2020.12.25.金

ドラッグストアにおける食品のついで買いを狙え!


 みなさま、こんにちは。十文字誠です。今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐるヒントや売り場作りの情報をお送りいたします。

 2020年もあっという間に年の瀬。今年はコロナ一色の1年と言っても過言ではない年となりました。コロナ禍において、マスクや衛生商品など突発的な需要が高まりドラッグストアの開店前から大行列を作って多くのお客さんが並んでいる…なんて遠い昔のニュースのように感じますがそれも今年の春のお話し。そういった異常自体は落ち着きを見せましたがドラッグストア業界の売上は好調を維持し続けているニュースをよく見かけます。その一端として「食品」が影響しているようです。中には食品を扱わない店舗もあるかとは思いますが、今回は食品にフォーカスしてクロスMDを考えてみたいと思います。

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 皆様はコーンフレークを食べたことはありますでしょうか。「シニア対策のススメ」では、このままミルクボーイのネタに乗せて話がすすむのでしょうが私の記事では脱線せずにこのまま行きます。とあるスーパーではコーンフレークをお菓子コーナーの一部に売り場を確保していました。一方、別の店舗では食パンの横に並べてコーンフレークを売っています。さて、どちらの店舗のコーンフレークの方がより売り上げを伸ばすか…皆様はおわかりになりますでしょうか。これは実際にあった話で、後者、食パンの横に並べたコーンフレークの方が、売り上げがよかったという結果が出ています。

 どういうことでしょうか。

 人の心理とは面白いもので、周辺情報にかなり影響を受けます。前者はお菓子コーナーに近いことで『コーンフレーク=お菓子』という認識を持たれてしまい、子供のものという判断を下されてしまいます。後者は食パンと一緒に陳列することで『コーンフレーク=朝食』という認識になるようです。子供のおやつとしては買わないけれど、家族で食べる朝食の選択肢としてコーンフレークは買ってもOKということになります。

 このお話では商品の置かれる状況によって売り上げに大きな影響が出ることが分かります。

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 コーンフレークの例に倣って考えてみると、清涼飲料水と一緒に並べるinゼリーなどのゼリー飲料よりも、風邪薬やサプリメントと一緒に並べるゼリー飲料の方が売上は良くなりそうです。同様に、プロテインやカロリーメイトなどの栄養調整食品もお菓子コーナーやレジ前に置くよりサプリメントコーナーに置くことで売り上げアップが狙えるかもしれません。他にはガムやタブレット、こちらもレジ前にまとめるよりも口臭ケア商品と一緒に並べてみるのはいかがでしょうか。このような工夫が売り上げを左右するかもしれません。

 さて、いかがでしたでしょうか。ドラッグストアにおける食品のついで買いについて考えてみました。今回はごく少数の例だけでしたが、次回以降はもう少し幅を広げてドラッグストアの食品について考えてみます。
 
 2021年が皆様にとりまして幸多き年となりますよう心よりお祈り申し上げます。それでは、また。

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