2022.04.13.水

第9回 接客のPOPへの落とし込み方 情報提供(1)


今回は、接客からPOPに落とし込める要素のうち、3つ目の「情報提供」について考えていきます。
情報提供は特にPOPが得意としている機能ですが「何をどう伝えるか」は非常に重要なポイントとなります。
来店者が売場で商品を手に取るまでにはわずか3秒ぐらいしかないと言われています。
その短い時間でいかに有効な情報を与えられるかが勝負なのですが、
商品情報をとりとめもなく羅列してしまっているPOPも売場に少なくありません。

なるべく少ない分量で、かつ効果的に情報提供するためには、POPにどんな要素を盛り込めばいいでしょうか。
そこで「これを押さえておけば間違いない!」という要素をわかりやすく「ABCDE」の5つに絞りました。
スペースの問題もありますので、すべてのPOPにこの5要素を盛り込むのはなかなか難しいですが、
複数のPOPにこの5つを散りばめて売場を総合的に演出したり、
AとBに絞って先鋭化したりといった戦略が効果的です。
「POPの情報量は多いが、決め手に欠ける気がする」という場合は、ABCDEの何かが足りない可能性があります。
そういった情報提供の答え合わせにも用いることができます。

■POPのABCDE
A:Authority(威光)
B:Benefit(利益)
C:Contents(中身)
D:Difference(違い)
E:Exterior(外見)

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それぞれ簡単に説明します。
Authority(威光):
 商品に箔をつける情報です。たとえばランキング1位とか、有名なブランドとコラボしているなど。
Benefit(利益):
 一番重要な要素がベネフィットです。その商品を使うことで消費者にどんな利益があるのかの説明。
Contents(中身):
 その商品の中身の話。どんな成分を配合しているのか、どんな機能があるのかなど。
Difference(違い):
 見落としがちな情報がDifference。隣の同じような商品と何が違うのかの説明です。
Exterior(外見):
 最も忘れがちなのがExterior。その商品がなんなのか、パッと見てわからない場合、説明が必要です。

次回は、この5要素を一つずつ詳しく紐解いていきます。

   

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