2022.12.14.水

第15回 POPのABCDE(5)Exterior(外観)


今回はABCDEのラスト、「E」のExteriorについてお話します。
Exteriorという言葉は聞き慣れていないと思いますが、
インテリアに対してのエクステリアと考えるとわかりやすいです。
直訳すると「外観」なのですが、ここにおいては「その商品がなんたるかの説明」
という意味で使っています。

「なぜそんなことがPOPで必要なのか?パッケージ見たらわかるだろ」
と思われると思いますが、確かに多くの商品にはあまり必要のない要素です。
しかし、売場をよく見てみると、一見何に使うのか全くわからなかったり、
全然別の商品に見えてしまうものが紛れ込んでいることがあります。
「え?これが〇〇なの?」と、説明されてもすんなり理解できないような画期的な商品の場合、
パッケージだけふと定番に置いてあっても消費者の視界に認識されず、
選択肢にすら入らなくなってしまいます。

これは作り手がハマってしまうワナでもあるのですが、
売り場における違和感はむしろ認識から排除されてしまうということを覚えておく必要があります。
ドラッグストアの定番棚を見ると、だいたい同じような形、同じような色合いの商品が
並んでいると思うのですが、「まったく違う形にしたら目立つに違いない!」
と思ってその売場に画期的な商品を投入した結果、
全く売れずに棚落ちしてしまうというのは実はよくあるケースです。

消費者目線で考えるとわかるのですが、自分が探しているものと全く違うように見える商品が
あった場合、「なんだこれ?面白いな」と思って手に取る好奇心旺盛の人もいると思いますが、
だいたいにおいては「これは探してるものと違う」と瞬間的に選択肢から排除してしまうと思います。
こう言われるとわかることでも、いざ商品開発をするとその視点が抜け落ちてしまうことがあります。

しかもそういった商品はパッケージにこだわりがあることが多く、
「これは○○です!」とわざわざパッケージに書きたくないというジレンマも生まれます。
そこで登場するのがPOPです。もしくはパッケージに添えるキャッチシールでもいいと思います。
具体的なコピーとしては下記のようなものが考えられます。

・これ、実は〇〇なんです!
・新発想!〇〇タイプの〇〇!
・えっ!?これ〇〇なの??

その商品を全く知らない消費者が抱く驚きをそのまま表現すると共感が得られ、効果的です。
画期的な商品の投入を検討しているメーカーさんは是非参考にしてみてください。

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