今回は、メーカーさんの依頼でラウンド業務を行っている、ソフトブレーン・フィールド株式会社にお邪魔してきました!
お仕事に対する熱いお気持ちや、日々の業務で行っている工夫などを、ラウンダー業務に携わって7年、阿形様に聞いてきましたよ!
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ーーラウンダーさんとはどのようなお仕事をされているのか、お聞かせいただけますか。
メーカーさんにご依頼をいただいて、お店を回ってメンテナンス作業などを行なうのが主な業務です。
商品にアテンションシールを貼るような作業から、セット品作り、商品を大きく展開できるように棚を作ることまで、入店したときに行なう仕事は様々ですね。
メーカーの営業さんだけでは全て実施するのは難しい部分もあるので、そのサポートを行っているようなイメージです。
ーー1日の活動の流れを教えていただけますか。
まず入店したら、入店手続きをして、スタッフの方にご挨拶をします。店長さんや売場の担当者さんはもちろん、お顔を合わせた全ての方にご挨拶させていただきます。
それから実施する作業内容の説明をして、売場と在庫を確認します。作業が終わったら写真を撮影して、お店の方にも報告をして退店します。一日に回るお店は1~2店舗のときもあれば、最も多いときは近隣を8店舗回ったこともありました。
ーー8店舗は多いですね!
多いですよね。効率よく作業をしたいので、販促物が届いたらそれぞれ種類ごとにファイリングしています。
効率がよくなるだけではなくて、間違えも減るので徹底してますね。
ーーお店に行ってからでは、取りに帰るのも難しいですよね。
慣れていないときは「あれが足りない」「間違えて持って来ちゃった」など、ありましたね。トライアンドエラーのくり返しで、徐々に工夫を重ねてきました。
たとえば、段ボールや紙を扱っていると手を切っちゃうこともあるんですね。まさか商品を汚すわけにはいかないので、「ああ、次からは絆創膏も持ってこよう」とか。
ーー日々、様々な工夫をされているんですね。今はどんなものを持って、入店されているのですか。
今は、筆記用具、はさみ、カッターの他に、予備の名刺や絆創膏、セロハンテープ、ホコリ取りも持って行っていますね。 販促物もできるだけ小さいバッグに入れて持って行きます。
お客様も通る通路なので、あまり大きい荷物はよくないかな、と思っています。
大きい荷物のラウンダーさんがいると、「お!始めたばかりの方かな?頑張って!」と、懐かしいような、微笑ましいような気持ちになったり。 はさみやカッターなんかの刃物は見えないように持っておくことも、お客様への配慮として大切な部分だと考えています。
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ーーそういった工夫は、ラウンダーさん同士の交流などでアドバイスを貰うこともあるんですか。
3/18・19・20の3日間、日本ドラッグストアショーが幕張メッセにて開催されました!
てんとうむし編集部も、ドラッグストアショーに潜入取材!
中でも編集部スタッフが注目したブースをご紹介します。
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★ ヘルスケアゾーン

クラシエ
黄色にロゴマークが目立っていたのは、クラシエのブース。
化粧品を扱うクラシエホームプロダクツ、医薬品を扱うクラシエ薬品、食品を扱うクラシエフーズの合同ブースでした。
空気砲を撃って的を倒すゲームが大盛況!
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佐藤製薬
大きなサトちゃんのバルーンが目を引く、佐藤製薬のブース。
実は、サトちゃんの顔がリニューアルしたそう。
可愛いサトちゃんの乗り物には、大人は乗れないとのことでした…。残念。
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富士フイルム
ピンクの女性っぽい什器が展示されていました!
糖の吸収を抑える機能性表示食品の什器です。什器だけでなく、タブレットも可愛いハート型。
近年、大注目を浴びている糖質ダイエット。糖質を気にしている女性は多いですよね。
てんとうむし編集部にも、ランチでせっせと糖質制限をして、夜は少しでも沢山お酒を飲みたい…!という不届き者がいます。
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★ ビューティケアゾーン

コーセー
ブルーのロゴマークが輝くコーセーのブース。
コーセーは今年、70周年を迎えるとのこと。
雪肌精の多機能ジェルや白澄のリニューアルなど、注目の美白スキンケア商品が発売されたばかりのためか、沢山の人が訪れていました。
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資生堂
資生堂ブースでは、ミニゴルフのアトラクションが。
これまでの日焼け止めは「汗をかいたら塗り直し」のイメージがありましたが、今年アネッサは汗をかくことでより強く紫外線カットをする処方にリニューアル。
スポーツをする方にオススメのシリーズになっているそう。
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ユニリーバ
黒ベースに宝石のようなシャンプーのパッケージが輝く、ユニリーバのブース。
LUXのノンシリコンシャンプーシリーズに、新ライン「エアリースタイル」が追加されています。
なりたい髪のイメージで選べる5ラインは、それぞれ香りも違って、どれもうっとりするようないい香り。
香りで選ぶか、効果で選ぶか迷ってしまいます…。
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★ ホームケアゾーン

