こんにちは。女性購買行動研究所の武田です。
月一で配信しているこちらのコーナーは、ドラッグストアの購入の7割を占めるといわれる女性の購買行動に注目し、売り場作りや接客に役立つ情報を発信する、ちょっと賢いお役立ちコンテンツです!
是非お勤めの店舗の売り場作りにお役立てください!!

今回は時間帯別ドラッグストア来店のデータに基づいた、客層、時間帯別メッセージについてお話ししたいと思います。

<はっきり分かれた来店時間!>

まずはこちらのデータをごらんください。
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出典http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2017/170328/

ごらんのように、世代、年代によってドラッグストアに来店する時間帯には大きく偏りがみられます。
60-70代は午前中を中心に来店されていることが多いです。
これは活動時間によるものと仮定されますね。散歩のついでなどにお買い物されているのでしょうか。
また40-50代は強い偏りは見られないものの、一通りの家事が終わった午後に来店される傾向があるようです。
20-30代は日中は働いており、夜間仕事終わりの来店が増える傾向が見られました。

これはつまり、「ドラッグストアへ行く時間は年代によって違う」ということが言えます。

<ターゲットの来店時間に合わせたメッセージで心をつかむ!>

「ドラッグストアへ行く時間は年代によって違う」という仮説から、時間帯別メッセージについて考えてみました。
例えば、60-70代のシニア層に向けたメッセージは日中のシーンをイメージさせることが効果的と考えます。

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<ヒザ腰対策サプリなどの場合…>

日中をイメージさせるメッセージ:元気な足腰で今日はちょっと遠回り!

次に20-30代の働く世代は夜間の来店が中心です。夜間に合わせたメッセージが効果的です。

<女性向け滋養強壮ドリンクなどの場合>

夜間をイメージさせるメッセージ:今日も1日お疲れ様です!贅沢エナジーで明朝もスッキリ!


といった感じです。
ブランドを訴求する販促物などは時間帯を特定すると購入に偏りが出てしまうこともあるので、メーカー支給のPOPなどではあまり使われない手法です。
お店の方の手書きPOPでターゲット、時間帯を意識したメッセージを伝えると、よりお客様に密着し、心情がリンクする販促物が作れますね。

みなさんも、お勤めの店舗で、ぜひ一度おためしください!