についてご紹介しましたが、今回は、GMSが不振に喘ぐ昨今、業績をぐいぐい伸ばしている異色のスーパー「成城石井」についての研究レポートをご紹介します。
成城石井は右肩上がりの増益を続けています。
画一的な商品ラインナップのGMSと比較して、成城石井でしか買えないコアな商品の数々や、自社でこだわり抜いたお惣菜が人気の理由ですが、陳列についても、お客様主義だからこそできたノウハウがあります。
みなさんはラーメンが食べたいと思った時、どの売り場へ向かいますか?
衝動的にラーメンを買って食べたいと思い、スーパーに行った場合、多くの方が「生ラーメン」や「ゆでラーメン」がある、チルドコーナーに行くと思います。
インスタントラーメンは、常温保存ができるメリットがあるものの、生麺の根強い人気には劣る印象があります。
成城石井ではあえて、
はじめまして!
「食品売り場研究所」研究員のえいひれ次郎と申します。
さて突然ですが、クイズです!!
Q:ドラッグストアの中で最も売れている商品カテゴリはなんでしょう?
ドラッグストアというくらいだから、、医薬品?化粧品??
いえいえ、正解は・・・・・
そうです!「食品」なんです!!
なんと、2014年に至っては、ドラッグストア売上全体の約25%を占めたそうです。
出展
ドラッグストアは、なぜ食品だらけなのか - 東洋経済
http://toyokeizai.net/articles/-/69853?page=2
ドラッグストアで食品の取り扱いが増えた背景として、メイン商材である「医薬品」や「化粧品」はそれほど頻繁に購入されないので、購入頻度の高い「食品」を扱うことで、来店頻度を上げて売り上げに結びつけよう!という経緯があります。
でも、ドラッグストアだし…スーパーちゃうし…どうやって売ったらいいかわからんーーーー!と思っているそこのアナタ!
安心してください。
「食品売り場研究所」では、そんな、迷えるドラッグ店員さんにノウハウを伝授していきます!!
さて、昨今、スーパーや量販店、バラエティショップなど、ありとあらゆるお店で食品は売られています。
競争激化が進み、ただ陳列するだけでなく、それぞれの個性や得意分野を活かした売り方が求められています。
そこで、「食品売り場研究所」では、そんな、洗練された他流通のテクニックをドラッグストア仕様にアレンジして、ご紹介していきます。
第1回は、独創的な世界観で有名な、ヴィレッジヴァンガードの研究結果を発表します。
ヴィレッジヴァンガードといえば、端的でセンス溢れる、黄色いPOPが特徴的ですね。
そんなPOPについて有名なお話です。
では、ここで、クイズ2問目!!
Q:ヴィレッジヴァンガードで、「マズすぎて全く売れない飲み物」が過剰在庫になってしまいました。
ところが、ある「キャッチコピー」を書いたPOPをつけただけで、爆発的に売れたのだそうです。
さて!その「キャッチコピー」とはどんなものだったのでしょうか?
……
……
答えは