インバウンド対策
2018.03.29.木

訪日観光客向け販促の工夫

こんにちは。白パンダです。

冬季オリンピックが大盛況で幕を閉じましたね。
日本はメダル13個と長野オリンピックを凌ぐメダル獲得数、普段ウィンタースポーツをしない私でもジャンプやフィギュアスケートなど釘付けでした。
開催中のパラリンピックもこちらはこちらで人間ドラマがありぐっとくるものがあります。2020年の東京オリンピックが今から楽しみです!

さて、先日春節(旧正月を祝う中国の大型連休)が終わりましたが、2018年の春節を振り返ると下記の特徴があったようです。

・神薬12は消費は減少傾向
・日本と同じくトレンド商品、新商品に消費が集まる傾向に
・「コト消費」が堅調。ツウな観光地にも

細かいデータは発表があり次第またまとめたいと思いますが、神薬12としてドラッグストアで爆買いされていた医薬品、日用品は、旅行客の増加の影響もあり、以前ほどの爆買いはないよう。(売れていない訳ではありませんが。)
傾向としては日本で売れているものと同じようなトレンドコスメや新商品が売れているのだとか。

ところで、こちらの記事でも度々外国語POPを紹介していますが、ドラッグストアで中国人に受けるPOPってどんなのですか?と聞かれることがあります。

中国人に受けるPOPとは?

インバウンド対策
2018.02.28.水

インバウンド市場第13回

こんにちは。白パンダです。
中国の春節による大型連休が2月15日から始まり、春節まっただなかですね!
今年はいったい何が売れたのか、動向は一体、と気になるところですが、またまとめをすることにして、2017年の訪日客動向まとめに触れたいと思います。

2017年の訪日外客数は2,869万人。韓国とロシアに注目。

2016年の訪日外客数は2,404万人でしたが、2017年がどうだったかというと前年比19.3%増の2,869万人(日本政府観光局(JNTO)より)となりました。
ここ3年間毎年400万人ペースで伸びているので、このままいけば2018年には3,200万人、2019年3,600万人、そしてオリンピックイヤーの2020年には、4,000万人と、政府目標の達成に届く計算になります。

2017年のポイントをいくつかまとめると
①韓国が全体の4分の1に。
②伸び率トップはロシア。
③中国は後半に伸びが集中。

それぞれ細かく見ていきます。



インバウンド対策
2016.02.15.月

インバウンド対策!勝負は春節後にあり

お世話になっております。
杏仁笠間です。好きな中華料理は中華ちまきです。
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春節、今年もはじまりましたね。
春節がやってくると、今年も始まったな〜!と気が引き締まります。

爆買い=春節を連想してしまいますが、昨年の訪日客数を振り返ると、春節期間の2月よりも4月の方が全体的に多かったのです!!
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日本政府観光局(JNTO)—統計データ(訪日外国人・出国日本人)
(http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/visitor_trends/)よりグラフ引用

 

なんということだ…今年もお花見爆買いがやってくる、かも?
春節が終わってお花見シーズンは油断していた〜!というお話もたくさんお伺いしました…。
今年はしっかり、お花見シーズンもインバウンド対策しましょう〜!

せっかくのお花見シーズン…。
お花見にぴったりの華やかな人気商品をプッシュ!しましょう!!!!
杏仁のイチオシはこちらです(((/^ω^)/

 

みなさま、こんにちは。十文字誠です。
クロスMD陳列テクニック、今回の記事では前々回に続きインバウンド需要に目を向けてみましょう。

訪日中国人の消費金額推移グラフ

日本国内では大発会から戦後初となる6日連続での株価続落…世界に目を向けると中国発の世界同時株安…など、あまり景気の良い話しが聞こえてこない2016年。いよいよインバウンド需要も終わりの時か?!と不安になる一方で、日本政府観光局が発表した2015年の訪日外国人旅行客数は景気の良い発表内容となりました。前年と比べて47%増の1,974万人となり過去最高を更新し、2015年累計の訪日客の旅行消費総額は3兆4,771億円で前年比71%増。その中でも中国からの訪日客が大幅に増えております。
日本ではお正月休みが終わり、5月のGWまで大型連休はしばらくお預けですが、中国のお正月はこれからが本番!2月の春節(旧正月)には多くの訪日客が訪れることが予想されます。
昨年の2015年2月には約36万人の中国人が訪れ、832億円の消費額にのぼりました。ちなみに2015年10月の国慶節の連休には40万人の中国人が訪れ、1,000億円もの消費をしたとのことです。
中国景気の見通しが少々悪いとはいえ、先の数字からも分かるように今年の春節にも多くの中国人が訪れ、多額の消費が見込まれますのでこの大きなチャンスを見逃す手はありません!今すぐ中国人向けに店舗の売場を確保しましょう!

 

続・売りたい商品ではなく、売れる商品を並べよ!

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以前の記事で“日本に行ったら絶対に買うべき神薬12選”というものをご紹介しました。また、中国人の多くが何を買うべきかインターネットで調べてから日本へ来ており、メディア統制が行われている中国本土では個人レベルの口コミが多くのヒット商品を生み出していることもお伝えしたかと思います。
これからもわかるように、こちらが売りたい商品をただ並べても、それが良い商品だとしても売れるとは限らないのです。冷静になって考えてみれば外国語で書かれた商品(POPも含む)を見ても何がなんだかよくわかりませんよね? これは我々日本人だけでなく、外国人旅行客でも同じことが言えると思います。であれば、やはり売れる商品を並べるに越したことはありませんよね。

 

中国爆買い2015! 最新【神薬】人気ランキング!

