徐々に更新頻度が上がる消費者庁ウェブサイトの届出情報。そしてついに、店頭にも商品が並び始めた。正直なところ、機能性表示食品についてかなりの熱を持って執筆してきた筆者からすると、肩透かしを食らったような状況である。独自調査の結果、店頭で販売が確認できた商品は「ロートV5粒」「ディアナチュラ」「えんきん」「食事の生茶」「ヘルスエイド」。

しかしどの商品も、あたかも元々そこに存在していたがごとく、ひっそりと「普通に」定番に並んでいるのである。ただのサプリじゃないのに、トクホで言えないことも言えるのに、むしろあえてアピールしないようにしているとも見えるほど、全く訴求されていない。アベノミクスの成長戦略のひとつと言われ、セルフメディケーションの推進役でもあり、数年がかりで業界が注目していた機能性表示食品だったが、店頭においては静かな登場となった。

機能性表示食品とは