エステー
女の子のお部屋を再現したような可愛いブースは、エステーブース。
キラキラと可愛い芳香剤が並んでいました!
スティック上のアロマディフューザーはドラッグストアだと珍しい印象ですが、アロマキャンドルやディフューザーは人気が高まっているそう。
ボトルに結ばれた黒いリボンが、女ゴコロをくすぐります!
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★ ドラッグストアゾーン

アカカベ薬局
大阪府を中心に展開しているドラッグチェーン、アカカベ薬局のブース。
地域密着型の店舗展開で、地域に住む方のコミュニケーション拠点、美と健康を支えるお店を目指すアカカベ薬局。
先日、コンビニの商品とドラッグストア商品を取り扱う「ローソンアカカベ」をオープンさせ、ますます地域の方の美と健康を支えるお店として存在感を増していくアカカベ薬局は、今後も目が離せないチェーンのひとつです!
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ウエルシア薬局
今や業界トップ規模のウエルシア薬局。
ブースには以前にワークショップの課題商品に設定した、「ベルーガ」が紹介されていました!
店頭でもとても大きく展開されていて、オシャレなボトルが目を引きますね。
アヴェンヌウォーターやファンデーションなど、美容に力を入れていることが伝わるブース。
お店に行っても、化粧品は特にカウンセリングに力を入れていることが感じられるチェーンです!
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スギ薬局
スギ薬局のブースでは、「知って得するおくすりクイズ」というイベントの告知が!
残念ながら、開催が19・20日のみということで、参加することはできませんでした…。
また、社員の方のキャリアとお仕事を紹介するポスターも発見。
皆さんのキラキラした笑顔が印象的です。
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マツモトキヨシ
マツモトキヨシのブースでは、プライベートブランドが紹介されていました!
「レチノタイム」「インストリーム」「アルジェラン」などのコスメを始めとして、オシャレで効果感のあるパッケージが増えたマツモトキヨシのプライベートブランド製品。
中でもブースでは、インストリームの紹介がされていました。
昨年新松戸に「マツキヨラボ」をオープンするなど変化を続けるマツキヨに、ワクワクしますね!
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ミック・ジャパン
ドラッグストアだけでなく、ウォークスルータイプの薬局やバラエティショップを展開するミック・ジャパン。
オシャレにディスプレイされているのは、ほほえみの国・タイからやってきたボディケアブランドの商品。
大阪、東京、神奈川、埼玉に6店舗展開されているそう。
これまでにないタイプのお店作りや、新しいブランドの展開を行なうミック・ジャパンの次の動きに今後も注目です!
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沢山のブースが展開される中、特にてんとうむし編集部が注目した2つのブースをご紹介〜

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武田薬品工業のブースでは、ヘルスチェックを実施していました!
こちらのヘルスチェックは、なんと20分待ち。
ヘルスチェックは自分の健康状態を見つめなおす大きな機会になります。
結果的に、自分で健康維持をしていく「セルフメディケーション」につながる展示に、てんとうむし編集部の目が釘付けに!
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花王のブースでは、髪質診断が行われていました!
こちらも人気のブースで、待つこと数分…。
カウンターのお姉さんに目立たない部分の髪を一本切ってもらって、いざ髪質診断!
結果ははがきサイズに印刷されるので、持って帰ることができます。
また、抽選でサロンのプロによるシャンプー&ブロー体験もできるようになっていました。
本格サロンのような洗髪スペースでのシャンプー体験は、とても気持ちよさそうでした。
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2つの大注目ブースに共通するのは、「カウンセリングの納得感」。
自分の健康状態や髪質についてプロからアドバイスをもらうことで、自分のことを見つめなおし、本当に必要だと納得して商品を選べるということは、お店でもとても大切なことです。
商品を紹介するだけでなく、お客様にぴったりなアドバイスを行なう展示は、店頭の活動でもとても参考になりそうですね!

〜全体を通して〜

今年のドラッグストアショーは、全体を通して体験型・カウンセリング型の展示が昨年よりも増えた印象。
来場者に楽しんでもらいながら、ドラッグストア業界や商品について知ってほしいという思いを強く感じました。
個性的なブースを眺めているだけでワクワクする会場は一度足を運ぶ価値アリです!
ただし、幕張メッセの5つのホールを使ったとても大きな会場に300近いのブースがあり、各ブースで取り扱う商品が多かったことも、とても印象に残りました。
ヘルスケアゾーンとビューティケアゾーンだけでも、それぞれ80ずつのブースが展開されています。
正直なところ、ドラッグストアやドラッグストアの取り扱い商品に詳しいはずの編集部も、「この商品と、さっき見た商品って具体的には何が違うんだろう…?」と悩んでしまうこともありました。
それは、店頭にいらっしゃるお客様も同じではないでしょうか。
それぞれの商品のいいところ、特長を、接客やPOPを通してお客様に正しく伝えていく工夫が必要だと、ますます強く感じました。
てんとうむしweb編集部としても、ドラッグストアのスタッフの方が「お客様に正しく情報をお伝えする」ためのお手伝いができるコンテンツ作成に、ますます力を入れなければ!と使命感を持った一日でした!