インバウンド対策
2015.12.16.水

インバウンド市場 第4回

こんにちは高橋龍(ガオチャオロン)です。
国慶節(10月1日~7日)はいかがでしたでしょうか。
日本政府観光局(JNTO)の発表にもあるように、皆様の店舗も訪日客で賑わったことと思います。

2015 年 10 月の訪日外客数は、前年同月比 43.8%増の 182 万 9 千人で、これまで 10 月として過去最高だった 2014 年(127 万 2 千人)を 55 万 7 千人上回る。
今年 7 月の191万8千人に続き、単月としては過去 2 番目の数字となった。

参考URL – http://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/20151118_2.pdf
日本政府観光局(JNTO)

当初の見込みでは、2015年の訪日数は1,500万人でしたが、10月の段階で早くも1,500万人を超えています。
2015年は毎月100万人を切ったことはないので、年内に1,800万人を突破する見込みです。

 

 

訪日客は訪日前に購入商品を決めている

 

さて、今回は訪日中国人向けガイドブック「日本の窓」のお話です。

「日本の窓」は、FIT(個人旅行)客をターゲットにした本で、日本各地の観光スポットを紹介する旅行ガイドブックです。
主に上海、北京など主要都市を中心に中国本土で配布しています。

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その「日本の窓」で日本製品を紹介する特集ページを監修しています。
今回は日本の窓になぜ特集ページを掲載するのかをご紹介いたします。

なぜ旅行雑誌で商品を紹介するかといいますと、訪日客は訪日前に、

・日本のどこに行くか。
・日本で何を購入するか。

を事前に決めているのです。
海外旅行に行かれた方はわかるかと思いますが、短い滞在時間で満喫するには訪日前の準備が大切です。
特に、爆買いする訪日中国人にとって、事前の購入リストアップは欠かせません。

株式会社プラネットの調査では、9割の訪日中国人がリストを用意していると発表されています。

「訪日中国人客の買物意識と行動に関する調査レポート」速報版を発表 – 株式会社プラネット
http://www.planet-van.co.jp/news/126_2015_0814.html

そこで、訪日前の訪日中国人に商品を知ってもらうため、ガイドブック「日本の窓」で日本の商品を紹介することになりました。

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※画像クリックで拡大(pdf – 5MB)

 

また、特集ページで紹介した商品は、店頭で見つけやすいようにPOPも作成しています。
てんとうむしwebからもダウンロードできるようになっていますので、皆様の店舗で掲載商品がありましたら、ぜひPOPをご活用くださいませ。

みなさま、こんにちは。十文字誠です。

今回の記事ではこれまでとは少々趣向を変えてインバウンド需要に目を向けてみましょう。
先日、日本経済新聞に「年間訪日客はや最高、9月10日時点1342万人 1900万人届く勢い」という記事が掲載されました。過去最高だった昨年の外国人観光客数のペースを上回り、9月10日時点で記録を更新。
また、2020年までに到達予定だった年間2000万人という目標もかなり現実味を帯びてきました。中でも中国人の訪日客数が334万7000人と全体の約25%で国・地域別ではトップ。2位の韓国人(255万4100人)を大きく引き離して、多くの中国人が日本へ観光に訪れています。