みなさま、こんにちは。十文字誠です。
今回もお客様の“ついで買い心”をくすぐるヒントや売り場作りの情報をお送りいたします。

9月になり、ピークは過ぎたとはいえ、まだまだ暑い季節が続きますね。
そんな暑い中、流行りのポケモンGOのために街中へ繰り出し足を酷使された方も多いのではないでしょうか。
実は私も流行りものにはめっぽう弱く、普段あまり歩かないからかポケモンGOによって足を痛めた一人です。流行りのポケモンGOに乗らなくても足のトラブルに悩む方は結構多いのが現実。
今回は足元ケアと称して、足のトラブル解消商品でクロスMDを考えてみたいと思います。

 

足に潜む最強の敵、水虫。

足のトラブルといえば何といっても水虫でしょうか。
男性に多いと思われがちな水虫ですが、実際には男女比は5対5。男女関係なくかかる病気なんです。

カビの一種の白癬菌(ハクセンキン)が皮膚の角質層に寄生して起こるのが水虫で、靴や靴下を履いて足が蒸れ高温多湿になり繁殖します。生命力がとても強く、はがれた角質の中でも生き残るほど。それを他の人が素足で踏んでしまい放置しておくと…水虫がうつってしまいます。
高温多湿になる梅雨頃から活動が活発になり増殖します。初期ならまだ治りやすいですが、そのまま放置しておくと爪やかかとにまで水虫が広がり治りにくくなります。高温多湿と聞くとどうしても夏場を思い浮かべるかもしれませんが、靴の中、靴下の中は寒い時期でも乾燥しているとは限りません。
特に女性はブーツ、しかも、ムートン生地やロングブーツなど、男性と比べると足元は菌が喜ぶ環境かもしれません。
冬場も菌は死なず年を越して次の夏にまた菌が大暴れ…なんて事がおおいにある訳です。

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・水虫対策

先にも書きましたが、女性にも隠れ水虫患者が多いのが現実。
ただ、女性が「水虫コーナー」で薬を買うのは恥ずかしいものですよね。
ここはひとつ「フットケアコーナー」として水虫薬を陳列してあげれば女性客の購買促進に繋がるかもしれません。水虫薬には色々な剤型が揃っています。

クリームタイプでしたら大正製薬「ダマリン」、ノバルティスファーマ「ラミシール」、第一三共ヘルスケア「ピロエース」などがあります。
液状タイプでは久光製薬「ブテナロック」、ラクール薬品「メディータム」、中外医薬「テルバイン」。スプレータイプはロート製薬「メンソレータム」、小林製薬「タムチンキ」と各社多様な商品が揃っています。

お客様の症状に合わせて選びやすい売り場作りを心がけましょう。

 

・その他いろいろ、足の悩み