今回は中国人によって選ばれた、最新2015年バージョンの人気商品ランキングをご紹介いたします。中国本土に住む中国人1,672名を対象に行った投票形式のランキングになります。

それではさっそく第1位から見ていきましょう。

インバウンド対策
2016.01.13.水

2016年インバウンドカレンダー♪

こんにちは白パンダです。
そろそろお正月気分抜けてきたことと思いますが〜改めまして、皆様あけましておめでとうございます。
HappyNewYear! 新年快乐! 새해 복 많이 받으세요! สวัสดีปี ใหม่!
本年もよろしくお願いいたします。

さて昨年は「爆買い」が流行語大賞をとり、年始も2万円以上する福袋が爆買いされるなど話題に事欠かない年でした。

12日国土交通省の会見では昨年の訪日客の消費額についての見通しを「3兆円なかば」くらいと発表!
も〜う額が大きすぎてよくわかりませんが、過去最高だった2014年が2兆278億円なので、大幅に増えています。

訪日客数などの公表は来週半ばとのこと。

2016年インバウンドカレンダー

2016年インバウンドカレンダー

 

さて、今回は年のはじめということで、今後、押し寄せるであろう各国の祝日休日を見てみたいと思います。

インバウンド対策
2015.03.16.月

白熱するインバウンド市場

熱烈歓迎!春節祭!!
初めまして「おもてなしJAPAN」を担当する高橋龍です。
第1回目はインバウンド市場における、記憶に新しい「春節」のお話です。
年々増え続ける中華圏の訪日客の動向や、「爆買い」で人気の商品などお話していきます。

春節とは

ご存知の方は多いと思いますが春節は、中華圏で旧暦の正月であり、最も大切な伝統的祝日です。
日本では旧正月とも言われていますね。日本でも各自治体で「春節祭」のイベントを行っておりますので、馴染み深いかと思います。

2003年から国土交通省が中心に活動している訪日プロモーション事業「ビジット・ジャパン」の影響もあり、日本を訪れる訪日客は年々増加しています。
特に中華圏の訪日客人数をみてみると、2014年の台湾人訪日客は前年比28%増の283万人、中国人訪日客は前年比83%増の241万人、香港人訪日客は前年比24%増の93万人と、中華圏から合計617万人の観光客が日本を訪れました。
2015年の全訪日客数は13,41万人で約46%が中華圏の訪日客となります。
(観光庁調べ)

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中国は上海にある日本国総領事館の発表では、年始に約7,000人の中国人がビザ取得に総領事館に詰めかけたとのこと。昨年の4,800人比べ約45%増であることからして、年々増加する勢いが見て取れます。
特に今年は2015年2月18日から24日の「春節」連休に、中国や台湾などから普段の約2倍の観光客45万人が日本を訪れ、「春節爆買い」現象が各店舗で起こりました。

中華圏の訪日客に1番人気があるのは、「医薬品」です。
日本の医薬品は、「安全」、「安心」、「値段が安価」、「かさばらない」と、大量に購入して持ち帰ることが可能な商品のため、最も人気があります。
ドラッグストアで、訪日客が医薬品を大量購入しているのをよく目にしますね。
また意外と思うかもしれませんが、「ステンレスマグボトル」も人気のある商品です。
日本人からすると驚くかもしれませんが、1人必ず1個はマグボトルを所有しています。
なぜなら、中華圏では漢方を飲む習慣があり、漢方を飲む際に使う白湯をマグボトルに入れて持ち歩きます。冷たい水は体に悪いと言われているため、お湯が冷めないようにマグボトルを使用します。

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そもそも中華圏の訪日客は他の国や地域の訪日客に比べ、旅行消費額が多く、
中国、台湾、香港で、全体の旅行消費額の60%を占めていて非常に購買意欲が高い訪日客です。
今年2015年の「春節」連休での消費額は約1,140億円と言われており、
各流通やメーカーも中華圏の訪日客に向けて、注力しています。

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私もあるメーカー様より相談を受け、訪日客向けの売場を手がけさせて頂きました。
春節に訪日される中華圏のお客様向けに、医薬品を集めた「春節祭売場」です。
「春節」を一目でイメージできるように、赤、黄色、金をメインにデザインしました。
「春節際」の期間はどこもかしこも「春節祭」一色になるので、売場で目立たない、特別感がない、訪日客が喜ばないと、思うかもしれませんが、中華圏の人にとって、「春節祭」は特別なイベントなので、「春節」を前面に押し出した方が正解です。
逆に普段は、中国の雰囲気を出さずに日本の雰囲気を出した方が、日本に来た特別感が出ますので訪日客は喜びます。
皆様も機会があれば売場で実践してみてください。

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次回「爆買い」のタイミングは、中国の3大連休の1つ「国慶節」です。
「国慶節」は「春節」同様に大型連休で、10月1日から7日までの1週間が休日となります。
ですが年々増える訪日客数を考えると、「春節」や「国慶節」などの大型連休だけでなく、4月4日から4月6日の「清明節」にも多くの訪日客が見込めます。
そのため、通年のインバウンド対策が必要となってきますので、また改めてお話したく思っております。