POPの切り口・コピー
2017.01.05.木

切り口/コピー講座16:流行に乗ってみよう

あけましておめでとうございます。

Rooster symbol 2017.

さて、本年第一弾の丸めがねの「切り口/コピー講座」です。
今回は、「流行りに乗ってみる」ことと商品訴求と合わせることで、キャッチーになる切り口を考えてみます。

 

毎年年末に「流行語大賞」が発表されますが、
こういった「ニュース性のある話題」を活用するのもひとつの手です。

例えば、大賞を受賞した「神ってる」。
紙に特徴のある商品、キッチンペーパーや(脂を取る)フェイスシートなどでの

 このペーパー、神ってる。

といった具合です。
ダジャレすぎる・・・という方はぜひ前回の「真面目にダジャレを考えよう」もご覧ください。合体技です。

また、昨年末は「PPAP」をパロティにしたテレビCMも多く見かけました。あれは歌とダンスがあってこその魅力なので、なかなかPOPコピーにはしづらいと思いますが、数年前に流行った「今でしょ!」は、非常に使い勝手の良いコトバでしたね。
他にもブレイク中のお笑い芸人の掛け声だったり、若者言葉だったりも使いやすいワードです。
わたくし丸めがねの歳にもなると、最近の若者言葉は理解できないものも多いですが、ターゲットに伝わるのであれば、それはそれで効くコピーになり得ます。

このように時流に乗る方法の他にも「必ずニュース性のある話題」があります。
それが季節や時期のイベントです。
てんとうむしwebでも販促カレンダーにそったPOPづくりをサポートしているので、ぜひご覧になってみてください。

ただし、オリンピック関連のコトバやキャラクターの名称など、商標的に使用できないものもあるのでご注意ください。

それではいくつか具体例をあげてみます。

売り場ロジック
2016.12.26.月

実践POPロジック⑦〜 ABCDEの「A」(1)

 風邪POP!!!みなさんおげんこですか?ワタクシは喉から来る風邪をこじらせてしまいました。。。声がスカスカです。おかげさまでたけしさんのモノマネができるのでこれはこれで悪くないですが。ノロも流行ってるので、くれぐれもお体ご自愛ください。。。

 さて前回は「POPのABCDE」について語りましたが、今回から一つずつ紐解いて行こうと思います。まずは最初の「A」から行きます。「A」は「Attention」の「A」でしたね。商品がギッシリと並んでいるお店において、「目立たせる」ということはとても重要です。ある意味、一番POPとして特徴が出ているのがこの「A」かもしれません。雑誌やパンフレットなどをメインとしているデザイナーの方がPOPを作る時、一番苦手なのが「A」です。どうしても上品になってしまい、目立たない。「B〜E」はどちらかというと訴求の内容が重要なのですが、「A」においてはとにかく目立たせることが最優先となります。

「A」には6種類!

その「A」の手法には大別して次の6種類があります。

POPの切り口・コピー
2015.09.09.水

使用後をイメージしてみよう

みなさんこんにちは、丸めがねの「切り口/コピー講座」第六弾です。

前回はお客様の「悩み」をイメージしましたが、今回は「ベネフィット」、つまり“その悩みが解決してどうなるのか”をイメージさせるコピーを考えてみます。

もう少し詳しくベネフィットを解説しましょう。直訳すると「利益。恩恵」です。
利益の意味は「事業などをして得るもうけ」なので、「その商品を使うことにより得られるイイコト」ですね。
私の愛読するストラテジー&タクティクス社の佐藤義典さんの本のタイトル「ドリルを売るなら穴を売れ」は、まさに商品や機能ではなくベネフィットを売るべきことを明確に表していて、とても勉強になります。

ドリルを売るには穴を売れ
青春出版社 刊
佐藤義典 著

お客様には「穴をあけたい」というニーズがあり、その手段として「ドリル」を買いに来ているわけで、
極端に言うと「それがドリルじゃなくてもかまわない」ということです。
つまり、「きれいな穴があけられる」「短時間で穴があけられる」「大小の穴があけられる」というベネフィットを打ち出すべきなんですね。