商品を陳列する棚には、高さがあります。幅もあります。
どこにどの商品を置くのかで、お客様が買い物しやすいか、しづらいかが変わってきます。
当然、売上にも関わってきますので、この機会に売り場をチェックしてみましょう。
お客様には色々なタイプがいます。
たとえば、隅々まで見て、良い商品がないかチェックする方。
買い物熱心なこのタイプは、商品をどこに置いても見つけてくれることでしょう。
でも、全員が棚の端から端まで商品を見てくれるのか?
答えはNOです。
大多数のお客様は、お目当てのコーナー以外は流し見で通り過ぎてしまいます。
さて、そういった方の足を止め、商品を手にとってもらう方法。
実はその重要な役割が、「陳列」に委ねられているのです。
売場のゴールデンゾーンといえば、お客さまの目線の高さに注目しがち。でも実は、足元のスペースにこそチャンスあり?!今回はお客さまの視線が集まる足元の展開について解説します!
ジャ ンブル陳列とは、カゴやワゴンなどに商品を入れてフロアに置く陳列手法。投げ込み陳列とも言われています。都市型の店舗面積が狭い店舗で、商品展開スペー スを広げたい時などによく見られる手法ですが、ジャンブル陳列には都市型店舗以外でも挑戦したくなる利点があります。
一般的にゴールデンゾーンは目線の15〜60cm下と考えられていますが、足元も意外と視線が
集まるもの。足元に「お?」と思う商品が置いてあると、お客さまは思わず手にとってしまいます。
お客様は、棚の高い場所には価格の高い商品が、低い位置には特売のものなど価格の安い商品が陳列されているように自然と感じます。本当は利率の高い商品も、ジャンブル陳列によってお客様にお得感を感じてもらえるかも!
このように、足下スペースを活用した陳列は大きなチャンスとなり得るのです。
では具体的にどのように陳列するのか見ていきましょう。
ゴールデンゾーンとは商品がお客様の視界に入りやすく、手に取りやすい場所のことです。
お店のターゲットによって領域は変わりますが、女性をターゲットにする場合は100~140センチ程になります。
定番棚では、利益率の高い商品や売りたい商品をゴールデンゾーンに展開することで、利益や売上が大きく変わってきます。
では、定番棚のゴールデンゾーンに置いた商品を
より目立たせるために、どんなツールを活用できるでしょうか。