前回に引き続きPOPのABCDEについて説明していきます。
今回は3つめの「Contents」についてです。
カタカナの「コンテンツ」という言葉はもはや一般化してますので、
なんとなく意味がわかる方も多いと思いますが、簡単に言うと「中身」です。
Cはその商品の中身の説明になりますので、一見簡単そうに感じますが、
実際にPOPへの落とし込みを考えてみると意外と難しいことに気がつくと思います。
こだわりが強い商品ほど伝えたい情報が多く、全部書きだすとPOPに収まる文章量を軽く超えてしまうからです。
広告クリエティブの中でも特に文章量に制限があるPOPにおいては、
「何を伝えるか」よりも「何を伝えないか」を選択することが逆に難しかったりします。
そこで、強制的に数を決めてしまうと捗ります。
Cに入れ込む要素は、最大でも3つ程度まで絞りましょう。
それ以上は情報過多となり、いくら書き込んでも伝わらないと思ってください。
次にその3つの内容ですが、ここは消費者目線に立って考えます。
消費者が購買決定をする際に消費財の中身について知りたい情報は主に「値段」「容量」「素材」の3つです。
それ以外の情報は(たとえば愛されて何周年とか○○賞受賞とか)あってもいいですが、
逆にこの3つのどれかが欠けてしまうと、いくら他の情報が豊富でもなかなか購買までたどり着きません。
中身がすばらしくても値段を知らなければ買うことはできませんし、
値段がわかっても容量がわからないとその値段の妥当性が判断できません。
そしてその商品が「何で構成されているのか」という素材の情報も不可欠です。
自分の購買行動を振り返ってみると、この3つの情報の重要性が理解できると思います。
ここで朗報があります。これはPOPならではのメリットなのですが、
「POPはパッケージと役割分担ができる」ということです。
テレビCMやwebバナー、折込チラシなどと異なり、売場に展開されるPOPは、
多くが商品パッケージの近くに設置されることになります。
この時、消費者はPOPと実物のパッケージを同時に見ることになりますので、
パッケージもPOPの一部として利用してしまうという芸当が可能です。
具体的に言うと、パッケージに大きく書かれている要素はあえてPOPに書く必要がないため、
Cの要素から省くことができます。
ですので、Cの要素を考える際にはパッケージとにらめっこしながら考える必要があります。
逆に言うと、パッケージに書いてあったとしてもかなり読み込まないと「容量」が見つからない、
という場合は要素が重複しますがPOPに容量をわかりやすく書かなければなりません。
POPは、パッケージとの連携プレーがとても重要なのです。
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