あけましておめでとうございます。
さて、本年第一弾の丸めがねの「切り口/コピー講座」です。
今回は、「流行りに乗ってみる」ことと商品訴求と合わせることで、キャッチーになる切り口を考えてみます。
毎年年末に「流行語大賞」が発表されますが、
こういった「ニュース性のある話題」を活用するのもひとつの手です。
例えば、大賞を受賞した「神ってる」。
紙に特徴のある商品、キッチンペーパーや(脂を取る)フェイスシートなどでの
このペーパー、神ってる。
といった具合です。
ダジャレすぎる・・・という方はぜひ前回の「真面目にダジャレを考えよう」もご覧ください。合体技です。
また、昨年末は「PPAP」をパロティにしたテレビCMも多く見かけました。あれは歌とダンスがあってこその魅力なので、なかなかPOPコピーにはしづらいと思いますが、数年前に流行った「今でしょ!」は、非常に使い勝手の良いコトバでしたね。
他にもブレイク中のお笑い芸人の掛け声だったり、若者言葉だったりも使いやすいワードです。
わたくし丸めがねの歳にもなると、最近の若者言葉は理解できないものも多いですが、ターゲットに伝わるのであれば、それはそれで効くコピーになり得ます。
このように時流に乗る方法の他にも「必ずニュース性のある話題」があります。
それが季節や時期のイベントです。
てんとうむしwebでも販促カレンダーにそったPOPづくりをサポートしているので、ぜひご覧になってみてください。
ただし、オリンピック関連のコトバやキャラクターの名称など、商標的に使用できないものもあるのでご注意ください。
それではいくつか具体例をあげてみます。
みなさんこんにちは、丸めがねの「切り口/コピー講座」です。
今回は、「ユーモアあるダジャレ」を提案することにより、生活者を和ませつつ、商品の魅力や必要性を伝える切り口を考えてみます。
ダジャレコピー。
コピーライターで否定的な方もいらっしゃるようなのですが、私は好きです(オジサンだからでしょうか 笑)。
実は広告コピーでもダジャレを使われるケースは多く見られます。
最近では、女性向け便秘薬で「腸♥カワイイ!」というコピーを見かけました。
また、JALさんの「うどんですかい」も商品名をダジャレにした事例ですね。
そういえば、大塚商会「たのめーる」のCMもなんか気になっちゃいませんか?
https://www.otsuka-shokai.co.jp/corporate/message/ad/tvcm/
これは特定商品の購買促進ではなく、「たのめーる」の認知拡大(知ってもらう)やブランディング(いい印象を持ってもらう)ことが目的かと思われます。
購買者に直接的メッセージを送るPOPで使用する際は、ある程度手軽に変える商品やカジュアルな商品のほうが好まれると考えられます。
さて、それではドラッグストアで使える具体例をいくつかあげてみます。
こんにちは、手書きPOP風のPOPと共にご紹介する丸ボウズの季節提案、5月号です。
ゴールデンウイークはどこかにお出かけになられたでしょうか?
私はというと…はじめて葛西臨海公園に行ってきました。
爽やかな天候に恵まれたので、公園内で売られていたビールをぐびぐび。ノドも爽快です。
そんな爽やかな5月、6月に使える売り場提案をいくつか考えてみます。
5月といえば、だんだんと温かい日が多くなりますが、暑すぎることもなく、私もですがお出かけが増えてきますね。
そして月末〜6月にかけては、爽やかさから一転、私たちを困らせる“梅雨”もやってきます。
今回は、外出と梅雨をテーマにしました。
(デオドラント系商品に)
こんにちは、手書きPOP風のPOPと共にご紹介する丸ぼうずの季節提案、4月号です。
さて、徐々にですが暖かな日が続くようになりました。
みなさまお花見にはでかけましたでしょうか?
私は先週末に家族で、隣町の公園に行ってきました。
あいにくの曇り空でしたが、来週には散ってしまうかもしれませんから。
花見の前にお酒を買いにスーパーに寄ったのですが、春限定のサクラが散りばめられたパッケージのビールが並んでいました。
お花見をするのにぴったりのビールですが、出かけなくても、飲む場所で春の訪れを感じられそうですね。
さて、本日は4月に使える売場提案をいくつか考えてみます。
4月といえば、入学や入社、人事異動などがあり、新しい人と出会うことも多くなるかと思います。
そこで、今回は「出会い」をテーマに考えてみます。
(ダイエット系商品に)
みなさんこんにちは、丸めがねの「切り口/コピー講座」第六弾です。
前回はお客様の「悩み」をイメージしましたが、今回は「ベネフィット」、つまり“その悩みが解決してどうなるのか”をイメージさせるコピーを考えてみます。
もう少し詳しくベネフィットを解説しましょう。直訳すると「利益。恩恵」です。
利益の意味は「事業などをして得るもうけ」なので、「その商品を使うことにより得られるイイコト」ですね。
私の愛読するストラテジー&タクティクス社の佐藤義典さんの本のタイトル「ドリルを売るなら穴を売れ」は、まさに商品や機能ではなくベネフィットを売るべきことを明確に表していて、とても勉強になります。
お客様には「穴をあけたい」というニーズがあり、その手段として「ドリル」を買いに来ているわけで、
極端に言うと「それがドリルじゃなくてもかまわない」ということです。
つまり、「きれいな穴があけられる」「短時間で穴があけられる」「大小の穴があけられる」というベネフィットを打ち出すべきなんですね。